植え始めました。
毎年、植え始める時は田植機がきちんと植えてくれるだろうかと少し緊張します。もっとも1ha程度では上手く植えられるようになったと思ったら終わりになっていますが。
「田起し」や「代掻き」と同じく最後に外回りをする分を残して植え始めます。そのため長辺(縦)の「クロ(畦畔)」の際(キワ)は、隣に植える位置の印を付けながらの空走りになります。
写真を見て気付きましたが、手前の方に車輪の跡が残っております。これは、ここが少し高くなっているので水が早く引いて土が硬くなったせいです。「クロ」際は依然として水がたまっております。
向こうから植えて来てターンしたところです。
植えた苗の並び、付けた印でほぼ真っすぐに植えてきたことがわかります。
付けた印の線を真ん中にしてまたこちらから植えて行きますが、真っすぐに植えるコツは、「田起し」の時に書いたように、この印を辿るよりも印の向こうにある目標物を定めそれを目指すことです。が、目指す目標が一発で当たることは少なく、途中で修正することになって真っすぐ植えることはなかなか難しいです。
後はこの繰り返しです。
縦(長辺)の往復が終わって、外周を植えているところです。
横(短辺)のクロ(畦畔)際を2条だけ(見にくいですが)植えてきました。
田植機がターンする横のクロ際は、ぎりぎりまで植えても8条分の幅が残ってしまいます。8条植えの機械だと1回で済むのですが、6条植えではまず2条植え、次に6条を植えなければなりません。少し隙間がでることを気にしなければ横を6条だけ植えて済ましてもいいかもしれませんが、後で田んぼを眺めて隙があると、気になって手植えで補植する羽目になります。
という訳で、横に2度植える必要がありますので、外周を2度回ることになり、従って縦はもう一回空走りをすることになります。効率が悪いですが仕方がありません。
私の田植機はだいぶ足が遅いですが、20aを1時間45分程度で植え終わりました。
田植えが終わって水を入れ始めたところです。ちょうど「秋田新幹線」の「スーパーこまち」が通りかかりました。
写真ではわかりにくいですが、私は田んぼの隅は敢えて植えておりません。秋の刈取りの時にコンバインがターンするスペースにするためです。ほとんどの人は全部植えて、秋にはその部分を手刈りしておりますが、これでその手間を省くことができます。
もっとも、見栄えよく長四角い空きを作るためには、手植えで補植する必要がありますが、隅を隙間なく機械で植えることはなかなか困難ですので、隅を補植する人は多いと思います。
田植えは2日かけたので、かなりゆっくりしたペースで作業をすることができました。
この後、雑草の芽がでる前に(すでに芽が出ているところも見受けられました)除草剤を撒かないと、その効きが悪くなりますので、隅の補植を急ぎ(撒いた直後は田んぼに入るとことができません)、田植えを終えた翌々日には、除草剤を散布して作業を一段落しました。
この後は、クロ(畦畔)や農道などの草がだいぶ伸びてきましたのでその草刈と、2度目の除草剤の散布をしなければなりません。
(終わり)
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