しばらく放置しておりましたが、いざ書くとなると過ぎていった1年の総括がないと何だかむず痒いもんですね。
と言うわけで今さら振り返る2018年。
2019年も俺と皆さんにお酒の神様が微笑むことを祈って。
■プロダクト オブ・ザ・イヤー
そう、この時代にCDプレイヤーです。
10月、Amadana Music が第3弾アイテムとしてクラウドファンディングでの製作を発表。
目標額の1,500万円を即日達成し、その後も40代男性を中心に支持を集めています。
秀逸なのがそのプロモーションビデオで、これはちょっと、時間ある人は見てほしいなぁ(↓)。
Amadana Music CD プレーヤー「C.C.C.D.P.」/ Concept Movie
「インターネット接続機能はなく、もちろんクラウドでの再生機能もない。
あなたのCD棚があなたのライブラリ。
この不自由な素晴らしさが、あなたに届くだろうか?」
俺的にはバスコーン届きましたね、このコピー。
そうだよなぁ、今の人たちには
「クラウドから楽曲ダウンロードできないし、コレってCDプレイヤーだからあなたの持ってるCDしか再生できませんよ」
って断っとかないと、買った後で「なーんだ」ってガッカリされちゃう時代なんですね。
今は皆さんCDなんか買わずに音楽聴いてるわけで、ここ10年で『所有』の概念もだいぶ変わりました。
ちなみに製品名の C.C.C.D.P. は「コンパクトでクールなCDプレイヤー」。
まさに。
7月にKIRINから発売された、麦で作ったカフェインレス・コーヒーです。
仕事をする日は一日5~6杯はコーヒーを飲むんですけど、まあ壊れるんですわポンポンが。
そんな俺でも、このCEBADAならゴクゴクいっても安心。
だって、これコーヒーっぽい色合いしてるけど単なる麦茶ですからぁ。
『世界のキッチンから』って、グランドメニューの『ソルティライチ』以外どんどん入れ替わっちゃうじゃないですか。
特にコレは今飲んどかないとすぐ無くなると思うんですよね、世の中から(笑)
ストック切れを恐れて24本ケースを4回取り寄せたんで、ミニマムでも96本は飲んだ計算。
この『色が黒いだけの麦茶』を箱買いするファンは小生くらいでしょうか?
ファンの方居たら文通しましょう!
『We Out Here』
このジャケだけで都会の孤独と温かさを同時に感じる僕チンはちょっとした感度異常でしょうか。
新世代のジャズアーティスト達によるコンピレーション。
でも実際に聴くと、ジャズというジャンル分けさえ無意味。
って言うかジャズではないです、明確に。
KOKOROKO - ABUSEY JUNCTION // WE OUT HERE
『球体マグネット 宇宙』
ワタシたちの地球。
色々あって2018年は宇宙に目覚めましたね。
その前になんでマグネット集めてるかの説明が要るんでしょうけども、省略します。
『クリスタル・マグネット/スペースシリーズ』
ワタシたちの地球。
■チャレンジ オブ・ザ・イヤー
『セブンイレブンのミントチョコ大福』
いや、これはなかなかのチャレンジでしたね。
出すほうも買うほうも。
ご覧のとおりスマホより小さいモバイルプリンター。(右下)
9月に発売された瞬間、即購入でした。
WiFiでつながり、ワンクリックで写真(裏地はシール)が印刷できます。
そのシールで何してるかと言うと、こういう紀行的なやつ作ってまして。
女子高生のマインドを持ったオッサンなんでしょうね、やってて気付いたけど。
ヨーロッパ中心に各都市まとめたいんだけど、子どもたちが恐いほど興味をもってくれないというね。
■クロック オブ・ザ・イヤー
『BRAUN アラームクロック』
普段、目覚ましはスマホ使ってますが、昨年どーしても遅刻できない出張があり。
(まあ、遅刻していい出張ってのも無いでしょうけど)
その日は頼りになる奥さんも不在で、しかも前の晩は飲み会というスリリングな状況。
そこでコレにご登場いただきました。
