毎年のごとく、目黒川は黒山の人だかり。
黒川なのに黒山とはこれ如何に。
ただ、ここはシートとかを引けないシステムなので、人が常に流動し停滞感はない。
霧雨、桜吹雪、水面を流れる花びら。
基本的にこの辺りは長らく俺のホームエリアだったのだが。
改めて夜桜を見て、久々に本気で感動する。
・・・んだけど、寒い、死ぬマジデ。
桜マニアの部長に拉致され、3年前、千鳥ヶ淵で凍死しそうになった経験を生かし・・・
今日もコートを着て・・・きてないのだった。
バカッ、俺のバカッ!
だって明日が部の花見なのに、なぜその前夜に突然、課で花見を・・・ッ!
って言うか、今すぐお店に入りましょう!
ホラ、窓から夜桜見えますから、ねっ、ねっ!
あったかいんだからぁ♪ (あ~あ、言っちゃったよ)
ふーーー、生き延びた。
あとちょっとで、路上で飲んだビール全部漏れてた。
こうして今夜も、聖人君子(俺)の面子はなんとか保たれたのである。