「てのはし」が生活・医療相談
東京・池袋
小池氏が訪問
路上生活者など生活困窮者の支援活動を続けるNPO法人「TENOHASI(てのはし)」が31日、東京都豊島区の東池袋中央公園で、無料の弁当配布と生活・医療相談を行いました。主催者によると、350人以上の弁当を配布しました。
この日、冷たい風が吹くなか、弁当配布の締め切りの2時間前の午後4時には、公園を囲む長蛇の列ができていました。列に並んでいた台東区の男性(61歳)は、弁当に加え野菜やミカンも配布されていることに対し「生鮮食料品がいただけるのはありがたい。物価が急上昇するなかでも、生活保護費が上がらず苦しい」と食べることも切実だと訴えました。
「てのはし」は、2003年12月に池袋で路上生活者を支援する複数の団体が集まり結成。以来、生活困窮者の支援活動を一貫して続けています。事務局の幸田良佑さんは「今年は連休が続き、役所や公共施設も閉まっているところが多い。年末年始も支援に応じている自治体の情報提供に力をいれている」と今年の状況を説明。「生活を乗り切る手段として、不安があれば遠慮なく利用していただきたい」と呼びかけました。
医師でもある日本共産党の小池晃書記局長・参院議員と谷川智行・党政策委員会副委員長が現場を訪れ、医療相談に参加しました。小池氏は風邪などでやってきた人々の相談にのり、励ましの言葉を掛けました。
2日も同公園で午後5時から医療・生活相談、弁当配布(同6時まで受け付け)を行う予定です。
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