3月24日 日曜日 晴れのち曇りのち雨?
”好事魔多し”
先週木曜日、朝から震度4の地震警報がけたたましく鳴ったかと思うと、その後テレビの速報のテロップを見て激震が走る。陰と陽のバランスを重んじる老子はやはり正しいのだろうか?幸福の頂点にある時は警戒しなければいけないのかもしれない。先人たちの考察の鋭さに敬服。
今週は私は練習をお休みしたため、練習の内容をIさんに教えていただきました。(以下、見てきたように書きますが、ご容赦いただきます)本日は11名がお休みでした。
1.新譜2曲”コーヒールンバ”、”シルクロード”をいただいた。各自音出し後、2曲の譜読み。通し練習。
〇”コーヒールンバ” ー マラカス、シェイカーギロが必要なので、チェロ、マンドリン、サックスパートから一人ずつ担当。
〇”シルクロード” ー 音色、旋律感を大切に。レガート、スラーを意識して。オカリナ、グロッケンの担当を決めた。(宗次郎さんのオカリナでこの曲は有名だったような?)
先生から ”音楽は数学。拍をきちんと数えて。リズム感を出す。”との注意。”ド・レ・ミ~”の音階を発明したのは数学者のピタゴラスというお話も。物心ついて音楽を聴き始めたころからド・レ・ミは当然あるものと、不思議にも思ったことはなかった。確かに音階にはない音も生活の中には溢れている。どうやって音階を発明したのか、比較的わかりやすいサイトがあったので、ご興味があればご覧ください。
ピタゴラスは世界は整数の比でできていると信じていたそうだ。花の花弁の並び方も整数の比だとどこかで聞いた。ミロのヴィーナス、パルテノン神殿の黄金比は縦:横=1:1.618。伊勢神宮、法隆寺に使われている白銀比は縦:横=1:√2=1:1.414。神様の仕業としか思えない!!
話が逸れてしまったので、練習内容に戻る。
2.”夜のタンゴ” ー 曲中テンポが変わるので難しい曲。そのテンポを意識する。
2小節目から3小節目の"rit" , 8小節目からはresolute (決然とはっきりした)音で少しゆっくり。*resolute は毅然としたという意味なので、タンゴを踊る人がゆっくりした動作から速い動作に切り替える時をイメージしたら良いだろうか? 12小節目からのテンポは速く。 ⓹~⑥のクレッシェンド、曲の最後のrit でデクレッシェンド。難しい終わり方とのこと。
3.”Syncopated Clock” ー タイトルの”シンコペーテッド”のしっくりくる日本語訳はないように思うが、ウッドブロックの音がそれを一番表しているようだ。時計はリズム音痴だが、テンポはしっかり、スラーとスタッカートのメリハリをきっちり。
4.”American Pops Medley" ー ”悲しき雨音” ⑦から雰囲気を変える。単調な音楽にしない。
⑦から曲調が変わるところは歌詞で見ると、それまでスタッカートで雨音を表現しているところは”彼女が去ったことの悲しみ”を歌っているのに対し、雨に希望を託しているような感じだ。
【独り言】
練習がなかった先週はオオタカの観察に行ってきた。なんと、つがいのオオタカが巣作りを始めていた。縮小していく森を守ろうとしている方たちに対し、何人かの近隣住民は森があることで治安が悪くなったり、伝書鳩が被害にあったことなどを理由に開発を進めようとしている。来年にはその森からオオタカは追われるかもしれないと思うと人間でいることが嫌になる。でも人間でいる限り音楽を楽しむ日々を送りたい。そろそろツバメがやってくる頃。軒下に巣を作ってくれるのを喜ぶ人間でいたい。
次回の練習は
3月31日 9時~12時 十太夫福祉会館
(スリッパを忘れずに!)