陸自事故 山添氏聞き取りで判明
飛行は再開
10月下旬に陸上自衛隊与那国駐屯地(沖縄県与那国町)で起きた陸自の垂直離着陸機V22オスプレイの事故について、機体が自衛隊では修理できず外部発注による修理が必要な状態で、規則上「大破」にあたり、事故種別としては「中事故」となることが分かりました。日本共産党の山添拓参院議員が15日に行った防衛省への聞き取りで明らかになりました。
防衛省の航空事故に関する訓令によると、修理不可能な損害または事故機の移動が困難な場合は「破壊」、自衛隊の整備能力を超え、外注修理を必要とする場合は「大破」などと区分。重傷者が出たり、機体が「大破」したりした事故を「中事故」と分類します。
担当者は損害額について「算定するかどうかも含め確認する」と明言を避けました。また、V22が暫定配備されている木更津駐屯地(千葉県木更津市)で、V22の飛行を15日に再開したと明らかにしました。
事故は、日米共同統合実動演習「キーン・ソード」の一環で負傷者を搬送する訓練中に発生。離陸直後に機体の左右のバランスが崩れ、左翼の下部が地面と接触し、機体の一部が損壊しました。防衛省は14日に発表した調査結果で、出力を上昇させるスイッチを押し忘れるなど人的ミスが原因だったと結論づけました。
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