1987年発売のAB1の復刻モデルBNC002なんですが、やはりシンプルなモノほど長く使えるなぁと。
2017年にはBEAMSが文字盤の色を白黒入れ替えるという世界初の別注をかけたんですが、そちらも可愛いです。
でもオリジナルの真っ黒 or 真っ白が一番飽きない気がする。
7月に始動した早川書房のアパレルライン。
小生の即買いはスタニスワフ・レムの『ソラリス』でした。
わざわざTシャツにして着るような内容の話じゃないんですけどね、ソラリス(笑)
あの、悲しさと虚しさときたら・・・。
『MGMT/ Little Dark Age』
2月リリース。
勇気をくれるアルバムでした。
初期のMGMTにあったサイケ色は減退し、80'sのフレーバーがとって変わっています。
あのアンファンテリブルたちが、ある意味でめっちゃまとまなアーティストになっちゃってるんですが。
昔の『Time to Pretend』のEPとかそれこそ爆発してたでしょ、この2人。
でも、燃えたぎるような時期を過ぎても、人は別の光を放てる。
そんな気持ちにさせてくれる名盤。
ちなみに私的ライブ オブ・ザ・イヤーも7月のFUJIのMGMT。
あれは夢のようなパフォーマンスだった。
当時のマルチ・テープをベースに、ヴォーカルを今の声で録り直した新譜。
ミックスダウン、マスタリングもやり直しているので、音のバランスが変わっていて、まるで新しいアルバムのように楽しめます。
これは10月に出たんですが、いやーだいぶ聴き込みましたね。
家で仕事しながら聴いたりしてもジャマにならなくて。
"Present"を今のヴァージョンで聴けて嬉しいなぁ。
40年前の細野さんっぽい歌い方もアレはアレでいいけどね。
そしてアルバム全体が9曲36分っていう短さもいいんだよなー。
何回も聴ける名盤って、割と尺が短い場合が多いですね。
文句ナッシング。
現状を変えるために行動できる人。
そしてその結果、幸運をつかめる人。
年齢に関係なくそんな人は尊敬します。
オロノちゃんはそういう人。
『NIKKA COFFEY GIN』
これはバーで美味しいジントニックを飲んだのが出会い。
和柑橘の爽やかさが広がった後、山椒のスパイシーな香りがくる。
普段そんなにジンは飲みませんが、コレは気に入って家にもストックしてます。
『病院ラジオ/ サンドウィッチマン』
サンドウィッチマンの2人が大阪の国立循環器病研究センター病院に出向き、2日間限定で手作り出張ラジオ局を開設。
入院や外来の患者さんをインタビューして、それをラジオ番組にしてライブで院内に放送するという企画。
もともとサンドウィッチマンは嫌いじゃないですが(好感度タレント1位だそうですね)、もっとこの2人のことを好きになりました。
2人はお涙頂戴路線を丁寧に避けてトークしてるのに、結局見てるオッサン(俺)は泣いてるっていうね・・・。
■ドキュメンタリー オブ・ザ・イヤー
NHKノーナレ『津軽 雪空港』
ここ8年くらいTVを見なくなった俺ですが、NHKのドキュメンタリーだけは時間があれば見ます。
日本一雪の多い青森空港で、滑走路を飛行機が飛べる状態にすることに全力を傾ける除雪部隊『ホワイトインパルス』。
いやはや、こんな努力とドラマがあってようやく飛んでるんですね、飛行機って。
■ラジオ オブ・ザ・イヤー
『村上RADIO』
8月にTOKYO FMとJFN38局で放送。
リスナーにも本人にも好評だったようで、10月に第2回、そして12月にはクリスマス・ソングを特集する第3回が放送されました。
それにしても、初回、村上春樹が話し始めたときの違和感ったらなかったですね(笑)
2009年のエルサレム賞の受賞スピーチとか、2011年のカタルーニャ国際賞のインタビューくらいでしか本人の声って聴いたことなかったからね。
いずれも英語だったし。
■閉店 オブ・ザ・イヤー
『渋谷 富士屋本店』
日本に帰ってきたら、神田で行きつけだった老舗の『大越』とか無くなっててムーチョスショックでして。
