■せっかくだから3人展 Vol.9
@ペーターズギャラリー
渋谷区神宮前のPATER’S GALLERYにて。
3人展は個展とは言わないか(笑)
とってもアットホームで良かった。
子どもがジュースを頂いたりなんかして。(ありがとうございました)
妻は「ここは物欲が炸裂する!」と言ってた(笑)
あと、あの辺りをゆっくり歩けたのも良かったなぁ。
■ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい
@東京ステーションギャラリー
東京駅、丸の内北口の東京ステーションギャラリーにて。
1970年10月、日本国有鉄道(国鉄)が開始した大々的なキャンペーン、「ディスカバー・ジャパン」。
今では当たり前となった「ピン甘の写真」やら「場所のはっきりしない写真」やら・・・。
これって当時は驚きの新機軸で、日本の広告の転換点にもなった。
大阪万博も終わり、その莫大な設備投資を回収すべく、旅行という娯楽が永続的に国民に定着するように・・・、
ってな趣旨だったそうな。
その国鉄の「ディスカバー・ジャパン」を、当時のポスター100枚余りを中心に振りかえる企画。
なんか、ちょっと期待しすぎたようで、相当に肩透かしな内容。
なんでも楽しめる俺が、ここまでガッカリして帰るのもレアな話。
但し!
俺は2004年頃にJR東日本と西日本がやった『Japanese Beauty 北陸』のCMが大好きなのだ。
フランス人の女の子たちがはしゃぐ中、バックで『ルージュの伝言』の仏語バージョンがかかるやつね。
あのポスターがおまけで1枚だけ飾ってありました(涙)
・・・アレって、もう10年前かぁ。
■岡村昭彦の写真 生きること死ぬことのすべて
@東京都写真美術館
恵比寿の写真美術館にて。
1964年の『ライフ』に9ページにわたり掲載されたベトナム戦争の写真によってフォトジャーナリストとしてデビュー。
「キャパを継ぐ男」として一躍国際的に注目された岡村昭彦(1929-85)の写真展。
65年に南ベトナム民族解放戦線の取材に成功するも、南ベトナム政府から5年間の入国禁止処分を食らうと、しぶしぶベトナムを離れ、各地を放浪後にアイルランドに移住。
そこで北アイルランド紛争の取材をする・・・、トコまでは、まあ付いていけるとして。
アイルランドを移住先に選んだ理由が、
「ベトナムの戦場に特殊部隊を送り込み、核時代の実験戦争にしたJ.F.ケネディ大統領のルーツを追ってのこと」
とか言われると、常人の理解の幅を振り切られるっていうか。
当時のケネディ周辺を掘り下げるなら分かるけど、ルーツであるアイルランドを探るって、あーた、ケネディは確かにアイルランド系移民の息子だけど、マサチューセッツの生まれですからね・・・。
色々と問い正したくなる、いや、問いかけられない程の報道カメラマン魂です。
写真は全て素晴らしくて、 放浪中の環太平洋地域の写真も好き。
■おまけ
そのほか、同じく写真美術館の『フィオナ・タン まなざしの詩学』は、駆け足でのざっと見なので【大省略】。
三菱一号館美術館の『ヴァロットン展』は、チラ見したかったけど、モヤモヤな妖気をもらいそうなので結局観に行かず、でした!
特に『貞節なシュザンヌ』(1922年)に、変なモンもらいそーで・・・。
<おしまいヨ>