子供達が小学生の時、長男、次男と少年野球チームに所属していたので、土日、祝日、ほぼ朝から終日野球三昧でした。
現場を目撃した母としては、ちょっとした衝撃と共に一気に突撃モードでしたが、
あーちゃん、なんでもなさげを装い、くるっとUターンして私の元へ歩み寄ってくると、
「あーちゃん、ママとおる」
そう言った瞳には既に沢山涙がたまっていました。
駆け寄ってきた子は主犯ではないにしても、よくそんな平気で声かけられるわねっ!と怒りおさまらないのは、了見の狭い大人の私。
「あーちゃんどうする?」
行きたくないなら行かなくていいのよっ、
本人としては、つまらぬ意地より、
声をかけてもらった嬉しさのほうが勝ったに違いないのだけど…
母としては悶々とした時間が過ぎ………
だって、悲しげに涙する姿がずーっと脳裏から離れないんだもん。
意地悪をされた時のこと、
その日、その場に居合わせられたこと、
「ママ、あーちゃんが悲しいときに一緒に入れてよかった」
そう言うと、
「あーちゃんも、ママがいてくれてよかった」
と返してくれました。
あーちゃん1年生の時は、長男6年生で、
最後のリーグ戦、大会が目白押し。
加えて父親はコーチ、私はお茶当番・スコアラーで、終日チームと同行。
あーちゃんもせっかくのお休みなのに、
仕方なく野球に付き合わされる。
そんな中、同じように同行するしかない女の子達が何人かいて、
その子達と遊びを見つけては時間を潰してくれていました。
そんなある日の出来事です。
以下当時のblogより
小学校に入学してすぐの頃は、
学校で泣くこともありましたが、
学校で泣くこともありましたが、
今は人前で涙することすら抵抗を感じているあーちゃん。
家では別ですけどね
先日、あーちゃんお友達の中で仲間外れにされちゃいました。
相手は五年生、四年生の上級生達です。
家では別ですけどね
先日、あーちゃんお友達の中で仲間外れにされちゃいました。
相手は五年生、四年生の上級生達です。
野球の試合会場に着いた時、
既にお姉ちゃん達ワンボックスカーの中で
何やら楽しげに遊んでいました。
スライドドアを開放して、
お店屋さんごっこかな?
トランプかな?
遠くからは分かりませんが、
いつものメンバーがその車の中にいるのが確認できました。
あっ!あそこにいた!
あーちゃん嬉しそうに駆け寄って行きました。
すると、あと5メートルかな?というところで、
スライドドアがゆっくりと閉じていきました。
あ、嘘っ…
現場を目撃した母としては、ちょっとした衝撃と共に一気に突撃モードでしたが、
あーちゃん、なんでもなさげを装い、くるっとUターンして私の元へ歩み寄ってくると、
「あーちゃん、ママとおる」
そう言った瞳には既に沢山涙がたまっていました。
いつも一緒に遊んでいるのに、
今日も一緒に遊べると思っていたのに、
"入れて"すら言うタイミングを与えてもらえず、
ブロックされてしまった…
ギュッと抱き締め、
「でもね、あーちゃん、あれは絶対やっちゃダメなことよ。
ママ見てなかったらなんも言わんけど、見てたんだから注意するよ!」
上級生が一年生にすることか?と、
ギュッと抱き締め、
「でもね、あーちゃん、あれは絶対やっちゃダメなことよ。
ママ見てなかったらなんも言わんけど、見てたんだから注意するよ!」
上級生が一年生にすることか?と、
もう今にも怒鳴りこみに行きたいところを
グッとこらえてあーちゃんを慰めていたら、
「絶対言わんで!お願い!
家族にも誰にも何も言わんで」
必死にお願いするあーちゃんの気持ちを察し、
とりあえず私と一緒に過ごしていたら、
仲間外れにした1人が車から降りて駆け寄ってきました。
私から見えていたということは、
グッとこらえてあーちゃんを慰めていたら、
「絶対言わんで!お願い!
