ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ 壱

東京さくらトラム 都電荒川線 日帰り旅

 
今日は、「高田馬場」で宴の約束、ただ向かうのはつまらないので、都電沿線(三ノ輪橋~早稲田)を散策しながら向かいます。
 

1日乗り降りできる「都電1日乗車券400円」を買いもとめます。
 
普通運賃は、170円(1回乗車、三ノ輪橋~早稲田)
 
 
 
乗車する月と日を削って、乗車するたびに運転手に見せます。
 
 
 
最寄りの駅から出発します。
 
 
 
前方の席に座り、まずは「新庚申塚(しんこうしんづか)」で下車します。
 
 
 
「三ノ輪橋~飛鳥山」間は、よく行くので、沿線の後半部を巡ってみます。
 
街には、「令和」が祝されています。
 
 
 
お昼に行きたかった「しゃぶ辰」が閉まっていたので、ひとつ先の「庚申塚」まで歩きます。
 
ここはシニアの原宿「巣鴨地蔵通商店街」
 
 
 
途中、「巣鴨猿田彦大神庚申堂」が見えてきました。
 
 
 
 
 
 
山門をくぐると、微笑みを浮かべた神猿一対がお出迎え
 
 
 
御水屋は溶岩と水鉢、それらを覆う植栽のバランスが絶妙で美しすぎます。
 
 
 
向かうは「ときわ食堂」、通りには2件ありますが、こちらはよく伺うので
 
 
 
庚申塚駅寄りのお店に入ってみます。
 
 
 
頼んだのは「ミックスフライ定食」(大海老と鯵と特製メンチカツ)
 
2人掛けのテーブルに座り、ここから先下車する駅を思案します。
 
 
 
庚申塚駅に戻り、ひとつ先の「巣鴨新田」で下車します。まわりは、学校と住宅街のみ。
 
炎天下、電車を待ちパチリ、その電車に飛び乗ります。
 
 
 
「JR大塚駅」の高架をくぐり抜け、バラの花がきれいな「向原駅」で下車します。
 
 
 
「東京都雑司ヶ谷霊園」がある「都電雑司ヶ谷駅」で下車します。
 
ここには、有名な方のお墓があります。
 
夏目漱石・東條英機・小泉八雲・泉鏡花・いずみたく・江戸家猫八・尾上菊五郎・金田一京助・サトウハチロー・ジョン万次郎・竹久夢二・東郷青児・永井荷風
 
左奥には、60階建ての「池袋 サンシャイン60」が見えます。
 
 
 
駅の前には、新国立競技場をデザインした「隈研吾氏」
 
こちらも「隈研吾氏」設計の49階建ての「豊島区本庁舎」が見えます。
 
階下は、みどりと木の空間です。
 
 
 
次に降りたのが、ひとつ先の「鬼子母神前駅」
 
 
 
駅に到着してびっくり。かなり大規模な工事中です。
 
 
 
「鬼子母神大門のけやき並木」 の参道。
 
 
 
立派な欅(けやき)の大木が立っています。
 
 
 
鬼子母神堂の境内には、「上川口屋」さんという駄菓子屋があります。
 
創業はなんと1781年。日本ではまだ江戸時代、海外ではアメリカ合衆国が誕生して間もない頃、238年も営業している老舗中の老舗駄菓子屋です。
 
 
 
暑い暑い、駅近の「菓子 ときわ木」の「子育て最中」の皮を使った「アイス最中」で涼をとります。
 
女将さんから都電まわりの工事のお話を伺います。
 
地下道路を建設中だとか、まだまだ終わらない雰囲気です。
 
 
 
そろそろ終点です。車窓からまっつぐに伸びる緑の軌道。
 
 
 
着きました、終点「早稲田駅」。近くにはもちろん「早稲田大学」
 
 

線路沿いには、「神田川」。ひと駅もどって「面影橋駅」
 
 
 
 
【面影橋の由来】
 
神田川に架かる140の橋の108番目は面影橋です。
 
目白台から続く鎌倉街道と推定される古い街道沿いにあり、「姿見の橋」ともいわれていました。
 
橋名の由来には諸説あり、高名な歌人である在原業平が鏡のような水面に姿を映したためという説。 
 
鷹狩りの鷹をこのあたりで見つけた「将軍徳川家光」が名付けたという説。

近くにいた和田靱負(ゆきえ)の娘であった於戸姫(おとひめ)が、数々の起こった悲劇を嘆き、水面に身を投げたときにうたった和歌から名付けられたという説などが知られています。

なお,姿見の橋は面影橋(俤橋)の北側にあるもので,別の橋だという説もあります。
 
 
 
 
川を眺めていると、なんでしょ あれは ! !

【神田川の魚道】
以前、川幅全体に川の流れを弱めるため段差(落差工:1mほどの落差が3段)が設けてあり。
治水の観点から必要なものでしたが、一方で魚の遡上(そじょう)の妨げにもなっていました。
東京都は、河川改修に合わせてこうした段差を解消し、魚などの移動経路と生息空間としての機能を合わせ持つ魚道を、平成9年度に設置しました。
一度は姿を消していたアユが、再び神田川で確認されるようになったのは、平成4年頃からです。
この魚道の設置によって、上流側の高田橋付近までアユの遡上が確認されるようになりました。
 
 
 
奥のほうの多くの段差を設けた部分が魚道です。
 
一つあたりの段差を小さくすることによって魚が上りやすいようにしています。
 
 
 
川を見るときれいな川藻が群生しています。
 
川沿いには、桜並木とツツジの植え込みが続いて、よき散歩道です。
 
 
 
 
ここから「JR高田馬場駅」まで歩きます。
 
高架の下には、高田馬場にオフィスを構え、しかもアトムが高田馬場生まれだという縁で、「手塚治虫氏」のキャラクターが描かれています。
 
 
 
 

荒川都電、12.2kmの軌道に30駅、乗車時間は55分。
 
つごう7回の乗り降り、降りる駅ごとに歴史と発見があり
 
地元の方と語らうと、なお一層、日帰り旅が楽しいものになります。
 
 
 
宴の待ち合わせも、ただ向かうのは、味気ない。
 
いろいろな楽しいことを考えて、人生をエンジョイしましょ。
 
 
さて、待ち合せまで時間があるので、汗を流しに近くの銭湯でも探しましょ。
 
 
 

  

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