9月8日(日曜日)
朝は秋の気配、日中はまだ真夏の太陽がギラギラ。それでも植物たちはちゃんと季節の変化を感じ取っているようだ。(植物は気温より日の長さで季節を感じるらしいが)先生から残暑バテに気をつけてくださいとのお話。寒いのより暑い方が身体は動かしやすいと思っていたが、最近のはそういうレベルの暑さではない。練習会場も温暖化や省エネを意識してか、空調の温度設定は27度。少人数でじっとしていればそれで良いのかもしれないが、30人もの人間が集まるだけでもあっという間に会場は蒸し風呂。楽器を持つ手が汗ばんでくる。今度アンケートがあったら書いてみようか。
さて、そんな不満はひとまず置いて。今日も練習。
1.音階練習 ー C dur 2分音符で、a moll 4分音符、4分音符を2個ずつスラー 先生が突然釣られたタコが死に物狂いで舟のヘリにへばりつく話を始めた。?? なんと、音階を練習する際、弦楽器は弓を弦から離さないようにとの喩。管楽器も息の使い方を工夫して、音が途切れないように。
2.四声体和声 ー 各パート、自分の楽器の音程にフォーカスするのではなく、全体の和声の雰囲気を掴むことがこの練習で大切なこと。例えばフレーズ内で音が上る時はクレッシェンド、下がる時はその反対などという原則がすべてではない。フレーズの内面、訴えたいことを考えて演奏する。(だんだん難しくなってきた)
3.リズム練習 ー 2拍3連
4.”ワルツ”(仮面舞踏会) ー ワルツは誰でも知っているように3拍子。ワルツは”円”をイメージして演奏しなければならない。(もともとドイツ語でwalz というのは”回る”という意味らしい)普通は1拍めが強く後の2拍は軽め、”ズンチャッチャッ”というリズムだが、仮面舞踏会は少し特殊。前奏から⑫までは3拍とも重く、⑬からは一般的なワルツのリズムになると先生。冒頭から①までの前奏は地を這うように重く、①の前のデクレッシェンドをしっかり。前奏だけでも表現の仕方にこれだけ工夫が必要なのだから、参考になる演奏を聴いてしっかりイメージしないと。。。先生はこの曲は私たちの団に向いていると仰っていたが、もしかして”ダークサイド”側の人間が多いのかな?(笑)
5.”ヘンリー・マンシーニメドレー” ー 全体の音づくりを一番に考えて、まずは周りの音を聴く。そして自分の役割を考える。伴奏はメロディを引き立たせる。全員でひとつの曲を作る意識を持つことが大切と先生から。各パートで指導された箇所はしっかり復習しておきましょう。
さて、前から楽譜の中の標語が気になっていたので、調べてみた。(知らないのは自分だけかもしれないが)よろしければご参考までに。
速度標語 | (遅い順に) | メトロノーム |
Lento | 非常に遅い、 | 40〜60 |
Largo | ゆるやかに(幅広く) | 45〜50 |
Adagio | ゆるやかに、穏やかに | 55〜65 |
Andante | 歩くような速さで | 76〜108 |
Moderato | 中くらいの速さで | 108〜120 |
Allegro | 快活な速さで | 120〜168 |
Vivace | 生き生きとかなり速いテンポで | 168〜176 |
Presto | きわめて速く、急速に | 168〜208 |
速度標語の意味を強める付加語、接尾語 | |
Molto | きわめて、非常に |
Assai | きわめて、非常に |
di molto | きわめて、非常に |
possible | できるだけ |
〜issimo | きわめて、最も |
速度標語の意味を弱める付加語、接尾語 | |
poco | 少し |
un poco | |
non troppo | はなはだしく |
non tanto | |
〜ino | やや |
〜etto | |
速度の変更 | |
meno mosso | 今までより遅く |
piu mosso | 今までより速く |
rit(ritardando) | 次第に遅くする |
accel(accelerando) | 次第に速くする |
次回の練習は
9月22日(日曜日)9時~ 北部公民館