トドムンド日誌

DE曽根崎デッド・エンド・ストリートPARA中津マージナルヴィル[トドムンド]の赤裸々な記録である。

あっちいってこっちいって

2009-04-30 16:58:01 | Weblog
 TODO O MUNDO、この大型連休は6日(水)が休みです。後はユル~く開いています。

 まあ気楽に訪れてください。

 ワインと料理は充実してます。お満開→初夏のワインへと移行中です。

 マージナル・ヴィルに於いて、真ん中の部屋は旧トドムンドの二階・奥の部屋は旧トドムンドの三階に相当します。奥の部屋からの注文は「お電話」で。ほんとは「トランシーヴァー」がいいのだけど。「・・・・どーぞぅっ」てのがいいでしょうね。まあ、それはそのうちですね。

 お客の中には「放っといてほしい」「やや・放っといて欲しい」「さみしんぼう」とあると思われますが、それに応じて奥・真ん中・カウンターと使い分けていただければ良いわけです。空いていれば、気分の変化に伴って移動も可・です。最初奥にいたのだけど、最後はカウンターで酔いつぶれました・なんてのもOKです。

 最初カウンターにいたのに最後は奥に籠っちゃった・なんて場合は、店の内部でちょっとモメ事がありそうです。まあ・そんな例は今んとこないですが。

 真ん中の部屋は大人数でも大丈夫です。さらに大人数の場合は奥と真ん中・同時使用も可です。その場合・かなりのバカ騒ぎが予想されます。バカ騒ぎ・望むところです。参加してもいいですか?

 連休だと、遠方からの方々が帰ってきたりします。束の間の再会にも期待するところです。

連休中の営業は?

2009-04-28 20:06:58 | Weblog
 連休中は最後の5月6日(水)がお休みで、後はだらだら/張り切って、TODO O MUNDOは開いています。

 曾根崎時代なら最後の日など「ライヴです!!!」なんてことでしたね。ややノスタルジックです。やっちゃおか・なんちって。

初夏の味覚

2009-04-27 12:58:16 | Weblog
 先週末は、賑やかなTODO O MUNDOでした。ふらっと入ってきたヒトビトもいて。

 今週からは「黄金週間」です。もう休んじゃってるヒトもいるのかな。TODO O MUNDOは休みをどうしようか・と思案中です。基本的に一同・ヒトが遊んでる時に自分も遊ぶというのはあまり好みではなかったりします。どこ行ってもヒトが多いというのも好みではありません。ですので、連休後にお休みを取るか、それとも普段通り日曜だけを休みにするか・のどちらかだと思います。正式に決まったらまたブログでお知らせします。

 今日はややひんやりですが、初夏=新緑の季節です。連休が明けると「立夏」です。紫外線は厄介ですが太陽エネルギーは増加します。

 この時期の食べ物は、エネルギーはふんだんに存在するため、カラダにエネルギーを溜める必要がありません。つまり、新陳代謝がいいってことです。可動性のエネルギーに溢れている・ということなのですね。だからどこかしら、その味が「爽やか」なのかもしれません。秋などはそれとは逆で太陽エネルギーが減少していきますから、体内にエネルギーを蓄えようとします。それはそれでいいですが。カツオやアジ・サバなんてわかりやすかったですね。

 野菜もアスパラ・トマト・かぼちゃ・きゅうり・オクラ・ナス・ピーマンなどが旨い。魚介ではタコ。

 タコは和風に煮ても・トマトと煮ても・カルパッチョでもいいかもしれません。さわやかなシャルドネや岐阜の地酒・三千盛の湧き水のような爽やかさで追っかけるのがよろしかろう・と思います。

 

ワインセラー

2009-04-23 14:06:32 | Weblog
 「お満開ワインの宴」も無事終わり、これからは「初夏のワイン」のピリオドです。

 TODO O MUNDOには「秘密のワインセラー」があります。「そんなつもりじゃなかったんだけどワインセラー」とも言います(←長い)。

 アナタの目の前にあります。しかし、あなたにはそれが見えません。イッツ・トドムンドマジック。ある意味・そーかも。

 それは、社長が「ない袖を振って」買った・食器○○器でした。

 「どーや・キミらのお手々の荒れをこんなに心配してるわけね。これにバンバン放り込んで、チミらは焼く・作るに専念しなさいね。いや・お礼なんていいからいいから」社長は得意気でした。

