5月28、29日に田植えを終えました。その後気温の低い日が多く、例年より稲の成長が遅いように思いますが、田んぼはかなり緑が濃くなってきました。
田植え後、田んぼの四隅の補植、除草剤の散布(2回)をして作業を一段落し、田植機の洗浄(2日使って来年まで眠りに入ります。)、育苗箱の洗浄を行いました。いくつかの写真を掲げます。
除草剤の散布です。
大きな区画の田んぼの人は、田植機に除草剤を積んで田植えと同時に散布したり、田植え後に動力散布機で散布します。私は20aの区画なので、拡散性のよい除草剤を選んで、釣り用の柄杓で畦畔から手撒きしました。田んぼの中に入って撒いて歩いたこともありましたが、これでも効果に差がないことがわかりましたので、以後もっぱらこの方法にしております。
撒いた除草剤です。
顆粒状の除草剤は水に浮き、撒いた途端にどんどん融けていきます。融ける時くるくる回ったりするので、その動きに惹きつけられるのか「アメンボ」がじゃれているのをみかけます。
まだ弱々しい苗が水に没しそうになっています。除草剤を撒いて数日の間に土が露出するとその部分は除草剤が効かなくなり、かといって散布後に水を入れると取水口付近の除草剤が流されてしまうので、水をいっぱい入れた状態で撒かなければなりません。
田植え直後に撒いた除草剤は「初期剤」で、それから1週間ほどして「一発剤」を同じ方法で撒きました。
「一発剤」なので、米作りを始めた最初のころは文字通りこれ一発しか散布しませんでしたが、散布のタイミングが悪いせいか雑草がかなり発生したので、その後「初期剤」と「一発剤」を組み合わせております。
6月の末には「ヒエ(稗)」の発生を抑えるためもう一度散布します。除草剤は結構高価ですが仕方ありません。田んぼに入って「ヒエ」取りをしたこともありましたが、7・8月の暑い時期で、抜くのも大変です。背に腹は代えられず除草剤に頼ることにしました。
育苗箱の洗浄の様子です。
中にブラシが付いている道具?に水を満たし、そこに箱を入れて上下に動かすときれいになる仕掛けになっています。ただ、短辺の外側(写真の上の部分)は泥が取れにくいのでたわしでこすりながら洗いました。
箱を差し込んで5回上下し、ひっくり返してまた5回上下に動かしました。一箱で10回、190箱で1,900回上下しましたので、腕と腰の運動になりましたが疲れました。
代掻き前にも「クロ」(畦畔)の草はざっと刈りましたが、その後、たくましく成長してかなり伸びてきました。これから7月下旬まで草との闘いが続きます。
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