ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ 壱

姫路城 白くて眩しい 白鷺城 クルーズ帰り

新緑の映える爽やかな日、「国宝姫路城」に伺います。
お堀に架かる「桜門橋」を渡ります。

 

 

平成5年12月、奈良の法隆寺とともに、日本で初の世界文化遺産となったお城です。


並んでますね~ 入場口から90分待ちの長蛇の列です。
「入城整理券」が必要になります。

整理券は、当日朝から城内で配布していますが、今日は天守閣までは無理なようです。
どうしても登りたい方、確実に入城したいという人は、早めに姫路入りしてゲットしましょ。

 

 

姫路城には、この真っ白な天守や小天守群以外にも見どころがたくさんあります。
天守まではまるで巨大な迷路のような道が続きます、狭い門や別れ道など歩いていても楽しめるお城です。

 

 

シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれる姫路城。

 

 

「白漆喰総塗籠造り」の鮮やかな白の城壁や5層7階の「大天守」と「東、西、乾の小天守」が渡櫓で連結された「連立式天守」です。
目にしている姫路城の大天守は、慶長14(1609)年に建築されたもので、400年以上が経過した現在でも、その美しい姿を残しています。

 

 

熊本城の石垣も立派ですが、こちらの石組みも色合いが優しく趣きがあります。

 

 

天守の正面には姫路駅が見え、その先には瀬戸内海(播磨灘)越しに、遠く四国まで見えることがあるといいます。

 

場所に寄っては、力強い石垣もあります。

 

 

白さのもとは、屋根瓦にほどこした「漆喰」の白さ、瓦の大半を覆い隠します。

 


※姫路城は、明治、昭和と大修理を行ってきました。
50年前の昭和の大修理でも、「白漆喰総塗籠造」が採用され、その修理直後も真っ白な姿でした。
しかしこの白さは、数年で徐々に失われてしまいます、漆喰は黒カビに弱い性質を持っており、浸食が進み色合いが落ちて修復前はこの様な姿に。

 

天守の左に位置している「乾小天守」と「西小天守」は、2002年に修復工事が行われたのですが、屋根には黒さが戻ってきています。

今回は防カビ用の薬剤を混ぜているそうですが、次の大修理は「約50年後」を予定、一度この白さが失われてしまうと、真の白鷺城に会うには長い年月を待つことになります。

 


長いお堀も趣きがあります。

 

 

帰り桜門橋にくると、多くの人が詰めかけています。
待ち時間はなんと2時間半待ちになりました。

 


国宝のお城として有名な兵庫県姫路市にある姫路城。

姫路城では2009年から大規模な修復が行われていましたが、その様子は白鷺城をもじって『白すぎ城』などと呼ぶ人もいます。

完成して1年経つと、幾分「白すぎ」が落ち着いたような気がします。

 

 

消火栓の蓋にもしらさぎが施されています。

 


姫路市内には、景観への配慮から高層ビルが少なく、姫路駅の正面からも威風堂々とした姫路城が良~く見えます。

 

帰りの新幹線口で求めた「御座候(ござそうろう)」。
東日本と違って、西日本側は白小豆あんがあります。呼び方も赤あん、白あん。


全国で呼び名が違うこの和菓子、今川焼き、回転焼き、大判焼きなどと呼ばれていますが、姫路では「御座候の回転焼き」が、いつしか回転焼きが取れ、「御座候」になったんだと!

秋田は「あじまん」、愛媛は「太鼓饅頭」、茨城は「甘太郎焼き」、熊本は「回転饅頭・回転焼き」と呼ばれています。

 


新幹線ホームの駅弁売場に予約しておいた「とりおき弁当」を取りに行きます。
「幕の内弁当」が姫路駅発祥の事を思い出し、売り子さんと姫路の駅弁話しで思い出が膨れます。

 


いずれも「まねき食品会社」の駅弁です。
ひとつめは「花暦」彩り豊かな、ご飯少量の京風弁当。

 

 

ふたつ目は「但馬牛 牛めし弁当」、
しっとりとやわらかく焚き上げた、但馬牛をたっぷりとのせた牛めしです。

 


これが目当てだった「世界文化遺産 姫路城弁当 穴子重」。
あっという間に売れ切れるお弁当です。1階、ホーム売店もすでに売り切れでした。

容器は姫路城をイメージした立体感のある形、複数個買っても積み上げられるように、屋根が凹む様になっています。積み上げた商品を降ろすとまた元に戻ります。
中身は、播州地方をイメージさせる食材「穴子」を炭焼風に焼き、穴子重にし、ご飯は姫路市民のソールフード「まねきのえきそば」のだし汁で炊いた「だし飯」です。蒲焼のタレをお好みでかけていただきます。

 

 

もう見られないかもしれない真っ白な姫路城。
新幹線の車窓から眺めながら東京に帰ります。

家に帰っても姫路城を模した駅弁箱を眺めながら、あの白さを思い出しましょ。

 

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