トドムンド日誌

DE曽根崎デッド・エンド・ストリートPARA中津マージナルヴィル[トドムンド]の赤裸々な記録である。

珍味の夜 「珍夜」

2006-11-03 02:01:02 | Weblog
 当日は珍味愛好家珍ダル藤田氏がトドムンドまで迎えに来てくれると言う。朝までお仕事だった僕は、仮眠を取りながら連絡を待っていたのです。

おーしそろそろ行こうやという電話をもらい車に乗り込むと、珍味愛好家珍ダル藤田氏(以降珍ダル藤田氏いや藤田氏)は嬉しそうに後部座席を見てみろと言う。

クーラーボックスには満載に前日までに集めた東北関係の珍味がぎっしり詰まってるじゃないですか。どうも藤田氏はネーミングに弱いみたいだ。

いぶりがっこ、ホヤの酒盗、切り込み、氷頭(ヒズ)、ハタハタの燻製などなど・・・。

名前を見ただけではよく分からない珍味のレクチャーを受けながら、とりあえず前日までに調べておいた北摂に点在する珍味なお店を目指したのです。

牛肉・豚肉・鶏肉・羊肉・馬肉・鹿肉・猪肉・カエル・蛇・うさぎ・鶉・何でもこいこいというお肉屋さんが池田にあるという情報を得て、控えていた電話番号に電話をしました。

「現在この番号は使われておりません」というアナウンス。

気を取り直して、吹田にある地方物産店で何か珍しい物を探そうと車を走らすとそこは空家だった。

やっぱり珍味は世間に受けないのかと二人で嘆きながら、社っちょさんに教えてもらった酒屋なんだけれども、アテがかなり充実しているお店へ。

おーやってるやってると店内に入ると藤田氏の鼻が利きだしました。最初はこのお店でトドムンドの珍五にも登場したことがある山ウニ豆腐を買うつもりで来たのですが、それだけでは終われないのが藤田氏です。その名も「あけがらし」。これ、かなり旨いですよ。後ほど藤田氏の思いつきで出来たメニューが大好評だったのですがそれは後ほど。僕が見つけてきた「蕗味噌」はあっそれ旨いでと驚きもなく購入。

魚崎にな、オモロイ店があるねん。

阪神高速を使えばすぐやでと言いながら、車内では味見味見と秋田名産いぶりがっこの封を切ってぽりぽり食べだしたのです。

うーわ、めちゃ旨いやんけー!!!

スモークされたにんじん(他にも色々なお野菜があるそうです)のお漬物は車内をいっぺんにスモーキーな香りで満たしました。

燻されたBMW2002tiは一路、魚崎へ快調に阪神高速を走りだしました。


     【続く】