「傾聴」による気づきと学びのセミナー

対人援助と自己援助を考えるセミナー、から「傾聴」による気づきと学びのセミナー、と改名いたしました。

傾聴セミナー2

2022年03月03日 09時47分36秒 | 傾聴セミナー
〈アドバンス〉
 参加させていただいてありがとうございました。初めてのアドバンスコースでしたが、ベイシックコースからさらに深い学びを得られた貴重な機会となりました。
 これまでベイシックコース、エンカウンターセミナーに参加した際は、自分の話しをじっくり聴いていただけた充実感・安堵感と自己肯定感の高まりを感じました。一方で、自分は相手の話しを十分に聴けていなかったのではないか、聴き手が自分ではなくて他の人だったらもっと相手の話しは深まったのではないかと、聴き手側としてのスキルの低さに焦りを感じていました。傾聴の技術で自分に不足しているのは、映像を思い浮かべる想像力の低さにあるのだろうと思っていました。
 今回のアドバンスセミナーで、映像を思い浮かべることは一つの手段であり、より大事なのは相手に軸足をおき集中して話しを聴くことということを改めて認識しました。浮かんだ光景を伝えることで相手の考えとの一致やズレを確認すること、確認することで話し手自身が本当に話したかったことや本当の思いに気づいていくこと、その繰り返しによって話しが深まっていくことを実感しました。思い浮かんだことが相手とズレていても大丈夫と思えたことで、聴き手であるときの緊張感やプレッシャーが和らぎ、より相手の話しに集中できるようになってきました。相手の悩みの深さに一緒に迷いこんでしまう怖さ、答えが見えてこない不安に自分の気持ちを持っていかれそうになっても、それを一旦止めて相手の話しに耳を傾けるということが少しずつ分かってきたように思います。話しを聴くことに徹することで、相手の方がもともと持っている力に救われた(「こういう気持ちだった」と相手自身が気づいてくださった)と思う瞬間もありました。セッションを通して相手も自身の持つ力を改めて認識されたようにも見え、話しを聴くことができて良かったと私自身も思うことができました。
 今回は自分にあまり負い目を感じずにセミナーを終えることができました。参加回数を重ねるごとに自分の成長を少しずつ感じることができ嬉しい気持ちです。また次回新しい学びと、自身への発見が生まれることを楽しみにしています。
 ありがとうございました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする