バブル崩壊は人災であるし、その後、30年の失われた時代は政治の責任である。
戦後の日本は、終戦後の一時的な混乱はあったものの、朝鮮・ベトナム特需による輸出、戦後復興、東京オリンピックによる内需拡大により、順調に経済大国への道を歩んできた。1973年の第一次オイルショックによる経済危機を乗り越え、1979年には「ジャパン アズ ナンバーワン」と世界的に称えられるようになった。
しかし、栄光は長く続かない。
日本からの輸出が米国との貿易不均衡をもたらし、日米貿易摩擦の中、プラザ合意がなされ、円高となり輸出産業が頭打ちとなる。その結果、不動産投機に熱中しバブル経済が引き起こされた。
ここまでは、まだ良かった。
バブルを人為的に崩壊させた戦犯は当時の大蔵省の官僚と、もっとも愚かな日銀総裁、三重野康である。
そして、この三重野を褒め称えた全共闘世代の反日マスコミの存在も軽視できない。
バブルをソフトランディングできず、長期的なデフレーションを引き起こしたことで、市中には多額な不良債権が発生した。借金をして投機することで膨らんだバブルがつぶれれば、返すあてのない借金だけが残る。
不良債権処理で銀行がサバイバルとなり、貸し渋り、貸しはがしによるリストラの嵐、就職氷河期が起きる。
ここでもう一人の悪魔、竹中平蔵が現れる。
少子高齢化による老人介護人材の不足は、すでに1980年代には予想されていたが、目先の経済に囚われた電通なる反日企業は「ダブルインカム、ノーキッズ」なる生活様式を謳い、海外旅行や輸入品を買いあさるような生活を宣伝し続けた。
踊らされた日本人にはもう余裕がない。
悪魔、竹中平蔵は「若者には貧しくなる自由がある」とわけのわからないことを叫び、安価な人件費で老人の面倒を見させようとした。しかも竹中は貧しき若者からピンはねすることを忘れない。これがパソナの実態である。
さらに、馬鹿モノ、小泉純一郎による財政再建も悪政として後世に語り継がれるだろう。
いまの先行きが見えない、迷走する時代は、これらの「愚か者、三重野」、「悪魔、竹中」、「馬鹿モノ、小泉」らによる人災であり、政治責任である。
しかしながら、国賊に好き勝手やらせたのは、選挙に行かず声を上げない人々の責任でもある。
選挙に行こう。