台風15号(令和元年 房総半島台風)の翌日
気温も上がり暑い日に、
「成田空港」に向かいたいけれど
「京成スカイライナー」は、台風の被害で倒木・破線で運行休止。
「成田高速バス」も、「東関東自動車道」が通行止めで運行休止。
行く手段は、「京成本線」で「津田沼駅」まで行って「タクシー」で行くしかない。
お昼近くのテレビには、「津田沼駅」で出勤する人の行列で大混雑となっています。
自宅出発 1130
京成本線で、各駅停車に揺られて津田沼駅へ 1300着
炎天下の下、トランクケースを持った人が100名近く並んでいます。続々とひとが増えてきます。
タクシーが来るのは、1時間に1~2台
タクシー乗り場で待つのをあきらめ、離れた道路でタクシーを探します。
待つこと、なんと4時間。
やっと拾えて、17時ころ津田沼駅を離れます。
しかし、ここからがまた長い車中に、「東関東自動車道」が閉鎖のため下道を走ること3時間。
途中の町並みは停電で真っ暗、道には倒木のため道をふさぎ、行ったり戻ったり
信号も消えているためか、恐怖がはしります。
対向車線は車の追突横転事故、電柱は折れ、電線が垂れ下がっています。
成田空港に行く道も道幅がせまく、渋滞は必至、整備が行き届いていないように思われます。
空港に近づいてきました。
出発ロビー側が混んでいるので、到着ロビー側へ回ります。
フライト時間ギリギリの 20時到着 運賃2万円。
到着ロビーは人でひしめき、来るあてもないタクシー待ちには長い行列が続いています。
自宅を出てから『8時間30分』もかかりました。
普通に行くなら1時間で着く距離なのに、もうぐったりです。
表示板を見ると多くの航空機が「搭乗手続き見合わせ」。
チェックインカウンターや案内で聞くとまだ分からないとのこと。
ひたすら声がかかるのを待ちます。
「南ウィング出発・到着ロビー」は、人、人、人でひしめき合っています。
案内放送も人の多さにかき消され、情報が入ってきません。
結局、足止めをくらい空港に泊まることになります。
この状況では移動する手段もなく、「シュラフ・水・クラッカー」を貰います。
足止めとなった人は13,000人、空港の中で一夜を過ごします。
椅子や床の上で寝袋にくるまって寝ている人たち。
台風15号の影響で、都心に向かうバス、JRや京成電鉄でも運休し混乱が続き
海外からの観光客、帰国の方も、自宅に帰ることができずあふれています。
翌日は、まだまだ混乱状態、鉄道バスは昼前にやっと正常にもどり、わずか1時間で自宅に到着します。
空港では、旅行会社やカウンターの対応も混乱していましたが
自宅に帰ると、旅行会社の丁寧な案内で、後日に変更してもらい安堵。
台風の影響で千葉市、成田市がこんなに大変になっているとは想像もしていませんでした。
こんな経験も出来ないなと前向きに考え
次回からは、目的地までの主要交通機関が止まっているときは動かず
旅行会社への連絡も取れないでしょうから、自宅で連絡を待つことにしましょ。
心配なことは、来年のオリンピックに台風が直撃したら
また成田空港がこんなことになるかもしれません。
海外旅行にいくなら、近くの整然とした羽田空港が良さそうです。