年明けから婚活を再開している。
と言っても、ネットサイトでの相手探しだけど。
衆人環境下での「お見合いパーティー」みたいなのは気乗りがしない。
今のリアルな人間関係に絡んだ合コンや紹介の類も気乗りがしない。
あくまで静かにやりたい。
つい最近まで、1ヶ月くらいメールをやりとりしていた相手がいたが、終わりにさせてもらった。
なにせ1ヶ月で3往復しか成立しなかったもんな。
こちらは、翌日とか翌々日とか、わりとすぐにメールを返していたが、
相手は、返事を出すまで1週間くらい置くのは普通、と思っているみたいだった。
結婚って、良くも悪くも毎日顔を突き合わせる仲になるわけだよね。
「月に3往復のコミュニケーションがやっと」という状況の延長線上に、
そういう未来が拓けるようには思えなかった。
それに、交際初期にはそれなりの「勢い」ってもんが必要じゃないんだろうか。
ハートに「火がつく」とまさに言うけれど、
マッチだって、火をつけようという「意思」と、軸を擦る「スピード」がなければ火はつかない。
ライターだって、火をつけようという「意思」と、石を擦る「スピード」がなければ火はつかない。
正直、火さえついてしまえば後は勝手に大きくなる。
でも、火をつけるまでにはそれなりに意思的なエネルギーの注入が必要なんじゃないだろうか。
いささか品のない俗な表現で、自分としては嫌いだけど、わかりやすさのために言うなら、
「スペックは高い」人だった。
写真の雰囲気も悪くないし、同世代平均をだいぶ超える収入も得ている。文章も知的で真面目だ。
…でもな、「ちゃんと恋愛できるか」が見えない。
メールの第一声も「結婚後も仕事を続けたい」だった。
僕は共働き賛成だが、何も、いの一番で牽制してくることもないのにな…と感じた。
「仕事を続ける妨げにならない結婚相手」を求めているようなフシもあった。
ふわふわして甘い「互いの趣味嗜好」とか「理想の結婚生活」のような話は出ず、
ソリッドな「結婚後の具体的な生活条件の詰め」のような話に終始してしまった。
二人でドライブに行こうとしているのに、どこに行きたいとか、何がしたいという話にはならず、
自動車保険の話ばかりしているような、そんな「ズレ」も感じた。
余計なお世話を百も承知で言うなら、この女性のような人は、お見合いをすればいいんだと思う。
皮肉を言っているのではない。そういう体質の人っている、ってことだ。
スペックは高い。どこに出しても恥ずかしくない。
賢い人だから、結婚したらしたで、大きな失敗を引き起こすこともないだろう。
でも、恋愛事への関心は高くない。それよりも仕事の方が楽しかったりする。
だから、相手へも「すぐに返事しなきゃ」という意識にはならない。
これが見合いなら(僕は経験がないのであくまで伝え聞くところに基づくと)、
段階を踏むごとに「次はどうするの?1歩進むの?それともやめるの?」と決断を迫られる。
当然、回答の期限も区切られるから、返事に間があいて白けるようなこともない。
世話焼きの伴走者が、事態をどんどん前へ前へと進めてくれる。
恋愛感情が生まれるに越したことはないが、生まれなくたって結婚まで無事に導かれることも可能。
…とにかく、その方にはお断りを入れた。
メールを送ったら、即座に「こちらこそすみませんでした」と返事が来た。
なぜ今回だけ返事が異様に早いのか。意味するところはわからない。
「しまった!」と後悔してくれているのか、「ちょうどよかった!渡りに船」と思っているのか。
わからない。
わからないというのは結局、コミュニケーションが成り立っていなかった、ということの証しでもある。
また別の相手と、一から関係の築き直しだ…。
自分はその繰り返しに耐えられるのだろうか。
希望を捨てずにいられるのだろうか。
と言っても、ネットサイトでの相手探しだけど。
衆人環境下での「お見合いパーティー」みたいなのは気乗りがしない。
今のリアルな人間関係に絡んだ合コンや紹介の類も気乗りがしない。
あくまで静かにやりたい。
つい最近まで、1ヶ月くらいメールをやりとりしていた相手がいたが、終わりにさせてもらった。
なにせ1ヶ月で3往復しか成立しなかったもんな。
こちらは、翌日とか翌々日とか、わりとすぐにメールを返していたが、
相手は、返事を出すまで1週間くらい置くのは普通、と思っているみたいだった。
結婚って、良くも悪くも毎日顔を突き合わせる仲になるわけだよね。
「月に3往復のコミュニケーションがやっと」という状況の延長線上に、
そういう未来が拓けるようには思えなかった。
それに、交際初期にはそれなりの「勢い」ってもんが必要じゃないんだろうか。
ハートに「火がつく」とまさに言うけれど、
マッチだって、火をつけようという「意思」と、軸を擦る「スピード」がなければ火はつかない。
ライターだって、火をつけようという「意思」と、石を擦る「スピード」がなければ火はつかない。
正直、火さえついてしまえば後は勝手に大きくなる。
でも、火をつけるまでにはそれなりに意思的なエネルギーの注入が必要なんじゃないだろうか。
いささか品のない俗な表現で、自分としては嫌いだけど、わかりやすさのために言うなら、
「スペックは高い」人だった。
写真の雰囲気も悪くないし、同世代平均をだいぶ超える収入も得ている。文章も知的で真面目だ。
…でもな、「ちゃんと恋愛できるか」が見えない。
メールの第一声も「結婚後も仕事を続けたい」だった。
僕は共働き賛成だが、何も、いの一番で牽制してくることもないのにな…と感じた。
「仕事を続ける妨げにならない結婚相手」を求めているようなフシもあった。
ふわふわして甘い「互いの趣味嗜好」とか「理想の結婚生活」のような話は出ず、
ソリッドな「結婚後の具体的な生活条件の詰め」のような話に終始してしまった。
二人でドライブに行こうとしているのに、どこに行きたいとか、何がしたいという話にはならず、
自動車保険の話ばかりしているような、そんな「ズレ」も感じた。
余計なお世話を百も承知で言うなら、この女性のような人は、お見合いをすればいいんだと思う。
皮肉を言っているのではない。そういう体質の人っている、ってことだ。
スペックは高い。どこに出しても恥ずかしくない。
賢い人だから、結婚したらしたで、大きな失敗を引き起こすこともないだろう。
でも、恋愛事への関心は高くない。それよりも仕事の方が楽しかったりする。
だから、相手へも「すぐに返事しなきゃ」という意識にはならない。
これが見合いなら(僕は経験がないのであくまで伝え聞くところに基づくと)、
段階を踏むごとに「次はどうするの?1歩進むの?それともやめるの?」と決断を迫られる。
当然、回答の期限も区切られるから、返事に間があいて白けるようなこともない。
世話焼きの伴走者が、事態をどんどん前へ前へと進めてくれる。
恋愛感情が生まれるに越したことはないが、生まれなくたって結婚まで無事に導かれることも可能。
…とにかく、その方にはお断りを入れた。
メールを送ったら、即座に「こちらこそすみませんでした」と返事が来た。
なぜ今回だけ返事が異様に早いのか。意味するところはわからない。
「しまった!」と後悔してくれているのか、「ちょうどよかった!渡りに船」と思っているのか。
わからない。
わからないというのは結局、コミュニケーションが成り立っていなかった、ということの証しでもある。
また別の相手と、一から関係の築き直しだ…。
自分はその繰り返しに耐えられるのだろうか。
希望を捨てずにいられるのだろうか。