「傾聴」による気づきと学びのセミナー

対人援助と自己援助を考えるセミナー、から「傾聴」による気づきと学びのセミナー、と改名いたしました。

6月11日のセミナーも盛会に終わりました。

2018年06月12日 12時10分14秒 | 傾聴セミナー
皆様、

11日のセミナーには12名の方がご参加してくださり、深め合いと、学びあいの1日となりました。
難しい内容ではありましたが、しっかりと取り組んでくださいました。

ベアの方から受けたズレや違和感、逆に、これほどまでに話を聴いてもらえたという安堵感や温かさ、それらを感じ取りながら、そう感じているご自身のことをも
丁寧に意識することができました。

会場の雰囲気、場が作る空気感、学びあいの質、どれもご参加くださった皆様が作りあげてくださったものです。改めて感謝申し上げます。
私にとってはこのセミナーは大きな挑戦でした。開催してよかった心から思います。
いま、温かい充足感を味わっています。来年も企画します。


今年は秋ごろに、長野の地で同様のセミナーを実現できればと思っています。


ブログ掲載を了承して頂いた方の中から、いくつかの感想を記します。


人の話を聞く事は、少し分かっていても、実際やってみると大変難しかったです。
「伝え返し」をしていただいて、何回か「あっ」と気づく事も体験できました。
自分自身を見つめなおす。自分との対話とはこういう事だと実感できました。
この体験を忘れず、人の話を聞く際に役立てたいと思います。
気持ちに向かう事、自分であっても人に対しても大切な事だと改めて思う事のできる時間でした。


以前のセミナーより少人数の分、じっくり考えたり、自分を見つめ直すことができたように思います。
つい自分のことを話してしまったり、決めつけてしまっていたり、していることが無意識だけどたくさんあると思いました。
肢体不自由児(医療的ケアあり)の母暦が長くなりつつあり、年少児さんたちの母から悩みを打ち明けられることもぐんと増えていて、
自分が感じてきた不安と重なるけれど、しっかり寄り添って聞いてあげられるようになれたらいいなと思います。
また、思春期どまん中の娘と息子の気持ちもしっかり聞けるお母さんになりたいなと思いました。


人の話を徹底して聴くことの難しさを体験しました。
日常生活の中で「聴いていたつもり」だったと・・・。いかに自分のフィルターにかけて聞いているのかが少し分かった気がしました。
そんな時に「色を感じてみる」・・・、だから今まで何度かセミナーなどの始まりに先生が色のお話をなさっていたんだと、先生の思考の緻密さの一端を垣間見ることができました。もっともっと教えて頂かなくては・・・、と思います。
「わかるー」とよくママ友との会話で言っていたなぁ・・・、少し発せずその奥を味ってみようと思います。
「うんうん」のうなづき・・・、深くしてみようと思います。どうもありがとうございました。


人の話を丁寧に聴くためには、自分自身が自分の気持ちや思いを言葉にして伝えられてなければいけないのだなあと感じました。
日頃、人の話を聴くことことの方が圧倒的に多いので、自分のことを話すことに慣れていないと言うか、とてもとまどいました。
相談をする人の気持ちを理解するためにも時々は自分のことを人に話してみることも大切だなあと思いました。
明日からの仕事にこの経験がどんな風に活かされるのか楽しみです。どうもありがとうございました。


相談やカウンセリングをするつもりが、いつの間にか結論やアドバイスに落とし込む営業トークになっているのではと、日頃の会話を振り返って思い当たることが多々あります。
問題の答えは自分の中にあることは分かっていますが、相談するときには話し手の中にあることを意識して信頼する能力を身につけたいと思いました。家庭内でも、十分な時間を取ることがなっていますが、「結論を急がない」「アドバイスをしない」という、私からの信頼を伝え続けたいと考えています。
日程を2週間ぐらい空けた2日間のセミナーで、宿題として各自、実践してフィードバックするすることができれば興味深いです。


午後の演習では9日(土)とは違う、聞き手としての意識をかえることに気づくきっかけになりました。
アドバイス・助言を一切考えずに、相手の情景を浮かべ、それを色や別のものに置き換えて、伝え返しをしてみるということをかなり意識しました。そうしたところ、その置き換えたことから、もっとお相手の方の本質の気持ちを語って下さり、表情がバッと変化したのを感じました。
相手の方は自分なりの思いを持ち、考えていることをしっかりと聴くことができました。情景をひたすら考えていたっら、○○さんはずっとお子さんの本当の気持ちを知りたい、分かりたいと思ってきたのではないか、だから頑張ってきたんだ!!。今ダンスをしているお子さんの輝きを実は表情や視線で分かろうとしているよね、と思えて、それを言葉にしたら泣かれました。話し手として逆にアドバイス・助言を受けっぱなしになると、なんとしんどいかを感じ、今まで申し訳なかったという気持ちを改めて感じました。ようやく、少し体得しようとするモードになったことに気づきました。長い歳月がかかりましたが・・・。
本当に長いトンネルからようやく光がさしてきました。感謝です。本当にありがとうございました。2日目のセミナー、いや、2日目だからこそよかったのですね!



沢山の学びと、時間と場を共にしてくださったことに感謝申し上げます。


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