前日までの梅雨空が嘘のように快晴に、気温は30℃近く上がっています。
暑いなかですが、毎年恒例のご利益をいただきに「浅草寺」に向かいます。
創建は628年、都内最古といわれる「浅草寺」。
境内の鮮やかな朱色が夏本番を告げています。
毎年7月9~10日に開かれる朱色の祭典「ほおずき市」
涼しげな かや屋根が建ち並び、風鈴とセットのほおずきが売られています。
もともと「ほおずき市」は、東京 芝の「愛宕神社」が発祥でした。
女性の夢枕に現れた愛宕さまが、「ほおずきを水で鵜呑(うの)みにすると、大人は癪(しゃく)を切り、子どもは虫の気を去る」と仰せになり、それを試したところ、具合が良くなったというのがコトのはじまりとされています。
愛宕神社の縁日は観音さまの功徳日にならい、「四万六千日(しまんろくせんにち)」と呼んでいたのですが、 やがて「四万六千日ならば浅草寺が本家本元」とされ、 ほおずきの市が浅草寺境内にも建つようになり、 今では、愛宕神社をしのぎ盛大になったと伝えられています。
7月10日に浅草寺を詣でると、46000日分のご利益があると云われます。
さっそく、葉緑と対比して朱色が華やかなお店の前を通り手をあわせます。
さて今年はどこで求めましょうか。
去年買った粋な「竹籠の鉢2,500円」も売っていますが、今年は「枝付き ほうずき1,000円」を求めます。
境内には、ほおずきを売る店が120軒も並び、風鈴の涼しげな音色、 そして色とりどりの浴衣姿でそぞろ歩きを楽しむ人でいっぱいです。
店の前に立つ売り子さん達が、風鈴の音と相まって、道行く人たちに盛んに声をかけています。
東京では7月13日からお盆が始まります。
「ほおずき」といえばお盆の飾りですが、なぜ飾るのでしょうか? 精霊が「迎え火や提灯の灯り」を頼りに帰ってくるといわれることから、 「ほおずきを提灯」に見立てて盆棚に飾るといわれています。
また、農作物の収穫が少なかった時代には、 鮮やかな赤のほおずきをお供えすることによって、 お供え物の不足を補う意味があったともいわれています。
家に帰って盆棚をまね、花瓶に入れて湾曲に垂らし、7月の盆にあわせて「ほうずき 提灯」を飾ります。
よく月8月のお盆までは保たないので、「透かしほおずき」を作って飾りたいと思います。 初めての試みですがチャレンジしてみます。
① まず、ほおずきを水につけます。2、3日に1回は水をかえ、2週間程度置きます。
② 水をかえる時、ふやけたオレンジの葉はこすって取り除きます。
③ 葉脈だけが残るようになったら、ざるに広げ乾燥させます。
④ この時、中の実はオレンジ色のままになっているのが綺麗なのですが。
さてどうなりますことやら・・ 完成UPします。
遠方でお盆の時期には帰れませんが、毎年恒例のほおずきを求めて、形ばかりの供養をします。
朱色のつぼみを見るたびに三人の面影が想い出されます。
朱色の想い お付き合い、ありがとうございました。
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