先日22歳になったばかりのあーちゃんこと我が家の末っ子。
大学生であると同時にアスリートでもあります。…ありました、、が正しい言い方かな。
高校から親元を離れ、強豪校で寮生活を送り、専攻した競技を極めるべく、大学もその道へと進み、東京五輪、パリ五輪を目標に掲げていました。
「今年の全日本、出るか迷ってる…」
そんな事を言い出したのは五輪代表が決まりだした初夏の頃。
「迷ってるって、もう決めたんでしょ」
きっと私の期待を感じて、いきなり落とさず、ワンクッションおいたつもりなのでしょう。
4年生になり、副キャプテンとしても俄然張り切っていたのに…
そっか、最後にもう一度試合見たかったなぁと思いつつ、かける言葉をグッと飲み込む。
「ママのためにやってるわけじゃないから!」
そう吐き捨てる事もありました。
わかってるよ、わかってるけど、、、
例え試合に負けても、やはり親の目には眩しくて、輝いてる娘を応援したいのよ。
とは言え、娘の人生。
決めるのは本人です。
あーちゃん、競技からの引退を決め、遅まきながら就活を始めました。
行進の育成も視野に入れて教職課程を取り、
スポーツで恩返ししたいという思いは変わりません。
リクルートスーツを購入し、ヘアカラーもネイルも就活仕様に変身して、いざ出陣。
地元福岡に帰る事を前提に何社かエントリーし、第一志望の最終面接までこぎつけました。
本人受かる気満々で、入社後のあれやこれやを想像して余裕かましてます。
ところが、、、世の中そう甘くないですよね。
一から出直しです。
本人少し焦りも出てきました。
この時期決まってないって何の理由なの?
勘繰られても仕方がありません。
「ワーホリ行こうかな…」
おやおや、初耳ですぞ。電話の向こうで思いついたまま口にしています。
とりあえずまた数社エントリーし、
「明日面接〜」
「頑張れ〜」
短いやり取りでお互い多くを語らず。
そして、今日の面接どうだったかな…そんな事を思いながらの午後、あーちゃんからのLINE。
「落ちたかも」
げっ
何やらかしたん⁉︎
そう思ったのも束の間、
続けて投稿されたLINEを見ると、
「質問内容難しくてなかなか答えられんかった」
「どんな質問だったん?」
①「他社と比べてどのようなところが良いと思ったのか、それをどういう風にどのような場面で活かすのか教えてください」
ん?それくらいの質問は想定内じゃないか?回答は準備してなかったのか?
と思ったら、、
②「競技を続けてきたのになぜプロを目指さなかったのか?」
③「社員は全員何かしらの資格を持っているのに、何もないのは勉強不足じゃないのか?ゆうたら学生は時間あるでしょ。何してたのか?」
④「言葉に詰まるようじゃ一対一の対話は無理ですね。あなたのウィークポイントですよ。初対面の人とも関わるので今後ストレスになるのでは?」
⑤「あなたがキャプテンになれなかった理由はなんだと思うのか、その時どう感じたのか?」
はぁーーーーー?????
とりあえず②のリプに
「大きなお世話たい!って言ってやらんね!」と送り、仕事中だったので、
「とりあえず家帰ってから電話する!!」
"なんやて?"の怒りのスタンプつけて返信しました。
プロになったら五輪は出場できません。
五輪を目指すとはそういう事です。
"入社後の研修制度が充実しているので、資格が無くても安心してご応募ください"ってうたってますよね?
朝練、部活、合宿と競技に打ち込んでた日々で遊んでいたわけじゃありません。
入社試験の面接の緊張度と普段の初対面の人との会話が同じレベルな訳ないやろ。自分は最初から出来たんか?
そして最後の⑤のクソみたいな質問(言葉が悪くてすみません)
キャプテンと副キャプテンの役割をどうお考えですか?って逆に聞いてやれ!!
って言うか…
総じて…
願い下げじゃ!!!フンっ
何より、約1時間もリモート面接受けてたらしく、
「なんか、自己アピールの場なのに、どんどん自分を自分で落としていかないかんってなんかさ、モヤモヤしてさ、、」
すっかり意気消沈している。
私「そんなさぁ、ここまで言われてさぁ、受かる気せんやん?途中でこれ受からんなって思うやん?"すみません、面接受けてる途中ですが御社の社風がちょっと認識と違っていたのでエントリー取り下げさせてください"って面接中断すればよかったやん」
「そんな事言える訳ないやん」
「言えるやろ!まぁ、、言えんか…
でも不合格って、はなっからわかってるのにネチネチ痛めつけるの質の悪いハラスメントよ。そんな人に人事を任せてる会社なんて行かんで良い!万が一受かっても辞退しなさい!」
可愛い娘を非難されたからの怒りも勿論ありますが、そんな無神経な質問に何の意味があるのか。
目標を途中で投げ出すようなタイプと認定したいのか?
人生100年時代、どのタイミングで何の目標を達成するかは人それぞれです。
あ「もういいよ、ママ。忘れよっ!明日もう一社最終面接やけん」
えっ、あ、うん
さすが切り替え早いのはアスリート気質だね。
そして翌日の面接の感想はというと、
「今日は落ち着いてちゃんと話せたよ。
面接官の方優しかった〜。めちゃ良い人やった。」
ホッ
いや、ほんと、安心感ってコミュニケーションの基本ですからね。
社風って大事です。
前日の経験があったからこそ手にする事ができた内定でしょう。
そういう意味ではあのネチネチ面接官にも感謝です。
はぁーこれで私のお役御免も間近!
卒業式の袴の手配に着手しなくては…
写真は今日のランチ
子育て、部活の応援、車だしに明け暮れた日々からはとても想像つかない1人でカフェランチ✨
やっと秋風が心地良い季節になりましたね。
あーちゃん内定おめでとうございます!
本当にお二人ともよく頑張られましたね。
いつも感心しています。両親揃っていてもこんなに出来ない家庭も多いと思いますよ。まず本当にお疲れ様でした。そして、本当におめでとう! なおとも
お祝いコメントありがとうございます♪
娘のアスリート人生としては、コロナ禍でインターハイ、インカレと公式戦がグッと減ったのは残念でしたが、得られた物も多かったと思います。親としてはたくさん楽しませてもらったので娘にも感謝です^_^
圧迫面接だったのかしら(^◇^;)
それが有ったからこそ、内定を頂いた会社の良さが分かった!!素晴らしいです♪
努力した事、打ち込んできた事は絶対糧になりますものね٩( ᐛ )و
新しいステージを応援して居ます!!
コメントありがとうございます^_^
仰る通り、前日の面接があったからこそ、内定いただいた会社の良さや魅力を再認識出来たのだと思います。
後期の学費を払ってようやくバンザイです笑
rosekeikoさんの新しい環境でチャレンジされている様子を拝見しながら、私も刺激を受けています。歩みを止めない事が秘訣ですね!いつもありがとうございます♪