サンダー杉山blog

まあいろいろと。音楽主体かな。あと本とかアニメとか。

ドラム録音ローディー体験

2009-11-01 19:53:54 | 音楽研究
とりあえあず忙しい忙しいと言いながら、昨日は友人のドラム録音のバイトをしてきた。

CDが売れず予算が少ない音楽業界。さらにインディーズは予算が少ない。そんななかで、バンドの録音もなるべく低予算でやるわけだから、スタジオの時間を節約したい、というのが当たりまえの考え方なわかだ。

そん中で、昨日のドラム録りはドラムキットを1から組むところからスタート。

しかもこんな凶悪なドラムセット。
シンバルセットその1
シンバルセットその2

まあ普通ならそのバンドのメンバーが手伝ってしかるべきなのだが、予定があわなくてぼくが駆り出されたわけだが。

ひとつは、コンデンサーマイクのマイクプリ代わりのミキサーをぼくが売りつけたこと。もう一つはボーマス9のときに、雑用を一手に引き受けてもらった恩返しってことで。

とはいえ、ドラムセットに関してはぼくはほとんどわからないんで、荷物運びと、コンデンサーマイクのセットアップ。

マイクプリ代わりのミキサー

まあ坊や(ローディー)ですよ。

こだわりドラムセットの解説は本人(H.K.O師)のブログを見てください。

そんなわけで、きのうのバイト代で、きょうはビーフステーキを焼いた。
ビーフ・ステーキ
おいしそうにみえないって?

ぼくは料理は下手です。でもステーキは焼くだけだから美味しかったよ。

I LOVE Synthesizer #3MS-20+SQ10

2009-11-01 00:51:53 | 機材
えーもう11月か。THE VOC@LOiD M@STER 10、まであと2週間。てなわけで、ほとんど制作実況に近い形で進めていきます。

KORG MS-20はMIDI対応していないので、いまどき使えないじゃん、という前に。そもそもMIDIが生まれる前はどうしていたのでしょうか?

リアルタイムで演奏して多重録音という話は先日書きました。

しかし、このMS-20には専用シーケンサーKORG SQ-10というのが存在しています。
いわゆるアナログ・ステップ・シーケンサー。いまはあまりこういうものはありません。


MS20+SQ10

どういう音がするかというとこんな感じ。
[VOON] sq10originalroop

まあ、テンポもピッチもアバウトなわけですが、昔の人はこれでも自動演奏ができてすげー、ってことで、アバウトなつまみをぐりぐり回して調整していたわけです。

いかにもシンセ初期って感じですが、昔の人はすごかったわけだ。クラフト・ワークマジで尊敬してます。

時はいま、すでに21世紀。素材さえあれば何でもできる。

まずはプロトゥールズに取り込んで、ループを組み、bpm=130になるようにタイムストレッチ。上がオリジナルのループで、下がタイムストレッチしたループ。

PROTOOLSでタイムコンプレッション

するとテンポが一定になるわけだ。
[VOON] SQ102009103102

さらにCUBASE5に取り込んでピッチを解析。
CUBASA5でピッチ解析

だいたいBからB♭くらいですね。いま作ってる曲はDなんで、それに併せてピッチを矯正します。

CUBASA5でピッチ修正

これで使える素材、でき上がりってわけです。

聴いてみましょう。
[VOON] 20091101sq10roopDmaj

なんでこんな面倒くさいことをするかというと、なんかこう、DTMで理屈っぽく作っていくと、なんか偶然性がほしくなるわけです。ある程度、コントロールできないというか。ギターでいうところのハウリングを利用したフィードバック奏法みたいに……。

どんな楽器でも、触っていて楽しくなる感じってあるでしょう?そんな感じです。

まあ、実際はKENTON PRO2を使ってMIDI同期をとることが多いわけなんだけど。

この辺の話は、また次回。

ハロウィンは嫌いです。