『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

映画 『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』

2014-11-26 | Movie(映画):映画ってさ

『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』
"Parkland"
監督、脚本:ピーター・ランデズマン
原作:ヴィンセント・ブリオシ
2013年・米



パークランドってのは、事件後のケネディを受け入れた病院名。

その絡みもあり、観ていて

『ER緊急救命室』か!

と突っ込みたくなるほど、手術室のシーンが多い。


この陰謀モノ好きな、

オリバー・ストーンの『JFK』を5回も6回も観た俺でも、

はだしで逃げ出すよーな中途半端作。

なんだこりゃ、という。


映画にストーリー(真相解明)を求めた場合にはね。

でも、普通は求めるよねぇ。


なぜ事件から50年も経ったこのタイミングで、

製作総指揮にトム・ハンクスまで噛んで、

こんな、中途半端な。


だいたい真実の4日間って、93分の尺なのに初日で60分くらい使ってんじゃん!

そう思うんだけど。


でもね、どうも違うようだ。

暗殺の真実を明かすために4日間を追っていくんじゃなく、

ケネディの死から4日間の本当の姿、

人々の動揺、混乱、疲弊・・・

を映し出していくという。

そーゆー趣旨みたいで。

群像劇。

確かにこの事件は、関わった人たちのその後の人生を決定的に変えた。


監督自身が4年間、ダラス周辺を取材したそうで。

ザプルーダーのオリジナルフィルムはどこ行ったの?問題をちょっとほのめかし。

FBIの証拠隠滅問題にはかなり切り込んでますね。


俳優陣はみな良かったけど、特に、

偶然8ミリで事件現場を撮影していたザプルーダー役のポール・ジアマッティ(『ロック・オブ・エイジズ』出てたね!)はすごく良かった。


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