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時の関守

夢の後先

とても若くて、これからを楽しみにしていた方の、突然の死にあいました。
そこで話しをさせていただくこととなったのですが、悲しくて言葉になりません。
しかたがないので、心に浮かぶまま、次のようなことを話しました。

私たちのたましいは、生まれてくるとき、この世で実現したいそれぞれの夢を神に語ってくるのです。
そして、神にその夢の実現を約束して、生まれてくるのです。

次に、この世で生き、死を迎えたとき、今度はそのご報告を神にすることになります。
誇らしげに、その夢が実現したことを報告するかたもいるでしょう。
また、いっしょうけんめいに努力したけど、30%ぐらいしか実現しなかったと言う人もいるでしょう。
なかには、この世が楽しすぎて、すっかり忘れてました。
ごめんなさいと言う方もあるかもしれません。
結果はどうあれ、私たちのたましいは大きな夢を抱いて、この世に来て、その夢の収支を報告し、そして、その夢を閉じるのですと…。

約束は大事なものですが、罰はありません。
天国や地獄は、人間がつくったものでしかありません。
約束を果たすために、生きた年げんの長さも関係ありません。
その方の使命というものがどんなものだったのか、私にはわかりませんが、彼からの何らかのメッセージを、一人一人が受けとることはできるはずです。
そんな話しをしました。

私たちにはとてもたいせつな夢があります。
それはそれで、大事といえますが、でも、かなわなくても、しょせんは夢ともいえます。
私たちが悪夢をみたとき、目覚めて、ああ、夢でよかった、と胸をなでおろすように。


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