ある日、年越しで人が並ぶ前に「神田 まつや」に再び伺います。
雪囲いも飾られ、良き風情です。
蕎麦を食す前に「蕎麦前」をいただきます。
「わさび かまぼこ」、板付きのかまぼことわさびだから、
いわゆる「板わさ」と呼ばれます。
かまぼこは、小田原の『鈴廣』のもので食感もよく。
わさびは「赤軸」の本わさびで鮮烈です。
【ワサビのお話】
ワサビは大きく分けて青軸(実生系)と赤軸(真妻系)に分かれます。
青軸は、成長が早く、水分が多めでシャープな辛さが特徴です。
赤軸は、成長に時間がかかり、豊かな風味と粘りは青軸より数段上で
値段も青軸より高くなります。
酒は、「菊正宗 特選」で、
「蕎麦味噌」(味噌を砂糖やみりんと合わせ甘みを加え、
煎った蕎麦の実が練り合わされたもの。)
を舐めるようにちびちびしながら、ぬる燗をやるのがいいですね。
「蕎麦屋の焼き鳥」は、蕎麦つゆのかえしに
みりんを少し混ぜたタレで焼くのが蕎麦屋流です。
柔らかくも弾力のある食感、香りよく適度な甘辛さは酒にぴったりです。
こちらのお蕎麦は、「つなぎ」は鶏卵が使われています。
蕎麦の香がよく感じられ、つゆも江戸前で辛く旨いつけ汁です。
最後は、「蕎麦湯」で〆て。
今年1年の達成感と満足感でニンマリとします。
大晦日は、「熊本 赤酒」に「屠蘇散」を入れて、
神聖な「お屠蘇」にしていただきます。
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