ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ 壱

1993 青梅 御嶽山から日の出山へ MTBで過呼吸 心臓止まります 回顧

 「マウンテンバイク」「輪行袋」に背負い

「青梅駅」→「御嶽山」→「日の出山」→「武蔵五日市」まで走破します。


計画したのは27年前のまだまだ若かりし頃


前もっての山行やMTB走行も練習せずに挑みます。


北柏駅から新宿駅、立川駅を経由して青梅駅へ「輪行」し移動します。


 


青梅駅で、MTBを組み立てて、沢井駅まで舗装路をサイクリングします。


「澤井酒造」の庭園でいっぷく。

つり橋を渡って対岸を走ります。


「玉堂美術館」が見えてきました。


「河合玉堂」の優美な日本画は、多摩川によくあいます。


前半と後半は、♬サイクリング♬ ♬サイクリング♬ で快適に!


「御嶽駅」から「滝本駅」まで歩けば45分の坂道を


 "ぜぇぜぇ" しながら、ペダルを踏み踏み登ります。


登ると60分、「御岳山ケーブルカー」だとあっという間の6分間なのに。


「御岳山」に、登山道をつたって「日の出山」へ自転車で登りかつぎ歩きます。

 

あ~っ きつい~

18段変則を軽くしても、もうこげません。 


息もできないほどの過呼吸状態です


ケーブルカーに乗せればよかったと後悔します。


「宿坊」上の茶店で、体力をとりもどし、手を合わせに登ります。


「武蔵御嶽神社」(標高929m)たどり着きました、ここから尾根道ロードにはいります。

 

 


「日の出山、山頂下」の階段に着きました。


この場所は、下山ルートとの分岐になっているので

ここから山頂までの300mを往復することになります。

 

「日の出山」の頂上までは木で作られた階段が多く

自転車を背にかついで上ります。これが きつ~い の なんのって!


自転車は役に立たないので文字通りお荷物になります。



「日の出山」山頂に到着しました。


向かいに「御嶽神社」の宿坊と茶店が見えます。



標高は、「日の出山(902m)」、ここでお昼にします。

コッヘルにお湯を沸かし、インスタントラーメンを作りおにぎりと。


食後はコーヒーを入れ、「フェニックス」を脇に置きいっぷくします。


相棒は、愛称:青い「フェニックス」

アメリカ製の「モンタギュー バイフレーム 折りたたみMTB(MONTAGUE Bifreme)12万円」

ペダルやブレーキ、サドルをカスタマイズして、私使用にしています。

その後のフェニックスは、甥っ子たかとあきのもとに!

 

 


当時は、東京都自然公園内は「MTBの走行制限エリア」が決められていました。


今もそうですが、MTBが登山道へ乗り入れるのは注意しないといけません。


簡単に言うと、東京の青梅線青梅駅から中央線高尾駅にまで直線を引き

そこから西側の登山道にはMTBは入れません。


※日の出山周辺の登山道は自転車の乗り入れが許可されています。



ここからは、下山する登山道にはいります。


サドルを下におろし、足がすぐ着くようにします。

振動でブレーキが壊れたこともあるので、ねじのゆるみも点検します


みちは狭く、登山者にも注意して慎重に下山します。

 


舗装路に出るまでは、腰を上げ、肘を軟らかく曲げ、振動を吸収し

ブレーキは前輪にかけないよう進みます。


崖上の狭い山道は、降りて進みます。


奥多摩に生えている木は殆どが、人工的に植林されたスギとヒノキです。

倒木を越えるときは、担いで乗り越えます。

 

「根っこ」を器用に乗り越え、MTB下山のご賞味です。


舗装路に出てきました、十分な幅があり、ここからはダウンヒルで一気に駆け下ります。


養沢川沿いを疾走し、落合、十里木を通り、「武蔵五日市駅」に到着です。


日の出山まで、危険すぎる崖もなく下ってきましたが

登りの過呼吸には参りました。

 

この一か月後に心筋梗塞で倒れます。

 


あとにも先にも、MTBで山に登ったのは、これが最後。


あれからタイヤをロード用に変えて

相棒の「GREGORY Day Pack 90年製」背負って

都内を走っていました。

 

しかし、今でもあの時の「辛さ」と「きつさ」は忘れません。

 
いい体験と思い出になりました。

 


「武蔵五日市駅」の玄関で、分解し、輪行袋に入れ帰路につきます。


閑散とした駅ホームで缶ビールを飲み、登った「日の出山」を望みます。

 



◯「ひとり ときどき ふたり旅・散歩」はこちらをクリック!

 

◯下記リンクは、「ピクスタ(写真販売)」こちらをクリック

写
真素材 PIXTA

最近の「⛺ソロキャンプ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事