『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

誕生日の子どもたち

2014-06-01 | Life(日常):書いとかないと、忘れちゃう



某日21時過ぎ、会議中にゲッチから着信。

21:23
「おたん」

21:24
「じょうび」

21:26
「おめで」

21:29
「とぅ」


ぅは小文字か・・・。

このメールは、誕生日の祝福メールが1通も来ない場合に供え、あらかじめゲッチに依頼しておいたものだ。

4通に分けるとは、さすが気が利く。

4件にカウントできて助かるわぁ。


と、いう訳で今年もひとつ、歳を重ねることが出来ました。


お仕事。

プライベートはともかく、 職場では比較的大人ぶっていたりするものの。

最近、英語の打合せなど増えて四苦八苦。

話せねーなぁ、まじで!

特に電話がまいっちんぐ。

ある程度は英語ができるという周囲の誤解を、長年放置してきた過去の自分を今からでも殴りたい。

今から一緒に、これから一緒に、殴りに行こうかぁ~ ♪
(クスリはダメ、ぜったい。)


私生活。

やはり一番大きいのは子供かもしれない。

子供と接するというのは、人生の主役の座をいくらか明け渡すコトだと思う。

(パーセンテージは人によって様々でしょうが)

奥さんの努力に較べればおこがましいくらいだけど、旦那とてやはり、多少そういう部分はあるわ


世界が誰のものかが、理屈じゃなくて、実感としてストンと腑に落ちるとでも言うのかな。

圧倒的な輝きとエネルギー。

誰かを支えるという行為にも、若い頃には思いもよらなかった喜びがあるもんだと、思い知る次第。


主役って話で言えば、俺も

モラトリアムの波間をふわふわと漂っていたい・・・

という期間の長い男だった。

詳細な年表は見苦しいので割愛しますが、まあ長かったよ。


相変わらずゆとり成長(今年も健康診断で検便提出できず)の俺だけど、あの頃と比べたら今昔の感に堪えんね。


だってね。

まず、モノを考えるトレーニングをしてないから、一言で言うととっても頭が悪かった。

今でもアホだけど、今の比じゃなかった。

そのくせ自意識だけは高くて、人から賢いと思われたがり、

聞きかじったような言葉で喋るから、何を言っているか誰にも分からず(俺にもわからん)。

そんなチンカス君だった。


なぜ、そこまでアホで居られたかと言うと、変化に鈍感で、いつまでも今の毎日が続くと思っていたから。

それは誰の心にも潜む思いで、

徳永英明が

思春期に少年から大人にかわるぅ♪

と歌ったその変化を一言で言うすれば、要するに、

「いつ、どんなふうに勘違いと決別するか」

ってことに尽きると思う。


変な例ですが、仮にあなたが妙齢の女性だとして、彼氏のたーくん(誰やねん)が、


「俺、お前のこと大好きだよ。

でも、俺はこのとおり未熟で・・・、まだまだ学ばないといけないコトが沢山ある。

収入だって、自分を食わすのが精一杯だしさ。

だから・・・、だから結婚はちょっと待って欲しい。

時間が欲しいんだよ。

お前を背負って人生を歩いていくだけの自信が着く、その日まで・・・」


とか言い出したら、それは直訳すると

「俺、もっとフラフラ遊んでたい」

というだけのことなんで。


昔の俺に匹敵するスカタンという事になります。

もし30歳ならギリ治る可能性があるものの。

35歳の彼氏だったらもう不治の病なんで、別れないと低温火傷するでしょうね。


そんな患者さん、および症状を、自戒をこめて、

「モラトリアムふわお」

そう呼んでおきましょうか。


ふわおは、一回身体から出て行ったらゼッタイ再度憑依しない、とは言えない気もするんで。

一歩一歩、油断せずに行こうぜ、なあ >俺。


(写真は、オクトーバーフェストちら見帰りの日比谷公園)
 


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