少なくとも東京にいる間は老舗の閉店を見逃すまいぞと日夜パトロールしとりまして。
そんな中、渋谷にある立ち呑みの聖地『富士屋 本店』が10月閉店。
わりと早めにアナウンスされたんで、最後の数か月はそりゃもうスゴい事になってました。
Tシャツ売ってた。
SHIBUYA、サヨナラ、バンザイ、HOPPY。
なるほど、言いたいことは全部書ききってますな。
いや、それにしても店内激混みで暑くて死にそうだった(笑)
■ノート オブ・ザ・イヤー No.1
『MD Notebook 新書 横掛』
ページの上下が太い線で区切ってあって、見開きを4分割でメモできるってのが面白いですね。
ミドリカンパニーという会社は面白いノートを沢山リリースしていますが、どれも紙の色がいい。
この新シリーズもクリーム色の紙が良くて買っちゃう。
パラフィン紙のカバーも、色々思い出していいんだよなぁ。
■ノート オブ・ザ・イヤー No.2
『ナカノ 全音ピアノライブラリー ポケットノート ツェルニー』
これはピアノ教本のシンプルで美しいデザインをそのまま使ったノート。
サイズ感を見ていただくために、ちょっと我が家のブルクミュラーの本物の楽譜を拝借しました。
メモ魔の俺的にはジャケットの内ポケットからコレを取り出してメモを取るのは喜びです。
■カードゲーム オブ・ザ・イヤー
『Rocca Rails』
列車が脱線しないようにレールを繋いでいくカードゲーム。
絵の立体感が面白いなと思ったんですが。
子どもがのってくれなくて実際は一度もプレイできてません(涙)
いつかプレーする日はくるのかしら。
■シンガーソングライター オブ・ザ・イヤー
4月に3rdアルバム『祝祭』をリリース。
7月にはフジロック出演。
俺は日本の特にインディーズに疎く、ごく最近になってこの人を知ったんですが。
『来世はアイドル』(2014年)、『恋する惑星』(15年)にはずいぶん救われました。
いずれも本人が二十歳くらいの頃に出したアルバムかぁ。
スゲえなぁ・・・。
「目の前で話す偉そうにしてるオジサマには興味がない♪」
「興味がなーい、興味がなーい、興味がなーい、興味がなーい♪」
いや、だとしても5回も言うんでないよ!
この人は今の若者にとってのサニーデイサービス、そんくらいのアーティストになるんじゃないかな。
『リメンバー・ミー(Coco)』
良い映画というのは、観た人に何らかの変化をもたらすものだと思います。
なぜ怖いかと言うと、例え現世で経験を積んだ老人であっても死ぬのは皆初めてだから。
このあたり、谷川俊太郎と松本大洋の『かないくん』でも描かれている。
死後の世界はある、という考え方。
子ども時代に観たアニメーションというのは、その人の脳裏にすり込まれて長い間留まる。
遠い将来、自分たちが天寿を全うするとき『リメンバー・ミー』が残したイメージがその助けとなる可能性がある。
その可能性があるだけで、これはものスゴい映画ってこと。
■ムービー オブ・ザ・イヤー 番外編
『サニー 永遠の仲間たち』
2011年に韓国公開、翌12年には日本公開されている映画ですが。
小生、韓流に疎いもんで、18年の大根仁のリメイクによってこのオリジナルの存在を知りまして。
という経緯により、俺的には18年のオブ・ザ・イヤー。
いやはや、最高でした。
この映画のことをアレコレ語りたくて、後で奥さんにも観てもらったという(笑)
主人公たちの青春時代は1986年かぁ。
俺的には初めて海外暮らしを始めた年でした。
Girls Just Wanna Have Fun、流行ってたなぁー。
■ヘビーローテーション オブ・ザ・イヤー
『ミンティア』
ミンティアの辛いヤツ(手前)。
もうこれが無いと会議に出れない身体になってしまいました。
水みたいに飲んでますね、眠気覚ましに。
■バク宙 オブ・ザ・イヤー
『Franco Lioneの革靴』
ほんと、まさかでしたね。