 しかし、すぐに問題発覚。

 この食器○○器は200Vの電源が要ることが判明。

 しかし、まだこの時は社長は楽観的でした。

 「いやー・店やってはったら200V引いてるよ・間違いない」

 それで近所の電気屋に電話して見に来てもらいました。

 で・そんなものは前のお好み焼きのおばちゃんは引いとらん・ことが判明。

 あいたたた。

 200Vを引くにはかなりお金が要ることも同時に判明。

 あいててて。

 いたたた・いててての連打に社長は無口になってしまいました。

 で、その後、なるべくその話題には触れないよーに・触れないよーに、していたのですが、ある時、店の者たちが、コペルニクス的発想の転換をしていることに気づきました。

 なんとやつらは、食器○○器の中に赤ワインを保存していたのでありました。

 最近は気温が上がり、カウンターに置いてると20℃ほどになってると思います。ところがすっとこどっこい。「そんなつもりじゃなかったんだけどワインセラー」の中にあると10~15℃という最適な温度に保たれるのね・これが。いい感じにひんやりしていて、赤ワインのベスト温度を保てるというわけでした。

 「見てみぃ・やっぱ役に立ってるよな」と社長はオノレに言い聞かすような自画自賛をしています。溜め息をつく者・2名の存在はとりあえず、見て見ぬふりって感じ。

 

WELCOME TO・・

2009-04-20 14:00:37 | Weblog
 夜は雨になるという予報も出ていますが、そうなるとドア全開けではなく半開け「ちょっとだけよ~ん」のTODO O MUNDOです。

 先週末は天気も良く・かつあったかく、夜中までドア全開でも寒くなかったです。冬がやっと終わった・となると、すぐに夏になる・みたいな天候がここ数年続いていますが、「そない・急がんでも」と思ってます。

 日本はこの「中庸の季節」にこそ値打ちがあるからです。

 桜の季節のエポック・メイクが終わると、若葉・新緑の季節であったりします。

 二十四節気で言いますれば、今は清明がおわり本日「穀雨」です。春の節気はこれで終わり、二週間後は「立夏」となります。黄金週間が終わる頃ですね。関係ないけれどゴールデン・ウィークというよりも「黄金週間」の方を好みます。日本語英語と化した上滑りが、物事の本質をあっちへやっちゃう・と思っているからかもしれません。正月の事はニュー・イヤーとは言わんもんね・例えば。

 漢字検定がえらいことになってますが、心情的に「ニッポン・エラい」な風潮が蔓延してたしなあ・と思います。「伝統」の重要性とそれを「国家」に絡めとる・なんてのはまた別の話でなくてはいかん・と思うわけです。文化と国家をそのソフト/ハードの体質を無視して、なんだか曖昧ながらも一つの枠に入れ込んでしまうことに抵抗があります。

 それに関しては「アンチ・スペシャリスト宣言」でそのうちボロクソに言いましょう。

 さて、TODO O MUNDOも3ヶ月目に入りました。TODO O MUNDOは中津のこれまた「最深部」に位置していますので、いわゆるロケーションとしてはディープ中津なバーブ佐竹でありますから、ここは地の果てアルジェリアかも知らんなあ・なんて思いながらやって来ていただけるとありがたい・と思ってます。店内に入ると、さらに奥(底)もありまして、その深みに早くハマっていただきたい・と思う次第であります。時間の問題です。

 時間の問題と言えば曾根崎時代の2階・3階は時間が変な流れ方をしていて、終電乗り遅れなお客が頻出していましたが、今ならオープンな鉄板部屋とディープな奥の部屋など使い分けしてみるのもよろしいかも。むちゃ空いてるから大丈夫です。ジーナやきじこが知らん間に横にすわってるかも・です。ジーナに遭えたらかなりのラッキーです。

 しかし、中津は「ネコ」が多い。ネコが多い街とは、ヒトもその心情において冷たく尖っていない・ことを意味します。

 WELCOME TO 中津。WELCOME TO TODO O MUNDO。

 

