イスタンブールは巨大な都市だ。
真ん中をボスポラス海峡に隔てられていて、
橋の西側をヨーロッパ側(ブルガリアとギリシャに接する)、
東側をアジア側(広大なトルコ内陸部に面する)と呼ぶ。
途中でコーヒーを給油しつつ、バルバロス大通りをテクテクと下る。
今日は用事があってベシクタシュへ。
ベシクタシュってのは、イスタンブール広域市のヨーロッパ側にある、ボスポラス海峡に面する港町。
東ローマ帝国(ビザンツ帝国)のころに開港してるんで、まあ歴史ある街ですね。
ところでこの道(↑)は、本来は海沿いの街道なんだけど。
海側はフォーシーズンズなどの高級ホテルが軒をつらね、進撃の巨人ばりに高い塀を築いてるので、残念ながら海は見えない。
イケずだね。
そこをテクテク歩いて行って。
そう、ベシクタシュ埠頭とオルタキョイ埠頭の間あたり、楽しくてね。
この店のムール貝と子羊の腸はなかなか美味しい。
屋台調のテーブル席がむーちょす楽しい。
ちょっと新橋を思い出す感じで。
オルタキョイ埠頭へ。
手前のオルタキョイ モスクはベシクタシュの名所の一つ。
ベシクタシュは街自体すごく活気があっていいんだけど。
それ以前に、このボスポラス海峡そのものがまず素敵なもんですから。
要するに訪ねてハズレない街なのだ。
実際はこの橋渡るのが、毎日渋滞で大変なんすよマジで。
しかし、休日にこうしてみると良い眺めだね。
毎日暮らしてる中ではアジア要素は感じないけど、こうして見るとオリエンタルなムードもある。
用事部分を色々省略。
さて、帰り道。
そうだ、野菜買おう。
バンの後ろで魚屋開店中。
直販とはまさにこのこと。
注文したらちゃんと、その場で捌いてくれる。
トルコは肉の国だけど、魚もおいしくてね。
いや、内緒だけどさぁ。
帰り道にすっごい迷っちゃって(笑)
気付いたら知らない住宅街にいて、人っ子一人いなくなってて。
そこが、恐るべきにゃんにゃん・ゾーンでさぁ。
子猫だけが道をうろついているという。
やむなく、このクールビューティーに帰り道を尋ねたりなんかして。
夜は更けていく。