『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

最近行った個展まとめ

2014-10-14 | Life(日常):書いとかないと、忘れちゃう


■せっかくだから3人展 Vol.9
@ペーターズギャラリー

渋谷区神宮前のPATER’S GALLERYにて。

3人展は個展とは言わないか(笑)

とってもアットホームで良かった。

子どもがジュースを頂いたりなんかして。(ありがとうございました)

妻は「ここは物欲が炸裂する!」と言ってた(笑)

あと、あの辺りをゆっくり歩けたのも良かったなぁ。


■ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい
@東京ステーションギャラリー


東京駅、丸の内北口の東京ステーションギャラリーにて。

1970年10月、日本国有鉄道(国鉄)が開始した大々的なキャンペーン、「ディスカバー・ジャパン」。

今では当たり前となった「ピン甘の写真」やら「場所のはっきりしない写真」やら・・・。

これって当時は驚きの新機軸で、日本の
広告の転換点にもなった。

大阪万博も終わり、その莫大な設備投資を回収すべく、旅行という娯楽が永続的に国民に定着するように・・・、

ってな趣旨だったそうな。

その国鉄の「ディスカバー・ジャパン」を、当時のポスター100枚余りを中心に振りかえる企画。

なんか、ちょっと期待しすぎたようで、相当に肩透かしな内容。

なんでも楽しめる俺が、ここまでガッカリして帰るのもレアな話。


但し!

俺は2004年頃にJR東日本と西日本がやった『Japanese Beauty 北陸』のCMが大好きなのだ。

フランス人の女の子たちがはしゃぐ中、バックで『ルージュの伝言』の仏語バージョンがかかるやつね。

あのポスターがおまけで1枚だけ飾ってありました(涙)

・・・アレって、もう10年前かぁ。


■岡村昭彦の写真 生きること死ぬことのすべて
@東京都写真美術館

恵比寿の写真美術館にて。

1964年の『ライフ』に9ページにわたり掲載されたベトナム戦争の写真によってフォトジャーナリストとしてデビュー。

「キャパを継ぐ男」として一躍国際的に注目された岡村昭彦(1929-85)の写真展。

65年に南ベトナム民族解放戦線の取材に成功するも、南ベトナム政府から5年間の入国禁止処分を食らうと、しぶしぶベトナムを離れ、各地を放浪後にアイルランドに移住。

そこで北アイルランド紛争の取材をする・・・、トコまでは、まあ付いていけるとして。

アイルランドを移住先に選んだ理由が、

「ベトナムの戦場に特殊部隊を送り込み、核時代の実験戦争にしたJ.F.ケネディ大統領のルーツを追ってのこと」

とか言われると、常人の理解の幅を振り切られるっていうか。

当時のケネディ周辺を掘り下げるなら分かるけど、ルーツであるアイルランドを探るって、あーた、ケネディは確かにアイルランド系移民の息子だけど、マサチューセッツの生まれですからね・・・。

色々と問い正したくなる、いや、問いかけられない程の報道カメラマン魂です。

写真は全て素晴らしくて、 放浪中の環太平洋地域の写真も好き。


■おまけ

そのほか、同じく写真美術館の『フィオナ・タン まなざしの詩学』は、駆け足でのざっと見なので【大省略】。

三菱一号館美術館の『ヴァロットン展』は、チラ見したかったけど、モヤモヤな妖気をもらいそうなので結局観に行かず、でした!

特に『貞節なシュザンヌ』(1922年)に、変なモンもらいそーで・・・。


<おしまいヨ>
 


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