ふるさとに帰るたびに、美味しい所や大好き温泉に案内してくれる ふるさとさん
今回も奥方の愛車ミニクーパーに乗り、「平山温泉」へ
何回目になるでしょうか。
定年退職時に招いてくれた処です。
「山鹿灯籠夏まつり」で有名な「山鹿温泉」を通り過ぎ、
田園の中にある「平山温泉 やまと旅館」へ
白い2階建ての宿泊棟と、古民家風レストラン「お食事処 わらび」で「豆腐会席」をいただきます。
食事の前に大好きな露天風呂でひと汗、下駄に履き替え、苔むした石畳を登ると「薬師の湯」へ
静かな木立の中にひっそりとある、かけ流しの無色透明な温泉です。
入ると、軟らかくヌルヌルします。
内湯は 、湯の花が浮かび、ここもヌルヌルしています。
個室の大窓から外を見ると、新緑が 新緑が 迫ってきます。
ここのお 宿は、「手作り温泉豆腐」が名物です。 汲み上げ豆腐は、岩塩をかけて
大きな 大きな田舎豆腐です。
半分はやっこで、半分はお鍋に入れて食します。
大豆の風味が強い豆腐です。
自家製豆腐も売っています。
ここの料理も季節感があり、色合いも味も申し分なく、建物・部屋の佇まいも気に入りました。
そういえば 、菊池の「やまごぼう」というお店も、隠れ家的ないいお店でした。
町の喧騒で暮らしていると、こういう所が新鮮に懐かしく感じます。
肉や魚 は極力使わず、旬の野菜を中心とした野菜懐石です。
「かご入り前菜」などなどに、圧巻なのは30種類以上の漬け物、独創的で素晴らしい料理を堪能し、感動したことが思い出されます。
豆腐会席で、お腹いっぱいになって、ほろ酔い加減で向かった所が、
100年の歴史ある芝居小屋「八千代座」です。 是非、訪れたかっ た所です。
坂東玉三郎様、市川海老蔵様の舞台公演が行われています。
江戸時代の伝統的な芝居小屋の様式を今に伝える芝居小屋です。
見学料を払って、見てみます。
八つの 「千」が囲み、中心に「代」をカタカナの「ヨ」を図案化した「のれん」の向こうには。
「花道 」の先に舞台が
天井を見上げると、「広告画」を再現されています。
止め金具に、擬宝珠(ぎぼし)柱
舞台の下には、「奈落」が、石垣で組まれています。
「廻り 舞台」の下では、人力で動かす木組みが。
「花道 」にセリ上がる「すっぽん」も人力で動かします。
2階席 からの「桟敷席」に「桝席」
右側が 舞台、平土間は後ろに向かって、3段にわたる勾配が付けられ、見やすくなっています。
「鬼瓦 」や「ノシ瓦」の中心にも、「八千代座の紋」が。
今度訪れる時は、ぶらりと「山鹿温泉元湯 さくら湯」につかり、
「山鹿灯籠夏まつり」を見てみたいものです。
熊本城を眺め、九州新幹線「つばめ」で帰ります。
そろそろ使いはじめる、「八千代座の扇子」 いいものです。