大変ご無沙汰しております。TLCの三浦です。
まずは先日の東北地方の震災による被害を受けられました方々へお見舞い申し上げます。
一日も早く日常が戻ることをお祈り申し上げます。
さて、LC200でのラストランとなったダカール2022を終え、早2か月余りが過ぎました。
来年度に向けた活動準備はもちろん、デビューを控えたLC300ラリー車の開発テスト、
そして、LC300のデビューウィンに向けた私自身のスキルアップのために北米でのレースに参戦してきました。
LC300の開発テストは2月下旬、フランスのトゥールーズ郊外のオフロードコースでテストを行ってきました。
日本では信じられないと思いますが、なんとオフロードで1週5㎞以上の周回を取れる大きなコースです。ストレートも
2㎞近くにおよぶ超ロングストレートを飛んだり跳ねたりしながら進むコースです。
開発テストは苦労もありましたが、エンジニア、メカニックが夜中まで何度もリセッティングして
くれたおかげで、LC300ポテンシャルの高さを感じることができました。本当に楽しみです!
まだまだ課題もありますが、伸びしろがあると考えるとワクワクします!
次回からは耐久テストに入ります!これから直面する困難もたくさんあると思いますが、
このLC300との対話を楽しみたいと思っています!
そして、フランスでのテストを終え、直接アメリカのネバダ州に渡りました。
カジノで有名なラスベガスで開催されるMint400に参戦するためです!
北米で最も歴史のあるオフロードレース。第一回は1968年と、なんとダカールよりも長い歴史!!
今回のレース参戦はTLCのパートナーでもあるTOYOTIRESさんのサポートにより実現しました。
写真はスタートセレモニー直前の様子です!ダカールとは違う雰囲気のマッスルなマシンが
勢ぞろい!今回、私はトロフィートラックスペックというカテゴリーのマシンに乗らせてもらいました。
完全なるレーシングプロトタイプマシンですが、市販車ベースではないレースカーに乗るのは
人生初体験!久々に緊張しました(汗
とはいうものの、北米大陸をトヨタのマシンで走るという一つの夢が叶った瞬間でもありました。
迫力あるトヨタタンドラのフェイスをしたマシンが今回の相棒でした!
チームはテストを含め、全員でベストを尽くしましたが、残念ながら結果はマシントラブルによる
リタイアとなってしまいました。応援いただいた皆さんには、ごめんなさい。。。
僕自身も悔しいですが、レースにはこういう結果もあります。この結果を受け止めてレベルアップを
目指したいと思っています。
全体の完走率は40%程度というとても過酷なレースとなりましたが、世界にはまだまだ過酷な道があるということ、
そして、オフロードカーの性能の可能性、より速く走れるオフロードマシンをドライビングしたことによる新たな発見など
とても貴重な経験を積む場になったことは間違いありません。
この経験をダカール2023に活かしていくとともに、
またチャンスがあれば北米へのリベンジに行きたいと思います!
最後になりますが、4月以降は全国各地のイベントにも参加する予定を検討中です!
皆さんにお会いしてオフロードモータースポーツの楽しさをお伝えできる日がくることを楽しみにしています。