イタリアの靴のソールがツルッツルなのって、やっぱりローマとかフィレンツェの石畳を歩く前提で作られてるんでしょうね。
ここ日本の、それも雨に濡れた山手線のホームなんかで履くべきものじゃなかったんですよ。
スリッピーなホームで靴底がツルンっとか言って滑っちゃいまして。
キレイに後方に360度、一回転して着地。
まさか、この年でバク宙(後方宙返り)をマスターするとはねえ・・・。
■ぷるぷる オブ・ザ・イヤー
『白鷺堂本舗の丹波黒豆入りくず餅』
白鷺堂本舗は姫路城の目の前にある和菓子屋さんです。
美味しかったなぁ、爽やかで。
しかし、どうしてまたこう癖のあるルックスになったんでしょうね。
RPGの序盤に登場するモンスターみたいなね・・・。
■もちもち オブ・ザ・イヤー
『伊勢屋本店 玉椿』
奇しくも姫路のお店2連発ですね。
日本橋の三越本店でも売ってるから東京でも買えるっちゃ買えるんですが。
美味しいですねぇ、モチモチで。
まあ、お餅がモチモチしてんのは当たり前かぁ・・・。
■ぷにょぷにょ オブ・ザ・イヤー
『meet flesh』
いつか「もう嫌だ!」と言うくらいあのプニョプニョを大量に食べてみたいという。
その欲望が叶うのに、こうも長い時間がかかりました。
台湾より『鮮芋仙 meet fresh』が満を持しての日本展開。
そして日本進出の一号店が赤羽という、このチョイスの妙(笑)
このボリュームを見てると子供のころ読んだ『芋粥』の話を思い出します。
「芋粥に飽かむ」ことを夢想して人生を過ごしてきたのに、いざ大鍋に一杯の芋粥を目にするや、ほんのちょっとしか口にできなかった五位の話を・・・。
(念のため、meet freshはお味の方もgoodです。ペロリいけます)
■お疲れ様 オブ・ザ・イヤー
『長谷部 誠』
ロシアW杯の閉幕をもって代表引退。
あのやんちゃだった浦和のドリブラーが、いつの間にか代表の頼りになる主将に化けてましたね。
ブンデスリーガでは、キッカー誌などの採点で両チーム単独首位なんてことも珍しくない活躍ぶり。
フランクフルトでのポジションはリベロなんですが、前任のコバチ監督が「マコは往年のマテウスだ」みたいな発言をしており。
最近は後任のヒュッター監督も長谷部の危険予知能力が素晴らしすぎて「いつ休ませるか考えている」的な事を言ってました。
それでも休ませ時がなくて、20試合くらい連続出場させてましたね。
今後は代表戦の長距離移動もなくなって、クラブでのコンディションもより整うことでしょう。
ありがとう、長谷部誠。
あなたのキャプテンシーをいつか懐かしむ日が来るだろう。
『Debailleul』
部署を異動する日にわちゃわちゃと机の荷物を段ボールに詰め込んでる時、誰かがお別れの挨拶に来てくれるというのは、忙しいながらも嬉しいもんです。
そしてプレというのは値段やブランドじゃなくて、やっぱりどんな時に渡してくれるかなんだなぁと。
ちなみにもう過ぎちゃったけどバレンタインデーのチョコとかも絶賛募集中なんだよね。
いや、いいんだぜ遠慮しなくたって。
『国内出張』
帰国して以来、国内出張にハマりました。
普段、東京ばっかだから新鮮。
今年は福島に何度か行って美味しい日本酒を飲んだり(お酒のクオリティがホントに高い)、高松にも2回行ったのかな。
高松良かったなぁ。
昼はうどん食べてね。↑
一度目は久々にジックリ話したいなと思ってた先輩と一緒だったので、瓦町の美味しい居酒屋で色々話してね。
二度目は初対面の他社の人とすげー仲良くなっちゃって、あれもムードがあっていいバーだったなぁ。
高松はコンパクト且つ飲み屋が多くて良い感じ。
いつか瀬戸内海を見ながら暮らすのもいいなぁ。
■お初 オブ・ザ・イヤー
『ワニ肉』
初めて食べたと思います、ワニの肉。
品川だったかな?
わりとあっさりでしたね、鶏のムネ肉っぽい感じで。
■まぜご飯 オブ・ザ・イヤー
『吉野鶏めしの素』
ワニの肉が鶏っぽかったってことで、今度は鶏めしの話。
これはお土産で戴いたのだったかな?
