『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』
"Parkland"
監督、脚本:ピーター・ランデズマン
原作:ヴィンセント・ブリオシ
2013年・米
パークランドってのは、事件後のケネディを受け入れた病院名。
その絡みもあり、観ていて
『ER緊急救命室』か!
と突っ込みたくなるほど、手術室のシーンが多い。
この陰謀モノ好きな、
オリバー・ストーンの『JFK』を5回も6回も観た俺でも、
はだしで逃げ出すよーな中途半端作。
なんだこりゃ、という。
映画にストーリー(真相解明)を求めた場合にはね。
でも、普通は求めるよねぇ。
なぜ事件から50年も経ったこのタイミングで、
製作総指揮にトム・ハンクスまで噛んで、
こんな、中途半端な。
だいたい真実の4日間って、93分の尺なのに初日で60分くらい使ってんじゃん!
そう思うんだけど。
でもね、どうも違うようだ。
暗殺の真実を明かすために4日間を追っていくんじゃなく、
ケネディの死から4日間の本当の姿、
人々の動揺、混乱、疲弊・・・
を映し出していくという。
そーゆー趣旨みたいで。
群像劇。
確かにこの事件は、関わった人たちのその後の人生を決定的に変えた。
監督自身が4年間、ダラス周辺を取材したそうで。
ザプルーダーのオリジナルフィルムはどこ行ったの?問題をちょっとほのめかし。
FBIの証拠隠滅問題にはかなり切り込んでますね。
俳優陣はみな良かったけど、特に、
偶然8ミリで事件現場を撮影していたザプルーダー役のポール・ジアマッティ(『ロック・オブ・エイジズ』出てたね!)はすごく良かった。
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