家族にも誰にも何も言わんで」
必死にお願いするあーちゃんの気持ちを察し、
とりあえず私と一緒に過ごしていたら、
仲間外れにした1人が車から降りて駆け寄ってきました。
私から見えていたということは、
彼女達の視界にも私の存在は認識できていたはず。
それがわかった上で意地悪したのだから上等じゃんっ!(`へ´)
かなり息まいてましたが、あーちゃんに懇願されて引き下がったわけで…
「あーちゃんも一緒に行こう」
お友達が言いました。
それがわかった上で意地悪したのだから上等じゃんっ!(`へ´)
かなり息まいてましたが、あーちゃんに懇願されて引き下がったわけで…
「あーちゃんも一緒に行こう」
お友達が言いました。
駆け寄ってきた子は主犯ではないにしても、よくそんな平気で声かけられるわねっ!と怒りおさまらないのは、了見の狭い大人の私。
「あーちゃんどうする?」
行きたくないなら行かなくていいのよっ、
いいえ、行くもんか!と言ってちょうだい!…
願いも込めて聞いてみると、
「行ってくる!」
そう駆け出して一緒に行ってしまった…
願いも込めて聞いてみると、
「行ってくる!」
そう駆け出して一緒に行ってしまった…
ポツリ残された私。
本人としては、つまらぬ意地より、
声をかけてもらった嬉しさのほうが勝ったに違いないのだけど…
母としては悶々とした時間が過ぎ………
だって、悲しげに涙する姿がずーっと脳裏から離れないんだもん。
意地悪をされた時のこと、
大人になってもなぜかその相手やシチュエーションは結構事細かに覚えてたりして…
あーちゃんは、その後も何もなかったように一緒に遊んでいます。
他人の事にはお世話焼いたり、
他人の事にはお世話焼いたり、
思いやることができる正義感の強いあーちゃんですが、
自分のことではやっぱりダメージ大きかったんだろうなぁ…。
これからの人生に待ち構える色んな出来事にも
上手に自分の中で処理できる術を身につけて欲しいと思います。
次同じシチュエーションを見つけたら、もぅ黙ってないけどね。
自分のことではやっぱりダメージ大きかったんだろうなぁ…。
これからの人生に待ち構える色んな出来事にも
上手に自分の中で処理できる術を身につけて欲しいと思います。
次同じシチュエーションを見つけたら、もぅ黙ってないけどね。
その日、その場に居合わせられたこと、
その瞬間に抱きしめられたことが、
母親として救われた気がして、
「ママ、あーちゃんが悲しいときに一緒に入れてよかった」
そう言うと、
「あーちゃんも、ママがいてくれてよかった」
と返してくれました。
駆け寄ってきてくれた子も、勇気がいっただろうと思います。
あーちゃんの記憶が悲しい思い出のままにならなくて良かった。
そんなあーちゃん、
高校は親元を離れて寮生活を送っていました。
3年生になって、退寮する時に、
仲良しの寮生2人と、同部屋の子に選別の品を贈りたいというので、
部活で使えるタオルを4つ買って持って行きました。
タオルは2種類で、包装紙にシールで目印をつけてくれていました。
「あーちゃんもおそろが良いと思って
4つ買って来たよ。
青と白とあるけど、誰にどの色にする?
メッセージカード貼ってね。
そしてあーちゃんはどっちにする?誰とおそろにする?」
するとあーちゃんは、
「メッセージカードは渡す時に添えるよ。
その時手に取ったものと残ったものがお揃いだから、誰とお揃いかはお楽しみ。
私の分も買って来てくれてありがとう」
サラッと答えたあーちゃん。
思わず言葉に詰まった私。
恥ずかしくなりました。
そうだよね。
みんな仲良し、誰と特別って無いよね。
あーちゃんの方がはるかに大人に感じました。
兄弟の中で学校からの呼び出し率No.1でも、
ハンパない反抗期を過ごして来た日々も、
人を思いやれる大切な気持ちをちゃんと育んでくれていたことがわかっただけで、
全てチャラです。
むしろ私より立派に育ってくれていた事に感謝。
見出し画像は大学の寮に入寮する時の様子です。
すっかり後ろを振り向く事もなくなり、、
あーちゃん道から教わる事はまだまだ尽きません。
直ぐにコメント書けず、いったんクールダウンしましたよ。女の意地悪はえげつないですね。
でもあーちゃんは偉い。子供なりの知恵ですね。
学ぶ事多すぎ。あーちゃんのこと師匠と呼びたくなりました。また、楽しみにしています!
なおとも
昔のプログをリアップするのに、私の主観が入りすぎたかな?と「えげつなく」という単語を削除しました😅 同じ感覚を持っていただき嬉しかったです。
本日続編もアップ予定にて、今しばらくお待ちくださいませ😉