ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★稲作日記(稲刈り)(その3、終)

2017年11月01日 | 稲作日記

 刈取り中に写したコンバインの計器類です。

 右端の黒い蛇腹の上に、先端にゴルフボール位の球を付けて握りやすくしたレバーがあります。これ一つで、前面の刈取り部の上下と左右の方向転換ができます。

 左端に小さなエンジンのアクセルレバーがあり、その右が回転数を表す計器です。赤い部分に黄色の指針があり、適正な回転数であることを示しております。

 中央下に緑のランプが点灯しております。古いコンバインですが、刈取り方向を自動的に調整する機能があり、それをオン状態にしたところです。そのおかげで走りながらカメラを向けることができました。

 残りがだいぶ少なくなりました。

 こうなると横には刈らずに縦にだけ刈ります。

 最後に2条残りました。

 ここまで来ると、いつも刈り取るのが惜しいような気がしてくるのはなぜでしょうか。

 最後の2条を刈り取りました。

 この田んぼが最後でしたので、これで今年の稲刈りが終了です。

 コンバインは今年も何とか持ちこたえてくれました。

 稲刈りは終わりましたが、コンバインの清掃は結構大変です。足回りには泥が付着し、全体が埃と藁くずまみれになっております。これらを全部取り除き、必要な部分に注油すると、来年秋までの眠りにつくことになります。わずか3日間の稼働です。

 また、田んぼは秋起こしをして藁をすき込む必要があります。柔らかいところはクローラーでだいぶ掘り起こされてしまいましたので、均す必要があるかもしれません。

 皮肉なことに、稲刈りが終わったらしばらく晴天が続きました。晴れているうちに何とか秋起こしをしたいと思っているのですが。

 稲刈りが終了して、最後の籾運搬には私も軽トラに同乗し、乾燥調製を依頼している同級生のところにお礼方々行ってきました。先に刈った籾から、飯米や贈答用にする米がすでに出来上がっていたので、帰りにフォークリフトで積み込んでもらい、引き取ってきました。これを手伝いの叔父さんと二人で降ろしました。その米の一部です。

 手前の無地の袋は昨年の米です。さっそく新米一袋を精米して10kgの袋に移し、贈答の準備をしました。

 30kgの紙袋を持つのはなかなか大変です。その影響でしょうか、米をおろした後、調子のよくなかった腰が一層具合悪くなってなかなか回復しません。10歳年上の叔父さんの方が元気です。

(終わり)


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