『マイレージ、マイライフ』
"Up in the Air"
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ジェイソン・ライトマン、シェルドン・ターナー
原作:ウォルター・カーン
2009年・米
++++
解雇宣告人であるライアン・ヒンガム(クルーニー)は出張で全米を飛び回る毎日。
彼はマイレージを1,000万マイル貯めることを人生の目標としていた。
しかし、会社は大学を卒業したばかりの新人社員ナタリー(アナ・ケンドリック)の提案を取り入れ、現地出張を廃止してネットを通じてオンラインで解雇を宣告するシステムへの移行を検討していた。
そんなんじゃ出張に行けない。
果たしてライアンのマイレージライフはどうなるのか?
++++
もー、めちゃくちゃいい映画だよね・・・。
すげーぜ。
実はエヴァンゲリオンでもありますね、これ。
自分で張り巡らした高い壁を越えて、なんとか内側に飛び込んできてくれた女性を・・・
ビビリなあまり、
「しょせん、遊び相手」
と遠ざける。
まあ、よく考えたらヒュー・グラントが10回くらい演じてる役回りではありますが(笑)
マイレージ命の人、本当に居てるね。
昔、ウチの会社にも沢山居ました。
年間322日(本作のライアンの出張日数)とは言わずとも、年の1/3は海外出張に出てる人が沢山いて。
そして、皆、必ずやヒルトンHオナーズでした、いやマジな話。
2006年に『ディパーテッド』で悩める精神科医(ヒロイン)を演じたヴェラ・ファーミガが、熟練肉欲オバハン役を演じますが、こっちの方が100倍ハマってる。
ステーキだね。
(本作でアカデミー助演女優賞ノミニー)
妹とジムの結婚式のシーン良すぎる。
シカゴの雪の夜は一人では寒過ぎる。
オマハのライアンからの遠隔サポート、若いナタリーにとって温か過ぎる。
ってな感じで。
■おまけ1
この内容でElliott Smithの曲はズル過ぎる・・・!
■おまけ2
そして、酔っ払ったナタリーのカラオケは、やはり『タイム・アフター・タイム』。
ここは世の東西を問わないのだった。
■おまけ3
機長から「お住まいは?」と問われて、アイアンが「ここです」って答えるシーン良過ぎるね。
・・・おしまい。
<熱帯雨林>
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