夏になると、カブトムシ、クワガタの昆虫やザリガニ、メダカ等の飼育をしたくなるのは、男の子がいる家庭あるあるかな、と思います。
男の子も女の子も、生物に興味を待つ事は、命に触れたり、愛情や探究心を育んだりの良い機会になると思います。
今日はそんな夏の生物の思い出です。
まずはクワガタ編。
男兄弟に挟まれている私。
兄や弟よりも男勝りに育ちました。
しかし、昆虫には全く興味を示さず…
予測不能に飛び立つところや、幼虫の容姿がなんとも苦手で。
ゆえに、カブトムシやクワガタを飼育する時には、お世話係の対象外にしてくれ!と主張し、兄と弟で管理する事に。、
ある朝、蓋をちゃんと閉めていなかったようで、クワガタが見当たりません。
夜行性なので、これ幸いと逃げ出した模様。
オスのクワガタよ、どこに消えた?と半泣きの弟。
私にとってはGと同じ扱いなので、
「ちゃんと見つけてよ!どこにおるかわからんのが1番怖いやん!」と弟を責めます。
一軒家の家の中で、もはやどこにいるか見当もつかず、
「もう!ちゃんと見つけておきなさいよ!」
そう言い放ち、私が遊びに出かけようとしたその時!
「痛っ!!!…っていうか、いた!!!」
玄関で叫ぶ私。
「どこ!?」飛んでくる弟。
「早く取ってよ!!」差し出したのは私のつま先。。。
そう、クワガタはなんと私の靴の中に隠れていたのです。
暗闇にひっそり隠れていたところへいきなり足を突っ込まれて、猛攻撃!の図。
よりによって、甲虫類を毛嫌いしていた私の靴に…
お前も可愛がれ!と言わんばかりの目を向けて…
幸い、夏でも靴下を履く良い子だったので⁈若干の緩衝材にはなりましたが…
続きましてザリガニ編。
息子達が幼い頃、ムシキングなるものも登場して、夏が来るたびに虫籠と虫取り網を片手に空き地に出かけていました。
そんなある年の夏、飼育ケースで飼っていたのはザリガニ。
子供の頃は田んぼや用水路でザリガニ釣りをしていたので、そんなにビビる事もなく、水換えなどを子供達と一緒にお世話して、脱皮なんてしようもんなら、「おぉ!」と感動したり、それなりに私も楽しんでいました。
当時はアパートに住んでいたので、玄関にある小さな下駄箱の上に飼育ケースを置き、ちょうど子供達が見上げる高さで観察していました。
ある夜…仰向けに寝ていた私は突然目を覚まし、何かいる!!
と、掴んだのは自分の胸元!!
Tシャツ越しにその何かを鷲掴みした瞬間、その何かが恐らくザリガニである事を察知し、まるでサッカー選手が胸元の日の丸を握りしめるかのごとくザリガニを握り締め、息子2人を中に挟んで隔てている元夫にできるだけ左手を伸ばし、ねぇ!ねぇ!と元夫を起こす。
いきなり起こされて機嫌の悪い元夫に、
「ザリガニ!!ここっ!!」と再び誓いをたてるかのような仕草で緊急事態をアピール。
はっ?寝ぼけてるんちゃう?ぐらいの怪訝そうな元夫はすかさず玄関の飼育ケースを確認。
「ほんとや。。。おらん。。。」
とにかく私は右手の自由を奪われており、直接左手でザリガニを掴む勇気もなく、それこそTシャツの首元から?裾から?どちらから手を入れるのが正解?とアタフタしている間に、元夫が裾から取り上げてくれました。
はぁ。。。
なんでまた私のシャツの中なのよ。。。
和室に親子で川の字で寝ていて、入り口から1番遠いところ、つまり、下駄箱から1番遠いところに寝ていたのに。
息子達のところじゃなくて良かった…
そして、ふと考えて、ある結論に達しました。
ザリガニは餌を嗅覚で探し当てている??
その時、末っ子はまだベビーベットで寝ていて、絶賛授乳期だったのです。
つまり、私の胸元からは、母乳の匂いが漂っていたのだと思います。
よくまぁこの匂いを嗅ぎつけたものです。ザリガニにはかなりな距離だと思われ、人間には感知しない優れた嗅覚を持っているのか??
しかし、ザリガニが襟ぐりからTシャツにinしてくる様を想像しただけでゾッとします。ある意味ホラーです。
甲殻類にも好かれるのか??
その後、とある高校がザリガニの捕食について研究したという番組を見ました。
ザリガニはどうやって餌を探すのか。
触覚がどういう役割を果たしているのか。
いろんな実験をしている様子を見ながら、
「嗅覚よ!甘味も感じ取るのよ!」と画面越しに叫んでいました。
そして、ふと、クワガタの件を思い出しました。
カブトムシやクワガタがクヌギやコナラ等特定の木を好む事が知られています。
という事は、甲虫類も嗅覚で捕食するという事で、家族5人分の靴の中で、1番私の足の匂いがお好みだったのかしら
そもそも夜行性という事で、視覚よりも嗅覚が優れているのは当たり前っちゃ当たり前ですね。。。
さて、夏休みも間近に迫ってきました。
今年の自由研究…これだけ情報社会になっていて、アナログな自由研究がいまだに課題になっているのかわかりませんが、甲虫類、甲殻類について、どのあたりから匂いを感知するのか?嗅覚と距離の関係を研究してみるのはいかがでしょう???
見出し画像は昨年蓼科旅行の一コマ。
トンボも嗅覚あるそうですが、自慢のメガネがありますからね。捕食はもちろん!視覚がメインだそうです。