つながる つなげる

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面談DAY2

2023-06-13 09:11:24 | シングルマザー

調停3つ裁判1つ…

まるで"おおかみこどもの雨と雪"に出てくるおまじないのような響きですが…
 
おみやげみっつたこみっつ
 
響きはなんとなくそれっぽく、お母さんが一人で子育てに奮闘するところなんか共感できたりして。
 
当時黒いため息ばかりの毎日だったはずが、12年前を振り返った今、雨と雪を観終わった感情に似てくるのですから不思議な物です。
でもそれは、やはり末っ子あーちゃんの持って生まれた感性によるものだと思います。
 
子供たちを守る為に家を出たのに、子供に会わせろと要求してくる元夫。
それならばと、家庭裁判所調査官が、直接子供たちの意見を聴きましょう、ということになり、、、
 
以下当時のblogより
        
 
家裁調査官がやってくるというその日、
夏休みに予定されていた子供達それぞれの個人面談も先生にスケジュールを調整してもらい、
その日は小学校であーちゃん、次男の個人面談を実施→中学校で長男の個人面談を実施→
急いでアパートに戻って家裁調査官と3人の面談・・・

まさしくその日は“面談DAY”

仕事をしながらの裁判・調停を抱えつつ、弁護士との打ち合わせ、参観・懇談・修学旅行説明会に学童の保護者会・プール当番・・・
年休をとるのもままならず、ほとんどを半休で乗り切り、それでも貴重な半休に予定をびっしり詰め込んで、
なんとか一度で済まそうとした結果、いつもハードスケジュールとなってしまう。

仕事も半ば中途半端気味に切り上げ、バタバタと小学校の廊下を突き進む。

あーちゃんも次男も無理無理先生に都合をつけてもらっての個人面談なので、
深く頭を下げて、それぞれの学校の様子を聞き、家庭での現状報告をしていたら、あっという間に予定終了時刻を過ぎていた。

あーちゃんも次男も学校では明るく、家庭の影を微塵にも見せないという話。
よかった。少なからず元夫と同居していた頃より“平和な毎日”のはずだから。

ハンカチで汗を拭いながら、中学校へ向かう。
中学校は3者面談の為、長男との待ち合わせの場所に・・・長男が見当たらない

部活の終了時間が微妙だったので、一度家に帰るか、そのまま学校で待つか、
いずれにせよ13時半に学校で待ち合わせ。
時間は30分オーバー。
長男の友達を捕まえて所在を聞いても皆首を振って見かけてないという。

困った…
三者面談の後には今日のメインイベントの調査官との面談があるのに・・・

とりあえず、3者→2者面談で始める。

すると見知らぬ携帯番号からの着信があり、いつもなら知らない番号は出ないけど、
状況が状況なだけに、面談中失礼して出て見ると・・・

「あ、俺」と長男。

「今どこ!?ってか誰の携帯よ!

聞けば、部活が早々に終わってアパートに戻ったけど、
鍵がない!
ということで私が帰ってくるのを待てど暮らせど現れず、待つこと1時間

アパートのお隣の方がおかしいな?と思ってくれたらしく、
鍵がないの?携帯貸そうか?と愛の手を差し出してくれたらしい。

もう~っ!よりによってこんな日に。

お隣さんへお礼を言って、再度学校まで“ランニング”で来るように命じ、かろうじて3分ほど3者面談終了。

急げ急げ!小学校で下2人をピックアップして、狭いアパートの室内をクーラーで一気に冷やす。

とりあえず、調査官が座って見渡せるエリアは片付けて、
あーちゃんはおもてなし用としておしぼり、アイスコーヒーをスタンバイ。

そして新喜劇さながらのドタバタ劇にピンポーンとアナログチックなチャイム音が鳴り、
は~いあーちゃんがドアを開けると、

「こんにちは」

調査官の後ろから女性の補佐官も顔を出す。

あーちゃんびっくり
1人分のおもてなしセットしか準備していなかったので、
”ママ!どうする?!どうしたらいい?”そんな表情で私に訴えかけるあーちゃん。
突然の人数増加に一瞬焦りつつも、急遽もう1セット準備してそつなくお盆に載せる。
あーちゃん、そそとして”客間”でお茶を出す。上手上手。

調査官は3人を呼んで
「君達の意見が全てを左右するわけではなく、参考にさせてもらうだけなので、
何も気にせず、思ったこと、感じたことをそのまま聞かせて下さい。」

そう言って1人1人の面談へと進んだ。

狭いアパート、隣の部屋での話し声は丸聞こえではないけれど、
少なからず、何かを話しているというニュアンスは壁を通して伝わってきた。

私も面談後すぐに“どうだった?”と聞くのもえげつないかな、と、気になり度MAXだったにもかかわらず、敢えて触れないまま3人の面談は無事終了。

最後に私だけが呼ばれて、
「おおよそお母さんから聞いていた話と相違ありません。新たなお話もあれば、同じ話のことも多々あり・・・ひとまず調査報告書でご確認下さい」とのこと。

これで少なからず面会交流の調停は一区切りになるはず。

これまで私の主張は離婚したいがためと捉えられがちだったところ、真実が明らかになる。
覚悟して知るべし!
        
 
調査報告書については、その後の調停にて目を通すことになります。
覚悟して知るべし!と思っていた私ですが、私も覚悟が必要でした。
果たして子供たちは何を語り、主張したのか・・・
 
しかし、この日、最もインパクトの強い出来事が、家庭調査官の面談中に起こったのです。
 
つづく・・・

見出し画像は散歩コースの一コマです。
木々のトンネルを抜ける空が希望を感じさせてくれます。
コメント (4)
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