ずっとループする4つの循環コード。
重いトーン。
ロックバンドがラップに手を出すありがちな展開かと思いきや、サビで転調。
一転して、上海ガニと書いて愛、の世界へ。
この曲、『琥珀色の街、上海蟹の朝』は、くるりが自身の20周年を記念して2016年7月にリリースした通算30枚目のシングル。
個人的な話だけど、一昨年は海外に住み始めた頃で、くるりをフォローする余裕がなかった。
そんな訳でこの曲は少し遅れて、去年(2017年)、個人的なヘビーローテーションになった。
くるり - 琥珀色の街、上海蟹の朝 / Quruli - Amber Colored City, The Morning of The Shanghai Crab (Japanese ver.)
ニューアンセムだなぁ、と思う。
この曲の日本でのチャートアクションは存ぜぬが、でも94年の『ブギーバック』だって確か最高位15位とかだったよね。
とっくに、曲の力(影響力)とチャートの順位が直結しない時代になってるから・・・。
正確には、うちのパダワン(下の子)が土曜日の朝に、コネコネした紙粘土に木工ボンドを練りこみながら、
「上海蟹食べたい♪ 一杯づつ食べたいよ♪」
と、口ずさんでるのを見て、少なくとも我が家ではアンセムだと思った。
紙粘土つくってる時は、子供が一番集中する時間だからね。
そん時、口ずさむ歌は、六腑に落ちてるって事、たぶん(笑)
ちなみにウチの子は、台湾から帰国後、自ら「小籠包」を名乗り始めたほどの中華料理ファンなので、この曲の
「小籠包じゃ足りない♪」
のところを
「小籠包も食べたい♪」
に変えて歌うのだった。
そうね、小籠包も美味いよなぁ・・・。
なんでこの曲がグッとくるかって、結局、アナタと食べたいのが『温かい料理』ってとこがポイントなんじゃないかな。
<熱帯雨林>