音@TODO O MUNDO

2009-04-15 15:03:30 | Weblog
 中津マージナルヴィルでのTODO O MUNDO、もう2ヶ月経ってしまいました。

 まだまだ、本格的・とは言えませんが、細々地道にやっとります。みなさん・よろしくお願いいたします。

 あまり流行とはくっつかずにやるわけで、一時の盛り上がりは他時の盛り下がりと同義ですから、まあ鉄板があり、ワインがあり、そして奥にはアヤシい部屋もあり、とただ単にそれだけの店でですね、そのスペースをみなさんでちょっとしたエスプリを利かせつつ、お使いいただければ、それでよし・なんてことでございます。

 さて・もう桜の季節も終わり。INDOOR飲みの時期ですね。

 最近、早い時間帯・フロント・ドアを開けてかかってる音をBE PUBLICにしています。演歌はかかってはいませんが残念ながら、キューバやスーダンやフランスやブラジルやペルーやレバノンの「演歌」がかかっています。ヨコ文字にもいろいろあって、アメリカの音楽は一部を除いてかかりません。しかし、その一部・にどこまでも深い造詣もあるのですが。

 トドムンドと音楽は切っても切れません。オーナーが脱国境音楽家であるからして、それはもうどうしようもないですね。今は、曾根崎時代のMDが前コックの体内からの液によって、どれも磁気がイんでしまったことがあり、そのブリリアントかつエクセレントな編集がされた約500枚ほどのMDが聴けなくなってしまったのが誠に残念なのですが、その元ネタのCDを大量に持ってきつつあり、その片鱗をお聞かせすることも可能か・と思います。まあ聴いたことのない海外のいい歌・海外の演歌・聴いといてください。

 ブルゴーニュのピノ・ノアールそしてシャブリも入りましたよん。

中津の街

2009-04-09 15:57:08 | Weblog
 街全体が「アジール」である・なんてことよく言ってます。

 どの街もそうなのですが「再開発・再開発」と、何かの呪文のごとく、しかもそれは「いいことだ」みたいなニュアンスで語られ過ぎな状況にF○CKなTODO O MUNDOといたしましてはですね、ここはひとつ「脱・進歩のすすめ」など、一言申し上げときたいわけであります。

 モノがなかった頃から時代は進んできて、しかし、そのう、あるところでこのニッポンは臨界点に達したと思う訳です。その後は「自己組織化」してしまった進歩によって、「もうええっちゅうねん」な進歩が続いていると思うのです。

 それはヒトを幸せにするということではなく、もう、なんていうの・いらんおせっかいによって、生活を「必要以上に」便利にすることに貢献していくだけだったと思う訳であります。

 まず・それはヒトが使いこなせないような「進歩」だったり、それによってヒトとヒトの対面して何かすることを排除する事だったり、それによって、2ちゃんねらー・のような「誰かばれんようなとこでは・思い切り口汚く他人を罵る」とかいう精神を育む結果になっちゃった・と思います。

 「昔は良かった」とおとーさんたちが、延々言ってきたわけですが、今回に限っては「昔が良かった」はアリ・な気がします。それ以上の進歩はTOO MUCHであったなんてことはいろんなとこで証明されている訳だからね。

 で・その昔ってのはいつなん? 具体的に・という話になるのですが、それは80年代ではないか・と大雑把に思う訳です。20~30年前ぐらいのサム タイム イン ビトウィーン。ここらへんがモノの進化も行き過ぎではなく、ヒトもヒトであり、要するに共同体が機能していた・という2つの曲線がちょうどクロスする時間帯だろうと思えます。

 そんな風情の残る街は今時ないぜ・もう、なんて思っていたところ、なんとそれに近い街があったりして、それが中津だったりして・なんですね。

 曾根崎のように、おおっぴらに資本が入ってきて街自体を根こそぎ変える・なんてのはある意味わかりやすいし、抵抗もできるのだけれど、街自体の表層の変化は大規模ではなくとも、例えばわかりやすく「でっかいスーパー」ができる・とか、ジャンカラができるとか、そんなことでも街自体は変容していきます。

 そんなことからは極力遠いところに中津はある・と思うのです。特にTODO O MUNDOのある辺り。

 学生の頃に住んでいた「緑橋」の街を思い出しました。個人的な事で言えば。その状態からはかなり「痛んで」しまっている中津の街ですが、その痛み・もまた、ヒトが昔のスタイルで生きているという証しであったりもします。

