小学生くらいのとき、ベェルヌが大好きで、「80日間世界一周」「地底旅行」がわたしの一押しです。
青年期見た映画も、アクションもの一辺倒でした。
どちらかというと、恋愛ものとか、じめじめしたものがだめでした。
そんな私が、恋愛ものなのにとてもいいと思ったのが、「四月は君の嘘(うそ)」、広瀬すずさん、山崎賢人さんの演技が光りました。
「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」も良かったですね。
「君の膵臓を…」は、実写版とアニメ版があって、私はアニメ版のほうが良い(好きな)ようです。
アニメ版では、最後に亡くなった女の子からのメッセージがあって、悲しみのなかにも…。
例え亡くなっても、心は通じている…。
私たちには聞こえてなくても、亡き人はこんなにも話しかけてくれていたんだ…。
そんなことに気づかせてもらった映画でした。
あらためてこのように書いてみると、私は主人公が亡くなってしまうのに弱いようです。
命とは、大切な人が亡くなったとき、この世で一番大切のもので、人の生とはこんなにも煌(きら)めいていたのだと、はじめて気がつくものなのですね。
また、同時にそれは、命が煌めいていたことに気づけるだけの、たましいのきずながあったということなのだと思います。
生涯のなかで、たとえ短くても、たましいのきずなを意識するような人に出会えたとしたら、その人はとても幸運だといえるでしょう。