トドムンド日誌

DE曽根崎デッド・エンド・ストリートPARA中津マージナルヴィル[トドムンド]の赤裸々な記録である。

赤の泡(お満開3)

2009-04-03 15:46:34 | Weblog
 赤の泡(スパークリング)がよろしいね。

 TODO O MUNDOは曾根崎時代から「赤の泡」をサーヴしています。

 ランブルスコ・レッジァーノとカビッキオーリ・ランブルスコです。

 赤シャンパンと思っていただければよいのですね。

 この意外なワインは、飲まれた方「えぇ?→ん?→おおお!!!!」と・こんな反応ですね。

 ランブルスコ自体「甘め」のタイプが多かったりするのですが、TODO O MUNDOのやつはどちらも辛口です。ただただ辛口がいいというわけでもないのですがスパークリングにもいろいろあって、やはり料理とともに、というのが鉄則ですから、その相乗効果ということを考えればやはり辛口・という選択になるわけでした。

 赤のスパークリングは白やロゼのそれらとは異なり、なんというかうわついたところがないわけです。どっしりしています。アロマも強めだし、味もちゃんと「アフター」が存在します。

 では、それを何と合わせるか・という話です。肉全般大丈夫なのですが、牛肉にはランブルスコよりもベター・マッチがあります。また明日にでも紹介しようと思いますが、もう少し重めの赤の方がよろしい。だから、肉ながら濃いめの味付けではないものの方が良いでしょう。

 そこでお薦めしときたいのが、「ウインナ・シュニッツェル(photo)」です。ややアレンジを加えていて、ミラノ風カツレツと言ってもいいです。チーズインのこの鉄板で油を極力排して焼いたカツレツのあっさりした味が、赤泡で追いかけられると、まるで「冷戦時代の西側(東側でも可)のスパイの夕食」って気持ちになります。いや・ほんと。そんな時はDAVID BOWIEの「ワルシャワ」でも流しましょう。グローバル化が進む前の「ある時代の味」とも言えましょう。

 お満開・ワイン祭り、進行中です。

 

第三の部屋

2009-04-02 18:14:49 | Weblog
 中津は「アジール」である・と言い続けていますが、これからも言い続けますが、それは、「外」からやってくる方にはそうでも、内部にいらっしゃる方には、「アジール内移動」ということになりますね。

 昨夜は、「アジール内移動組」と「隠れに来た組」の交流などもあり、TODO O MUNDOのあるべき姿を垣間見た気がしました。

 まあどちらの方にも楽しんでいただきたいわけです。

 カウンターの部屋だけではなく、中の宴会部屋、奥の秘密部屋と3倍旨いっ!!!トドムンドですので。

 写真は、ようやく完成した「奥の部屋」であります。秘密の話・をするのに最適・かと思います。明日は予約が入っています。秘密の話・のある方は使ってみてください。

 秘密・ってのはいいですね。好きです。何もかもディスクロージャー・というのが最近の「傾向」かと思いますが、そればっかりじゃ「正し過ぎて面白くない」そんな気がしています。ディスクローズするのは官公庁に任せてですね、我々市井の人間は小さな秘密を抱え、それにより密かな興奮をハートの種火に適量注ぎながら生きていくのがよいですなあ。

 本日と土曜日は奥の部屋空いてます。

 

お満開2

2009-04-01 09:49:59 | Weblog
 イタリアのスパークリングには「フリッツァンテ」というグループがありまして、それは「微発泡」ということなのだけど、TODO O MUNDOにおいてるそのフリッツァンテがおいしいので、ちょっと説明。

 それは、 レ・ヴァカンツェ・シャルドネ・フリッツァンテ・デル・ヴェネト、と舌噛みそな・あるいは無駄に巻き舌しちゃいそうなフリッツァンテなのですが、まあそうは言ってもヴェネト州のシャルドネ由来の微発泡だよ・っつうことなのですが。こいつは微発泡なので、炭酸がちょい苦手で、ビールと同じくすぐお腹がはっちゃう・なんて方にも大丈夫・かと思います。スパークリングというと、口の中でパチパチ・シュワシュワのその炭酸のアバレ加減が、なんとなく祝祭的な気持ちにさせるのですが、それも大変よし・なのですが、このフリッツァンテはマイルドです。シュワワワワ・以上!!!という感じ。

 やさしい気持ちにさせてくれます。はんなり・なんて形容詞が似合うと思います。しかし、普通の白とも違って、舌の味蕾を優しく刺激もする。やや日本酒のスパークリングとも共通する、炭酸の通り過ぎた後にあらわれる本来のワイン(酒)としての味に値打ちあり・です。

 和食ともどんぴしゃなフリッツァンテは「鰆の蒸し物」などと一緒に味わってみるのもよいか・と思ってます。ホタテのオリーブオイル焼きなどともいいでしょうね。

 世の中の厳しさからちょいと逃げて、街全体が「アジール」な中津に隠れにきてください。春ならではの「優しい味」とユルさで待ってますから。