 曾根崎時代に迷い込んできたドイツ人の建築家の女性と話してて「私たちは元あったものを残しながら街全体のデザインを考えるわよ」なんて言っていた事を思い出します。

 ニッポンには(京都とかを除けば)ないコンセプトであったりもします。

 TODO O MUNDOのユルさ・というのは「人間性の回復」というようなことをテレながら茶化して言っているのと同義でもあります。デッドエンドストリート時代は「露地」によって守られていたけれど、中津では「街」に守られている気がします。
だからDE曾根崎デッドエンドストリートPARA中津マージナルヴィルなのですね。

カイピリーニャ

2009-04-08 16:19:30 | Weblog
 TODO O MUNDOと言えばカイピリーニャでしょう・やっぱし。だってTODO O MUNDOなんだもん・とわかるヒトにしかわからん事を言ってすいません。

 しかし、と・いうほどにTODO O MUNDOとカイピリーニャは切っても切れない「親と子」のような関係でもあります。一度飲んでみてください。ピンガという精製の荒いラムがそのスピリッツです。おいしいよ。

 本日新しい料理が何個かあります。

 牛肉と春キャベツのむにゃむにゃ・でかい椎茸に・・・を・・・・したもの、チャンポッタ、そら豆のグリルなどなど。

 お楽しみ!!!

 ではHAVE A GOOD TIME @ TODO O MUNDO

野菜に泡

2009-04-07 14:51:08 | Weblog
 赤はよく出るのですが、「泡」の出が、「お満開」にもかかわらず、イマイチだと思っていました。

 気温の影響があるのかなあ・と思ってます。

 しかし、本日、ホントに「春」、しかも「お満開」、さらに好天が続くから桜はモつ。こうなると、気分も華やいで「泡」飲んでみましょうか。

 こんなご時世だからこそ・の泡・なんだなあ・これが・やっぱし。

 赤・白・ロゼ・辛いの・チョイ甘・いい酸味・微発泡といろいろ揃えてますので、きっと「お満足」できましょう。なんでもお・付けたらええっちゅーことでもないですね。

 季節感を感じることが、ニッポンのいいところだと思ってます。

 その中でも、寒い→暖かい、暑い→涼しい・このポイントが最も「シビれる」瞬間ですよね。お・それって今ぢゃん・なんてやや作為的でしたが、いや・あのね、そんな時に一番季節を感じることができる食材は? と言いますと・・・・、

 サカナ?

 うん・それももちろん、そうですいまならイサキ・とかいいですね。

 サカナもそうですが、最も・というと、それは「野菜」ですね。

 春キャベツ・春タマネギ・春じゃがいも、それにタケノコ・そら豆・菜の花・などなど。いっぱいあります。

 あまり手を加えず、冬の土の中でがんばって、栄養を溜めていた・その心意気をいただきたいものだね・と思ってます。

 そこら辺、たくさん用意しています。バーニャカウダもいいですね。それに合うのは、一番に「泡」だと思うんだな・これが、いや・まぢで。

週末に

2009-04-04 14:10:43 | Weblog
 今週も一週間おつかれさんでした。

 土曜になるとホッとするのは、TODO O MUNDOも日曜定休にして以来、割と「社会性」をもちつつあると言えます。

 いつもバケットを買っている中津人民の食を支えてもらっていたパン屋キムラヤのおじいさんが突然亡くなって、高架もぐって「メジャー」なパン屋までバケットを買いに行ってるトドムンドのスタッフでした。

 素朴で・おいしくて・安くて、そんなパン屋がキムラヤさんだったのだけど、まあお店は息子さんが継ぐのだろうけれど、残念です。

 新自由主義下で傷つき・疲れたヒトビトの「隠れ家」的な中津である・と勝手に言っているのですが、その中でもキムラヤはその象徴的な存在でもあります。全部のパンが安い。しかし、安かろう悪かろうではないのね・もちろん。

 地域共同体とその閉鎖性は残念ながら比例したりするものだけれど、そんな中でもそれが曾根崎のヴィジョンなき再開発のような、「すべてを白日の下に晒す」そんな意図を持った資本の魔の手からは中津は遠く離れています。

 トドムンドも曾根崎に於いては最終的に「かなり」傷つけられました。曾根崎コア再開発のボケたちに。

 で、中津最深部とも言える現在の場所に今あるのですが、トドムンド自体、店内に入ってしまえば「アジール」感・満載なのはわかっていただけると思うのですが、そのアジール感は、これから更に必要になってくることが予想されます。そんなときに社会に対してすました顔しながら貢献出来たらよいですなあ・と思っています。