今年も恒例の「台東区根岸 入谷」に向かいます。
梅雨空が気になりますが、雲間から明かりがさしてきました。
お目当ては、「大輪の日本朝顔」 根岸の一角には、朝顔小屋が120軒建ち並び、向かいにも露天が100軒立ち並んでいます。
小屋裏には、出番を待つ朝顔鉢。
夕方から夜半は言問通りが歩行者天国になり、提灯の明かりに朝顔が照らされます。
「入谷の朝顔市」は、毎年7月6日~8日の3日間開催、今年は空が安定しないので、人の入りは幾分少なめでしようか。
朝10時でこの開花です。
さて、朝顔は何時ころ咲くのでしょうか?
調べてみると、開花時刻は前の日の「日没」に関係しているそうです。
日没のほぼ「10時間後」に開花します。
つまり、7-8月の日没が19時頃の時期は、午前5時頃になりますから「日の出の頃」に咲きます。
9月頃で午前4時頃、10月頃には午前3時頃とまだ未明のうちに開花していることになります。
咲いたあとの朝顔は水分を求めています。
雨の日は昼近くまで咲いてますが、陽が照ると蒸発してしぼんでしまいます。
「えび茶色の花と黄緑色のせみ葉」が特徴の「団十郎」です。
2代目市川團十郎(成田屋)が演目「暫(しばらく)」で用いた「装束の色(海老茶色)」にちなんで付けられたものです。
江戸時代には、「団十郎茶」として一世を風靡したそうです。
「入谷鬼子母神」の境内に入ってみます。境内にも朝顔でいっぱいです。
※「恐れいりやの~ 鬼子母神」の由来は、ここに怖~いお話があるわけではなく、 「恐れいりやの」の「いりや」を地名の「入谷」に掛け、 同地にある「鬼子母神」と言葉を続けたものです。
江戸時代から言い続けてきた、『恐れ入りました』をしゃれていう言葉です。
手ぬぐい好きの私、朝顔まつり限定の「半天折手拭い」を求めました。
手拭いを折りたたむと上部の半天になります。
浴衣の柄も朝顔に映えますね。お願いしてパチリ。
去年は、29番の朝顔小屋で「日本朝顔 四色」を求めましたが、思ったより長い間楽しめました。
「米のとぎ汁」をこまめに上げたせいでしょうか、11月頃まで咲いていました。
この色もいいですね~
1番の朝顔小屋から55番小屋を行ったり来たり、どこで買うか迷います。
小屋周辺には宅急便の方が常駐して、贈る朝顔鉢を持って行き交います。
さて、そろそろ私も朝顔を求めましょうか。
今回は53番、路地はしのお店で決めます。 葉の中にはつぼみも多く、私も育てるのを楽しめるように、ツルを巻く部分の上部が開いているのにします。
ツルが伸びてきたら左巻きに巻いて楽しみます。 ひなた水も用意して・・・
ベランダのコンパクトテーブルの上に置いて、咲きほころぶのを楽しみに、心にとめて可愛がります。
● 大輪が開花しました、花色は、赤・白・青に団十郎茶も咲いています。
入谷の朝顔が終わると、翌日からは「浅草のほおづき市(9・10日)」が始まります。
四万六千日のご利益を授かりに伺いましょ。
遊び心とおおらかさに満ちた、
そんな先人の粋な感性の「いいとこ取り」をして、
日々の暮らしを彩ります。
入谷の朝顔まつりのお付き合い、ありがとうございました。
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