『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

ザ・ニュー・ポルノグラファーズ "Whiteout Conditions"

2018-12-03 | Music(音楽):音楽は風に乗る


先日、Neko Case(ニーコ・ケース)のことを書いたんで。

今夜はその勢いでNekoが所属しているカナダのバンド、The New Pornographers のことも書いておきたい。


ちなみにNeko自身はバージニア出身のアメリカ人女性。

日本のサイトではThe New Pornograhers の元メンバーって事になってるけど、まだ所属しとります。



ズンパノ、またはザンパノ。

The New Porograhers のことを書く前に、俺が高校生の頃に熱狂していたZumpanoというカナダのパワーポップバンドのことを少しだけ。


92年に結成され、96年に惜しまれつつ解散。

日本では最初ズンパノ、訂正されてザンパノと紹介されてました。

(昔はロックバンドの名前もサッカー選手の名前も、しょっちゅう日本語表記が変わったんです)


当時、激旬だったグランジ専門レーベルのSubpopから2枚のアルバムを出しましたが。

鳴かず飛ばず。

ノイジーなSub Popのカラーとも合ってなかったし、時代が重めの音を求めてて。

だってパール・ジャムとかだもん、当時売れてたの。

ちょっと時代とマッチしなかったかもしれない。


でも、アルバムは2枚とも素晴らしかったですね。

夜間飛行的個人史の中では燦然と輝いてます。


で、そのZumpano が解散して、フロントマンだったCarl Newmanが1997年にヴァンクーヴァ―で結成したのが、The New Pornograhers。


バンド名の由来は野坂昭如原作の邦画『エロ事師たち』(英題はThe Pornograhers)を見て触発されたとの事。

この辺り、ちょいとインテリな感じするよね。

バンドのキーボード、Blaine Thurierの奥さんは日本人らしいので、そのあたりの影響もあったのかも?


The New Pornographers - Whiteout Conditions (Official Audio)

嗚呼、晴れがましいな。

晴れがましいよ、俺は。

こんな素晴らしい曲をここでかけられて。


Whiteout Conditionsは、バンドが去年(2017年)リリースしたアルバムのタイトル曲です。

こちら公式PVもあるんですが、画が邪魔で曲に集中できないので(笑)

静止画で失礼します。


バンドには結成時からNekoが準メンバーとして参加しているほか。

DestroyerのDan Bejarも参加。

Nekoがソロでブレイクして忙しくなってからは、Kathryn Calderが穴を埋めてます。

若いころは丸顔の女子が好きだったけど、四角い顔の女性もなんだか可愛いと思うようになってきた。

映画『ファンタスティック・ビースト』のアリソン・スドル嬢とかネ。


更にツアーメンバーでバイオリンとボーカルを務めるもう一人の女子、Simi Stoneも相当恰好が良いのです。

うーむ、どうしたらこんなに恰好良くなれるのか。


他のメンバーも皆、一癖ある人揃ってまして。

全員紹介したいのですが、写真を張るのが面倒になってきたのと、酔っぱらって眠くなってきたので今夜はこの辺で(笑)


The New Pornographers - Full Performance (Live on KEXP)


皆、なんて恰好良いの・・・。

このKEXPでの素晴らしいライブがYou Tubeで公開されて1年半。

世界でまだ3万人しか見てないってのは、一体どーゆーことなんジャイ!


あのね。

俺はこの人たちみたいな自由な大人になる為なら、何だってするぜ。(←ミュージシャンを目指すという意味ではない)

でも、バンドがこうやって成熟する過程には、当然若かりし頃がある。

今から18年前、2000年の彼らの雄姿も見て。

The New Pornographers - Letter From an Occupant


最近はソロが忙しくてお休みしがちなNEKO姉さんも大フィーチャー。

この人は後にグラミーでフォークアルバムの賞を獲る人なのに、バンドだとなぜこうもパンクなのか。

ジーパン洗ってなさそうなとことかパンクでしょ。

そしてカナダのバンドにありがちな、このビデオクリップの何とも言えないいなたさ。


酔った勢いで書いちゃうけど、俺の脳内では、いまだにこの Letter from Occupant みたいなギターポップが流れている。

学生の頃からずっと、歳とった今でも。

こんだけいい歳したオッサンになってもそうなんだから、きっと爺ちゃんになっても同じだろうと思う。



だとしたら、どんだけジジイになっても俺の心の中はどこか爽やかだろう。

だって、頭の中でこんな青臭いギターが鳴ってんだぜ?

それってば、生涯ずっとグリーンアップルのガムを噛んでるみたいなことだよね。


<熱帯雨林>

Whiteout Conditions
Concord Records
Concord Records
Whiteout Conditions [12 inch Analog]
Concord Records
Concord Records
Whiteout Conditions
Dine Alone
Dine Alone
Mass Romantic
Matador Records
Matador Records
Mass Romantic (Remastered)
ザ・ニュー・ポルノグラファーズ
Matador
マス・ロマンティック
Pヴァインレコード
Pヴァインレコード

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日曜日の昼下がり、街の小さ... | トップ | 『オブ・ザ・イヤー 2018』 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。