「銀河鉄道の夜~月の癒し」に訪問していただきましてありがとうございます。
現実の世界に疲れ果てた皆さまを癒すため、今宵、銀河鉄道「ひかり号」車掌の私が「夢とロマンの時空」にご招待いたします★
本日は、吉祥寺女性刺殺事件犯人の日本人の少年(当時18歳)に無期懲役刑が求刑されたという報道がありましたので急遽、皆さまを現実の世界にご案内することになりました。
(最近、私のマネージャーがこの手の記事の掲載をサボっているので……)
この事件について、忘れた方・知らなかった方のために拙著「闇サイト殺人事件の遺言」から一部を引用し掲載しますね!
「誰でもよかった。脅して金を取ると騒がれるので、刺した方がいいと思った。中途半端に刺すと騒がれるので、強く刺した」
【これは人間の言葉ではない。悪魔の言葉だ。そしてこれが現代の少年犯罪である。
2013年2月28日深夜未明、東京・吉祥寺で希望に満ちた22歳の女性の人生が突然、理不尽にも断ち切られてしまった。
犯人は17歳と18歳の少年たちだという。犯行の動機については、遊興費欲しさだったと供述した。
なぜ、このような悲劇が何度も繰り返されてしまうのだろうか。
『女子高生コンクリート詰め殺人事件』『光市母子殺人事件』など過去に類例のない残虐な少年犯罪の報道を知った私は当時、矯正職に携わる者としてある一抹の不安が浮かんだ。
犯人の少年たちに対し、『終末的犯罪者』の出現という概念が生じてしまったのだ。『終末』とは、聖書でいう『人類終末』のことである――中略
終末的犯罪者たちを出現させた根本的な原因は、現代の歪んだ社会構造に起因した教育崩壊にあるのではないか、このことが事実ならば今後も想定外の凶悪犯罪が頻出するのではないかと懸念していた。
そして、そのことが現実のものとなってしまった。
2013年2月28日午前1時50分ころ、ルーマニア国籍の無職少年(17歳)は、知人の少年(18歳)と共謀して武蔵野市吉祥寺本町二丁目の路上で、近くに住むアルバイト山田亜理沙さん(22歳)の背中を刃物で数回刺して殺害し、トートバッグや財布などを奪った容疑で警視庁に逮捕された。
山田さんは背中と腕の計3カ所を刺され、路上に血を流してうつ伏せの状態で倒れており、その後、病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。死因は失血死とみられる――以下、省略】
と、いう酷い凶悪殺人事件でした。
しかも、ルーマニア国籍の少年は事件当日に逮捕された時、山田さんとは別人の財布を持っていたため警察が事情を訊いたところ、「事件のあと、一緒にいた少年と吉祥寺のファストフード店に入り、客の財布を盗んだ」と供述していたのです。
東京家裁は昨年の4月17日、強盗殺人などの非行内容で送致されたルーマニア国籍の少年(17歳)と日本人の少年(18歳)を検察官送致(逆送)とする決定を出しました。
東京地検立川支部は同月26日、ルーマニア国籍の少年(17歳)と日本人の少年(18歳)を強盗殺人などの罪で東京地裁立川支部に起訴しました。
2人は裁判員裁判で裁かれることになったのです。
そして今日(2月3日)、ルーマニア国籍の少年とともに強盗殺人などの罪に問われた日本人の少年の公判が、東京地裁立川支部で開かれました。
検察側は「遊ぶ金欲しさの通り魔的犯行で、残虐だ」として無期懲役を求刑しました。
(これだけ酷い殺人事件を犯しても、被害者が一人であれば絶対、死刑にならない世の中となってしまったのです。
現在の司法制度は加害者の人権擁護に偏重していますので、今後も同様な凶悪事件が続発すると危惧した私は、本の刊行により刑法厳罰化を訴えています)
この少年の判決は、今月の7日だそうです。
少年は「殺すつもりはなかった」と殺意を否認していました。
検察側は論告で、少年がルーマニア国籍の少年とともに刃体12・8センチの刃物で2度も刺し、救助せずに逃げた点から、「死ぬ危険性があると分かっていたのは明らか」と指摘したのです。
一方弁護側は「少年は結果への想像力が欠け、他人に同調しやすい性格がある。積極的に刺したわけではない」とし、更生のために家庭裁判所で審理されるべきだと主張しました。
公判では女性の家族が被害者参加人として出廷しました。
代理人を通じ、「本来は死刑求刑したい。過去の判例を鑑み、必ず無期懲役にしてほしい」と、述べたそうです。
私が少年犯罪で一番恐ろしいと思うのは、「凶悪事件を犯した少年の人権を尊重し、更正させることが大事だ」と、人間愛溢れる理想論を述べながら、非行少年たちを過保護なまでに擁護している人たちの存在です。
彼らの理想論がいかに少年犯罪を助長させているのか、現職の刑務官として勤務していた頃、私は何度も見聞してきました。
少年法により著しく減刑された触法未成年者が、再び凶悪事件を起こして刑務所に入所してくる現実に何度も直面してきたのです。
そして、彼ら理想論主義者の中に紛れ込んでいる、犯罪者の減刑と売名行為・利益だけを目的とした「凶悪犯罪が起きてナンボ」の「悪徳人権弁護士」の存在について、次回で皆さまにご紹介しますね!
