秋晴れの清々しい日、銀座の4丁目に伺います。
数寄屋橋の近くを通ると以前建っていた「モザイク銀座阪急」
近代的な「東急プラザ銀座」ビル(2016年3月30日Open)に生まれ変わります。
外観は、伝統工芸の「江戸切子」をモチーフにしたユニークな建物です。
ガラス面は、削りおとしたシャープな直線が洗練された外観を作っています。
お昼の場所は、明治11年に創立した「中央区立 泰明(たいめい)小学校」の横を通ります。
都心の狭小敷地に建つ歴史ある建物です、
著名な出身者は「近衛文麿」「島崎藤村」がいます。
路地奥の隠れた所に創業60年の老舗蕎麦屋「泰明庵」があります。
歴史を感じさせる店構えからも期待感が湧いてきます。
土曜の1時ころ、1階はすでに満席です。
階段を上がって窓側に席を取ります。
ここは銀座の隠れ家、美味しいアテがあり最後に蕎麦が楽しめるお店です。
壁にびっしりとメニューの札が貼ってあります。
あまりのおおさに目が迷います。
お酒は、「山形の出羽桜(辛口)」一合をぬる燗でいただきます。
アテは、「板わさ」、肉厚にビックリします。
サビと醤油をチョイ付けて食べ応えがあります。
もう一つのアテは、「いんげんの胡麻和え」。
メニューには、「いんげんのおひたし」と書かれていますが、
お店の方は、わざわざ「胡麻和え」か「おひたし」かを聞いてくれます。
「走り蕎麦」に選んだのは、暖かい「芹蕎麦(かしわ入り)」
まだ香りの高い「芹の根」は早いらしく、シャキシャキした芹と新蕎麦を堪能します。
蕎麦屋でレンゲも珍しく、ツユにも自信がある事を伺わせます。
量の多さに驚いて、次回は半盛りにしましょうか。
帰りは、「旧モザイク銀座阪急店」の向かいにあるアンテナショップ「銀座熊本館」、
他県に先駆けて平成6年にオープン、21周年を迎えます。
しかし私の記憶だと、以前からあったような気がします。
銀座熊本館にメールで問い合わせところ、
『お問い合わせいただきました、銀座熊本館を開館した年についてご回答いたします。
現在の建物は、昭和62年に建築されており、
ご記憶のとおり、銀座熊本館として開設しておりますが、
当時は現在のような県産品の常設展示を行っておりませんでした。
県産品の常設展示を開始したのが、平成6年10月であり、
アンテナショップとしては21周年となっております。』
『銀座熊本館』 やはり、昭和の終わり近くには開設していたんですね。
今日は、「菊池市まるごとフェア」をやっています。
菊池一族の甲冑の扮装をして宣伝しています。
お店の中は、熊本の懐かしい物産であふれ、
ふるさとに想いを馳せて皆さん品選びをしています。
私は決まって熊本から空輸している「からし蓮根(Φ5㎝×5㎝)」を求めます。
日持ちしないため、東京では希少価値の高いふるさとの味です。
新蕎麦の季節、次は江戸時代から営んでいる神谷町の「巴町砂場」に伺います。