美味しい。
味が強めで、おにぎりにもちょうど良い。
鶏肉・ごぼうも国産。(ステビア入ってるのはちょっとだけ残念)
■飲んだ後の〆 オブ・ザ・イヤー
『新橋 鳥小屋のそぼろ御飯』
で、鶏と言えば焼鳥ですが、そのあとの最強の〆は何かって話。
新橋の鳥小屋は人数揃ってないと店に入れないし、予約しても当日の夕方かかってくる確認の電話に出れないとアウトだし、わりとタイトな運営をされてますが。
ホントに美味しいんだよねぇ、〆に食べるそぼろ御飯が。
飲んだ後だから鶏ガラスープがまた・・・。
■デイパック オブ・ザ・イヤー
『GREGORY/ SUNBIRD Series offshore day』
急に食べ物から離れちゃったけど、思い出した順です。
サンバードはウェイン・グレゴリーが奥さんと最初に立ち上げた会社(グレゴリーの前身)で、その当時の素材やデザインを現代風にアレンジしたのがグレゴリーのサンバード・シリーズ。
もう絶対に要らないほど有り余っているデイパックですが、この、モノを入れるとその形に膨らんでいくルックスが可愛いすぎて購入。
裏でハイテクを多用しながら見た目レトロに仕上げるってのが、どうも自分の好みのようで。
表面はナイロンじゃないから、雨が降れば当然染みができます。
だがそれがいい!!
2016年に米大統領選で大方の予想を覆してトランプが当選した時、俺はイギリスにいました。
ロンドンのオフィスでインテリジェンスの真似事みたいな仕事をしてたんですが、
「当選はクリントンで決まり!」
的なレポートをせっせと書いては東京本社に送ってまして。
結果はご存知のとおり。
その後の2年間でセカイは今やトランプのいる日常に慣れつつあるんだけど、2016年のあの日の衝撃と言ったらなかった。
当時、イギリスはBREXIT(EUからの離脱)を6月の国民投票で決めちゃったばかりで国全体がわりとテンパってた。
みんな、自分たち自身の決定に驚いてた。
おいやべーよ、マジで離脱だよ、みたいな感じ。
そんな中、ヨーロッパ全域でも中東とアフリカから来る移民&難民に対する民衆の不満が大きなウネリになってて。
ドイツではメルケルが追いつめられ、フランスでもマリーヌ・ル・ペン率いる国民戦線の躍進が目覚ましかった。
結局、17年5月にマクロンが勝って、一旦ヨーロッパは一息つくんだけど。(いま現在マクロンは青息吐息ですが)
あん時、米国から遠く離れたロンドンに居てさえ、わりと恐かった。
当時、アウトサイダーとして欧州に住んでた人の中には感じてた人も多かったんじゃないかと思う。
排斥に対するぼんやりした恐怖を。
そこで。
この本『対立の世紀』でイアン・ブレマーが指摘してるのは、トランプが今のこのポピュリズムに押しつぶされそうな世界を作ったんじゃないということ。
「彼ら」が誰で、どのくらい攻撃するかは時によって違うんだけど。
壁の外から来る人間、つまり移民を追い出せば、自分たちは昔のように幸せに暮らしていけるという。
その気運(幻想)が満ち満ちたときに、トランプが出てきて「壁をつくろう!」と言った。
トランプが今の世界を作ったんじゃなくて、今の世界がトランプを作ったってこと。
この本が出たのは2018年だけど、2016年当時のブルってた俺にも読ませてあげたいなと(笑)
己を知り敵を知れば百戦危うからず。
この本を読んだって何かが解決する訳じゃないんだけど、敵がトランプ個人じゃない事に気づいてるかどうかはデカいと思う。
++++
あー、書いた書いた。
いざ振り返ってみると、わりと色々思い出すもんですね。
ほとんど他愛もない事ばっかりですが。
結局、オブ・ザ・イヤーのどこにも書いてませんが、
2018年に本当にうれしかったのは尊敬できる仲間が沢山できたこと。
そして、一生もんだなと思う友人が一人できたこと。
いい歳してこの2つが同じ年に起こることってなかなか無い。
2019年も美味い酒のむでや。
おしまい!
■オブ・ザ・イヤー
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