さて、これからどうしようか?
と途方に暮れたとき時、
「でも、まあ、なんとかなるさ」
と思える事はとっても大切だ。
そんな時に心の中で鳴らすのに、『さよならスカイライン』ほど相応しい曲はあるまい。
ラッキーオールドサン『さよならスカイライン』(Official Music Video)
完璧なPV。
イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』のポスターは、床ポイされて受難だが。
『さよならスカイライン』は2017年にバンドが発表したアルバム『Belle Époque』の1曲目を飾る。
名曲『木綿のハンカチーフ』をうまく使ったAメロの歌詞から、一気に掴まれる。
(本当の事を言うとイントロからすでに掴まれている。我ながら一生こんなコード進行を愛でて生きていくんだろうなぁ)
------『さよならスカイライン』(歌詞)------
カーステレオあのひとの趣味で
木綿のハンカチーフ
これが最後の涙
十三回忌の母を訪ね
生まれ育った町へと
スカイラインを飛ばす
なんとかなるさ
これから今まで
どうにかやるさ
フフフ
遠慮のないあのひとはいつも
お茶が熱くてのめませんと
待ってみるふり
カーステレオ
あの時のままで
春一番を呼び込む恋のうた
なんとかなるさ
転がる日々を
どうにかやるさ
フフフ
なんとかなるさ
これから今まで
どうにかやるさ
フフフ
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カーステレオに残されたカセットテープにしろ、まだ、身の回りには若干「未練」を孕む空気も漂っている。
でも、車を運転する主人公の心の中にはある種達観した、静かな決意のようなものが見て取れる。
そこがこの歌の魅力だ。
車が気持ちよくスピードに乗っていく絵が浮かぶ。
大げさな宣言はしないけど、もう腹は括った。
そして、「どうにかやるさ、フフフ」と呟く。
ラッキーオールドサンは、今、日本で最も格好の良い男女2人組バンドだ。
東京での活動を経て2019年に活動拠点を四国に移し、結婚したとの事。
目下全国ツアー中で、今日は青森。
10月の La.mama 行きたし。
<熱帯雨林>