サンダー杉山blog

まあいろいろと。音楽主体かな。あと本とかアニメとか。

DTMの出口

2008-10-06 23:48:16 | Weblog
初音ミク界隈が面白い。
当初の物珍しさから、いまは完全にDTMブームの牽引車になっている。

ネットが普及しだして、比較的簡単に音楽配信が出来るようになった訳だが、あまり需要が少ない気がする。
MYSPACEが出だしてちょっとは面白くなるかな、なんて思っていたのだけれど、比較的、自由にhtmlが書けてカスタマイズできるものだから、やたらページを開くのが重い人とかがいると見る気がしなくなる。

そこにきて、ニコニコ動画である。

しかし、ニコニコ動画で受ける音楽は実際、初音ミクに代表されるVOCALOID音源だけだ。

どんなに歌が上手かろうが曲が良かろうがニコニコでは受けない。youtubeも含めて、メジャーアーチストのプロモーションビデオが氾濫しているからだ。そんな中で、だれが素人の音楽を聴くの?といった状況がある。

初音ミクはそんな状況の中で、アマチュアの音楽が受け入れられる唯一の状況であると言える。

初音ミクのイメージイラストがタレント性が強く、クリプトンが二次作品への使用を認めている、というのも大きな要素だ。

ピアプロにはミクのイラストで溢れ変えているし、詩や曲だけの投稿があり、コラボレーションが起こりやすい状況を作っている。 ボーカロイドにゃっぽんSNSは登録者は6千人ほどだが、かってのmixiみたいにアクティブだ。さらに2ちゃんねるの「初音ミクスレッド」ではやたら高度なDTMテクニックが紹介されている。

こういったネットだけの動きではなく ボーカロイドonly event「THE VOC@LOiD M@STER」といったイベントも盛んに行われている。ライブのかわりに即売会があるのである。

一昔まえのバンドメンバー募集サイトで女性ボーカルは売り手市場だったのが、いまや、ボーカロイド作家のHIT曲を歌わせてもらっている、といった状況になっている。

いやはや。面白くなって来た。