昼は会社隣駅の駅前にある弁当屋で鳥野菜中華炒めの弁当。590円。
味がいい。副菜の種類と全体のボリュームがもう少し充実しているといいが。
「上司の顔色を窺わないと退社しづらい」という、極めて幼稚な事態になっている。
40代半ばでこういう働き方をしなくてはならないとは、情けなさが極まる。
今日はその上司が会食とかで早めにいなくなったので、さっさと引き揚げる。
地元駅前の大戸屋で食事をしていると、まるで部屋の中に落ちたかのような大音量の雷鳴が轟く。
典型的な夏の夕立で、しばらくやり過ごせば落ち着くだろうことはわかっているものの、
喫茶店で本を読みながら時間を潰す、という器用な立ち回りが僕にはできず、
なぜか早く家に帰りたいのだ。
雷鳴・大雨・突風の中を、役に立たない傘を差しながらバス停へ向かう。
それだけでずぶ濡れに。
ただのビニール傘なのに「耐風仕様」を謳うこの傘、骨が派手に煽られても元に戻ったのはあっぱれだ。
到着したバスは、嫌味なくらいのっそりとバス停に横付けされる。
前方で手間取っている人がいるのか、列がなかなか動かない。
ようやくバスに乗り込むと、窓ガラス一面に滝のように水が流れている。
洗車機の中にいるようである。
バスは大して混まなかった。2人掛けのシートに1人で座る。
発車したバスは「前が見えませんのでