前回の稲作日記では、穂が出揃った8月12日の田んぼの写真を掲げました。その穂が次第に傾き、9月に入ってから黄色に色づき始めました。まずはその様子をご覧いただきます。
8月24日の田んぼです。
出揃った穂が傾き始めています。穂に付いている一つ一つの籾(モミ)が次第に充実し重さを増している証です。
9月6日の田んぼです。
穂が傾いて稲を植えた列の間の空間(条間)が埋まってしまいました。穂が黄色く色づき始めております。
一番手前の稲だけはまだ穂が直立している状態です。水を入れた田んぼは太陽光によって温度が上がりぬるま湯のような状態になります。これによって、気温が低いこともある6月でも稲は旺盛に成長します。しかし、水の取入れ口(水口)付近は水温がなかなか上がらず、どうしても生育が遅れがち(軽い冷害)になります。そのため、穂が出るのも遅くなり、このような状況になります。でも、余程の生育の遅れがない限り刈取りには間に合います。
写真をよく見ると「ヒエ(稗)」が何本か写っていますが、この程度しか生えなかったと胸を撫で下ろしているところです。
さて、田んぼ周りの草刈りは、前回の記事に書いたように、9月上旬(刈取りの2週間前)までできませんが、そろそろ大丈夫と思い9月6日から再開しました。7月下旬から一カ月余り放っておいた農道とクロ(畦畔)です。
水路際の農道とクロの草はほとんど伸びていません。これは、今年初めて除草剤を散布した効果です。農道の左半分は草ぼうぼう状態です。
除草剤のおかげで今年の9月の草刈りはだいぶ楽をしました。
草刈りをした後です。
伸び放題だったところの刈り倒された草の量はかなりのものです。
ただ、クロの田んぼ側の法面は、稲や田んぼの中の水に除草剤がかかるのが心配で散布できなかったので、刈りにくい斜めの法面は例年通り草刈りせざるを得ませんでした。でも、何度も斜めのところを刈っていますので、かなり草刈機の操作は上手になりました。
田んぼの水も9月6日頃から落としました。9月下旬に稲刈りをしますので、それまでにコンバインが入っても支障がないように、田んぼの表面を十分硬くしなければなりません。晴れの日が続いてくれればいいのですが。
(終わり)
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