トドムンド日誌

DE曽根崎デッド・エンド・ストリートPARA中津マージナルヴィル[トドムンド]の赤裸々な記録である。

珍夜 その2

2006-11-05 03:40:58 | Weblog
 高速の上から看板が見えてきた。その名も「世界の珍味・グルメヤマオカ」。

怪しい。周りは人気の無い倉庫地帯で、実際普段は倉庫として機能してるらしいのですが、週末の土日だけの営業だそうです。

店頭にはすっぽんとフグが乱立してる。期待を膨らましながら店内に入ると、あるわあるわ、おっ馬肉だ、鹿肉も旨そうだ。鴨は買っておこう。さすがにキャビアは高いなぁ、クジラも旨そうだ。フォアグラもお手ごろですね。猪肉なんてありますよ。牡蠣も安いし、ん?ラクダのミンチ?うさぎ、カエル、蛇、ワニの手!!青海亀!!

珍肉のオンパレードです。だんだん普通に思えてきた自分が怖い。

本日のメインディッシュも買えたし、そろそろ行きましょうか。次に目指すは有名な黒門市場へ。


日曜だからか、閉まってるお店も多いですねぇ。藤田氏は珍味愛好家でありながら元魚屋でもあるのです。旨そうな魚がずらりと並んでいる中、普通の魚には目もくれず次々にお店をはしごしていきます。

今日は何もないなぁ、おっあそこのお店に入ってみよう。

そこはタイ人がやってるタイ食材のお店だ。

メンダーありますか?メンダーないねぇ、でもメンダーペーストならあるよ。
メンダーは何を合わしたら旨いかなぁ?それなら、ライギョがおいしいよ。

日本人がメンダーを探しにくることはめったに無いのか、店員さんも最初はびっくり、でもすごく嬉しそうだ。

メンダーとは何か。実物を見てたら、それが何かを知ってしまったらあまり食べたくない なんと 「たがめ」なのです。そうです、あの虫です。

黒門にてきっつい2品、メンダーとライギョの燻製を手に入れた珍味探し御一行は最終目的地 今里にある魚屋さん「活魚センター」向かったのです。

人通りもまばらな日曜の午後、その活魚センターの活気は凄かった!!駐車場待ちの車の列がずらーっと並んでいて、店内は魚に群がる人、人、人。

お魚関係のものはたいがい揃うんじゃないでしょうか。みなさんがお魚に夢中なのを尻目に我々は人もまばらな珍味コーナーへ。

ありましたよ!!フグの真子の糠漬けが!!毒素が完全に抜けていることを願いながら購入。コノワタもあったので合わせて購入。魚屋さんなのにお肉コーナーがあって、馬肉や猪肉や妙に充実してましたね。でも、もう目が慣れてしまってますから。

さてさてもう十分に揃いましたしそろそろトドムンドに戻りましょうか。

名品・珍品の品々のおさらい

・秋田いぶりがっこ
・青森ホヤの酒盗
・青森はたはたの燻製
・にしんの切り込み
・氷頭
・山形あけがらし
・蕗味噌
・このわた
・フグの真子の糠漬け
・山ウニ豆腐
・いちご汁
・鴨
・鹿
・ワニの手
・青海亀
・メンダー
・ライギョの燻製

トドムンドに着いたら本日のメニューを決めないといけない。

   【続く】