ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧神岡町神宮寺を往くー2(その6、終)

2017年10月16日 | 旧神岡町を往く

●歩いた日:2017927日(水)

●歩いた所:福島、駅向、上栗谷田、大浦、大浦前、大坪、大坪街道、内大坪、下川原、荒屋、宮田

●歩いたログ(足跡)(道のり:8.5km

(以上の地図:国土地理院)

 次にやや拡大したS51年の写真を掲げる。

 一里塚跡の標柱があった古い道がはっきり写っている。南側にカーブしていた道を付け替えたことがよく判る。

 右上に「大浦」の集落がある。改めてよく見ると、右から集落に向かってきた道が、集落の手前でY字に分かれており、その先に集落の中を道が伸びているように見える。このことを念頭に、S23年の写真を見ていただきたい。

 この写真を見ると、「大浦」の集落の中を明らかに二本の道が通っている。現在は南側の道が整備され、北側の道は廃止されたために、この沿線にあった家々は、道からかなり奥まった位置になったことが伺える。

 なお、「羽州街道」が、一里塚跡がある辺りで南側に凹んでいる。写真でこの街道をたどって見ると、両側に点々と杉と思われる木立が並んでいるのが面白い。昔の名残だろうか。

 また、この道筋は段丘上の縁になっており、「地名への・・」によると、かつての「羽州街道」は「ナダラ街道」と称し、「雄物川」の浸食が激しくて「崩れ街道」の別名もあったという。この辺が崩れやすい場所の一つであったと想像されるような写真である。

(終わり)

●ブログに掲載したログの累計(累計の道のり:226.8km)

  次回からは「仙北平野」をいったん中断し、先日登って来た、「仙北市」の「乳頭温泉郷」の奥にある「大白森」の記事と、「稲作日記(稲刈り)」の記事を交互?に掲載する予定です。


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