有楽町で用事を済ませ、お昼はどうしましょうか。
そう、有楽町の「東京国際フォーラム」の1階にある「ラ・メール・プラール」のふわふわオムレツに行くことに。
レストランは混んでるかも知れませんが、カフェは開いてるかも。
東京駅方面を見れば、三菱東京UFJ銀行本店の隣、「パンのヴィロン」が入っている「トキアビル」が見えます。
「ラ・メール・プラール」の本店は、フランスの世界遺産となった観光地サン・マロ湾上に浮かぶ 小島の「モン・サン・ミッシェル」にあります。
本店と同じように、創業者の料理人プラールおばさん(Madame Annette Poulard)が飾られています。
大きくて重いトビラを開けると、正面に隣接している「ミラキュルーズ カフェ」、右側にレストランがあります。
本店は、1888年にモン・サン=ミッシェルにオーベルジュ(宿屋)を開き、700ものレシピがあります。
その中でも有名な看板メニューは、「ふわふわオムレツ」です。
レストランには、本店と変わらぬ大きさの伝統のオムレツがありますが、人通りが見えるフランスオープンカフェ風のフランクな「ミラキュルーズ カフェ」に座ります。
頼むのは、セットになった「プティ オムレツ」(オムレツ、本日の付け合せ、フライドポテト、パン、メリメロサラダ)にシードルを合わせます。
作り方は、全卵だけを銅のボールに入れて、大きな泡立て器でリズミカルに何度も念入りに泡立てます。
たっぷり泡立てたら、銅のフライパンで焼いて出来上がり。
一度は食べてみたかったモンサンのオムレツ、大きさにビックリポンです。
プティでも厚さが5cm、直径は23cmもありましょうか。
今日の付け合せは、「ラタトューユ」ですね、卵液が溢れています。
オムレツにナイフを入れると、その瞬間に中身がどっと流れ出てきました。
卵が固まっているのは表面だけ。
中身は卵液のままです。
しっかりと泡立てられた卵液、当然 食感はありません。
味つけは意外とさっぱりとして、薄めの塩味がします。
バターの風味もそれほど感じません。
色味から見て全卵ではなく、ふんわりとした食感を出すために、卵白が多めのようです。
サラダも美味しく、セットは丁度よい量かと思います。
ちなみに「ミラキュルーズ カフェ」には、常時「プティオムレツセット ¥1620」があります。
「レストラン」では、土日祝日を除く「ランチコースA ¥1782」(11:00~14:30)で憧れのオムレツが食せます。
普段は混んでいるようですが、まるでメレンゲを食しているかのような、忘れられない味わい。
フランスに行かずとも本場のオムレツを食せて満足でした。
世界遺産「モン・サン=ミッシェル」で受け継がれる伝統の味に つかの間の旅気分を味わいました。
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