トカゲ工作所

RG400Γ KDX250 のガレージ日記。手作りナイフ。たまにパラコードアクセサリー。

ククリナイフ 考

2015-02-12 | ニュース
ここのところの新聞記事で、どうも腹立たしく気になる事があります。まぁ刃物が使用された犯罪が起こるといつもその様な論調になるわけですが・・・今回許せないのは「ククリナイフは殺傷能力が高い。」なんて、大ぼら吹きもたいがいにせいよ、みたいな馬鹿な記事です。書いている記者は実際にククリナイフを手に取って使ったことがあるのでしょうか?あったらこんな記事書けませんよ。ククリはその湾曲した形状からして「刺す」という行為には適していません。適していない、じゃなく苦手です。そもそもククリはネーパールの山岳民族の刃物で、穏やかな日常生活の中で使用されています、日本の包丁と同じ様な存在です。戦闘的なイメージは、そのグルカ地方の民族が凄く勇敢で、その勇敢さ故に各地で傭兵として働いていたからだと思われます。確か、グルカ兵はどこかの国の傭兵として大東亜戦争で日本と戦っています。でも彼らは日本人の勇敢さに胸を打たれ、戦争が終わった時、真っ先に日本兵のお墓のお見舞いしてくれたそうです。その話を知った時、双方の気持ちに思いを巡らし、あたしは泣きました。
初めての方にはククリの形状が解らないと思うので、今作っているナイフとの比較の写真を載せておきます。上がククリ、去年、トカゲ工作所で制作した物です。

1番言いたい事は特定の種類の刃物が危険なのではなく、それを使用する人間側の問題だという真実。頭のおかしい輩が持てば果物ナイフだろうがタガーナイフだろうが同じです。いろいろな国や地方の文化を反映した刃物の製作や所持が規制されてしまうのは悲しい事です。生レバーでお腹を壊した人がいるからいって、生レバーを禁止するのと同じレベルの愚かな事ですよ。夏祭りのキュウリで食中毒が起きたけど、キュウリは食べるなっ!とは言わないんだね~ズル賢いお役人様は。。

パイロットエッジラインを作る

2015-02-10 | ナイフ
今日は中央林間のスーパーに行ってきました、アタシが密かにファンのレジ打ちの人もいて~いい買い物でした。鳥はもも肉だろっ!って今まで信じてたけど、胸肉もフライにすると~美味しい~おまけに皮も付いてて、皮大好きだし。その上、安いときてる。しばらく、この線で行きます。ずっと真剣に考えている事があるのですが、それは・・・レジ打ちの女性に告白するのが1番難しいのではないか?ということ。暇な店ならいいけど、後ろにいっぱい人が並んでいる状況ではままならないですよね~。なんて事、考えていました。ナイフは神経を使う場面に差し掛かってきました。

この様に削ります。チェーンソーヤスリが最適です。この削りをガイドにしてエッジを削り出していきます。と書いている所で邪魔が入りました・・・続きます。

ご心配おかけしました。

2015-02-09 | ナイフ
おじいちゃんは迎えにこず。今朝も普通に目覚めてしまいました。こんなアタシに勿体ない暖かいコメントを頂きました。ありがとうございます。手付かずのATS-34も残っているので、まだ頑張らないといかんですよね。暖かくなったらKDXもRGΓとも遊ばないと・・・先日、乗れないことの罪滅ぼしに2台を綺麗にしました。KDXはともかくΓに乗る気力が出てくるかが問題ですが。さて、ナイフはブランク材になったので次はエッジラインを作る作業です。青マジックとオリジナル工具(廃材とも言う)を使って目印の線を入れます。

この段階では2本の線の幅は1㎜弱程。削っていくうちに気持ち入り込んでくるので最終的には0.4位になります。これからが手作りナイフの本番といったところです。重ね重ねコメント頂いたお二人には感謝の気持ちでいっぱいです。トカゲ工作所まだ継続致します。

刃物ってなんぞや?

2015-02-07 | ナイフ
まぁ、最も原始的な道具ですかね?これがないと始まらないみたいな。なので、自分がナイフ作る時は必ず、どんな状況も打破出来るようなナイフを想定します。実用的でなくなる事もしばしば・・・うちの子は、ようやくブランク材になりました~子供の頃、なんで包丁が切れるのか解らなかった、一人でずっ~と考えてましたよ当時は、それである時、思いついた。「凄く薄いんだ!」=当たり前だわ!!でも未だにその時の事をはっきりと覚えている。

なんでナイフ作っているのか?自分でも解らない、鋼材を切るのは大変だし、ヤスリ掛けにかかる時間は膨大なもの。その時の気持ちって言ったら?ただただ「切れるナイフが出来ますように。おじいちゃん。」とつぶやくのね、何でだか「おじいちゃん」って言ってしまうのね俺。その、おじいちゃんは今頃、天国でおばあちゃんにわがまま言って酒飲んでるんでしょうね~きっと。。俺も早くそっち行きたいので、明後日にでも呼んでください「おじいちゃん!」

見映えか?機能性か?

2015-02-05 | ナイフ
普通なら絶対に機能性を取るアタシですが・・・ってナイフの柄の部分のお話です。フルタングですと直接手に当たる部分だけに、どの程度の仕上げにするのか悩ましいところ。写真は200㎜の油目の丸ヤスリで仕上げた状態。

ピカピカにすると見映えはするが滑り易い。かと言ってザラザラだと手抜きっぽいし、錆も心配。ここは真ん中をとって適度に綺麗目に仕上げる、ことにしました。ただ今回は、パラコード巻きにするつもりなので大部分は隠れちゃうんだけどね。もしかしたら気が変わるかもしれないし。それにしても今日は寒い~窓の外に雪がちらついております。なんか作業をしないと凍えてしまう~