『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

『アンディ・ウォーホル展 永遠の15分』

2014-05-02 | Life(日常):書いとかないと、忘れちゃう


よく晴れた日でね。

のんびり六本木を楽しんだ。


個人的に、

六本木は最高に楽しくて夜更けまで帰りたくないよな日と、いまいち気分が乗らない日に分かれるのだ。


ウォーホルは、オリヴァー・ストーンの映画『ドアーズ』(米・91年)みたいに、変質者的な感じで描かれることが多い人ですが。

お金にもむちゃくちゃうるさかったしね。

仕事済んでも、クライアントから振り込みがあるまで信用しないし(笑)


でも、俺は実際のエピソードで

「あれ、意外とイイ奴じゃん?」

的なこぼれ話がスキ。

ジョナサン・リッチマンがジョン・ハーヴァードのヴェルヴェッツ本で語ってるエピソードみたいなね。

憎めないよーん。




カシャッとな。


今回は国内史上最大の回顧展とのこと。

ちゃんと年代別に整理されてんのが良かったね。


作品全般については、面倒なので、得意の【大省略】でお願い致します。

商業作品の鬼へと邁進していく前の、素朴な中にセンスがキラリな作品群もステキだった。


期待していたファクトリー実物大(?)再現に関しては、完全拍子抜け。

個人的に、無類の基地好きなもんで。

少々期待し過ぎたみたい。



そういえば、



2年くらい前に品川駅にてドドーンとウォーホルが貼ってあったね。

我ながら、新幹線乗り遅れそーなくせに写メ撮っとんのかいという。



没後に、飲んだこともない缶コーシーの広告に使われるのってどーなんかな?

と一瞬思うものの。



本望だよね。

イメージの拡大再生産の『祖』たるウォーホルとしては。

そして、何より、

晩年、突如モデル・エージェントに自ら登録して喜々としてモデル活動をしていたウォーホル的には(笑)






本展の副題「永遠の15分」はウォーホルの発言、

「将来、誰でも15分は世界的な有名人になれるだろう」

から。


短いセンテンスではっきりと意図を伝えることも多いウォーホルだけど。

この言葉については、結構いろんな解釈ができるよね。


ちなみに、俺が一番好きなウォーホルの言葉は、こちら。


「アンディ・ウォーホルって人間について知りたければ、ぼくの絵や映画を、ただ表面的に見ればいい。

そこにぼくがいるから。

裏には何もないんだ」


だって、普通は「中身がなんかある!」って他人に思わせたいもんでしょ、人間なら。

さすがだね。


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