それでは皆さま、またの訪問をお待ちしています★
現実の世界に疲れ果てた皆さまを癒すため、今宵、銀河鉄道「ひかり号」車掌の私が「夢とロマンの時空」にご招待いたします★
本日は、吉祥寺女性刺殺事件犯人の日本人の少年(当時18歳)に無期懲役刑が求刑されたという報道がありましたので急遽、皆さまを現実の世界にご案内することになりました。
(最近、私のマネージャーがこの手の記事の掲載をサボっているので……)
この事件について、忘れた方・知らなかった方のために拙著「闇サイト殺人事件の遺言」から一部を引用し掲載しますね!
「誰でもよかった。脅して金を取ると騒がれるので、刺した方がいいと思った。中途半端に刺すと騒がれるので、強く刺した」
【これは人間の言葉ではない。悪魔の言葉だ。そしてこれが現代の少年犯罪である。
2013年2月28日深夜未明、東京・吉祥寺で希望に満ちた22歳の女性の人生が突然、理不尽にも断ち切られてしまった。
犯人は17歳と18歳の少年たちだという。犯行の動機については、遊興費欲しさだったと供述した。
なぜ、このような悲劇が何度も繰り返されてしまうのだろうか。
『女子高生コンクリート詰め殺人事件』『光市母子殺人事件』など過去に類例のない残虐な少年犯罪の報道を知った私は当時、矯正職に携わる者としてある一抹の不安が浮かんだ。
犯人の少年たちに対し、『終末的犯罪者』の出現という概念が生じてしまったのだ。『終末』とは、聖書でいう『人類終末』のことである――中略
終末的犯罪者たちを出現させた根本的な原因は、現代の歪んだ社会構造に起因した教育崩壊にあるのではないか、このことが事実ならば今後も想定外の凶悪犯罪が頻出するのではないかと懸念していた。
そして、そのことが現実のものとなってしまった。
2013年2月28日午前1時50分ころ、ルーマニア国籍の無職少年(17歳)は、知人の少年(18歳)と共謀して武蔵野市吉祥寺本町二丁目の路上で、近くに住むアルバイト山田亜理沙さん(22歳)の背中を刃物で数回刺して殺害し、トートバッグや財布などを奪った容疑で警視庁に逮捕された。
山田さんは背中と腕の計3カ所を刺され、路上に血を流してうつ伏せの状態で倒れており、その後、病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。死因は失血死とみられる――以下、省略】
と、いう酷い凶悪殺人事件でした。
しかも、ルーマニア国籍の少年は事件当日に逮捕された時、山田さんとは別人の財布を持っていたため警察が事情を訊いたところ、「事件のあと、一緒にいた少年と吉祥寺のファストフード店に入り、客の財布を盗んだ」と供述していたのです。
東京家裁は昨年の4月17日、強盗殺人などの非行内容で送致されたルーマニア国籍の少年(17歳)と日本人の少年(18歳)を検察官送致(逆送)とする決定を出しました。
東京地検立川支部は同月26日、ルーマニア国籍の少年(17歳)と日本人の少年(18歳)を強盗殺人などの罪で東京地裁立川支部に起訴しました。
2人は裁判員裁判で裁かれることになったのです。
そして今日(2月3日)、ルーマニア国籍の少年とともに強盗殺人などの罪に問われた日本人の少年の公判が、東京地裁立川支部で開かれました。
検察側は「遊ぶ金欲しさの通り魔的犯行で、残虐だ」として無期懲役を求刑しました。
(これだけ酷い殺人事件を犯しても、被害者が一人であれば絶対、死刑にならない世の中となってしまったのです。
現在の司法制度は加害者の人権擁護に偏重していますので、今後も同様な凶悪事件が続発すると危惧した私は、本の刊行により刑法厳罰化を訴えています)
この少年の判決は、今月の7日だそうです。
少年は「殺すつもりはなかった」と殺意を否認していました。
検察側は論告で、少年がルーマニア国籍の少年とともに刃体12・8センチの刃物で2度も刺し、救助せずに逃げた点から、「死ぬ危険性があると分かっていたのは明らか」と指摘したのです。
一方弁護側は「少年は結果への想像力が欠け、他人に同調しやすい性格がある。積極的に刺したわけではない」とし、更生のために家庭裁判所で審理されるべきだと主張しました。
公判では女性の家族が被害者参加人として出廷しました。
代理人を通じ、「本来は死刑求刑したい。過去の判例を鑑み、必ず無期懲役にしてほしい」と、述べたそうです。
私が少年犯罪で一番恐ろしいと思うのは、「凶悪事件を犯した少年の人権を尊重し、更正させることが大事だ」と、人間愛溢れる理想論を述べながら、非行少年たちを過保護なまでに擁護している人たちの存在です。
彼らの理想論がいかに少年犯罪を助長させているのか、現職の刑務官として勤務していた頃、私は何度も見聞してきました。
少年法により著しく減刑された触法未成年者が、再び凶悪事件を起こして刑務所に入所してくる現実に何度も直面してきたのです。
そして、彼ら理想論主義者の中に紛れ込んでいる、犯罪者の減刑と売名行為・利益だけを目的とした「凶悪犯罪が起きてナンボ」の「悪徳人権弁護士」の存在について、次回で皆さまにご紹介しますね!
それでは皆さま、またの訪問をお待ちしています★
貴重なるコメントありがとうございます。
近年の「犯罪白書」によると、貴殿のご指摘どおり、凶悪犯罪は年々減少の傾向にあります。
理由ですが、刑務所での「矯正教育」の効果や、彼ら受刑者たちの出所後に受け入れてくれる社会環境が改善されたからではないと思います。
たしかに、刑法厳罰化だけでは、凶悪犯罪は抑止できないでしょう。
私が真っ先に思いつく答えですが、凶悪犯罪が年々減少している理由は「日本国の人口減少」と、「累犯受刑者の超高齢化」だと推測します。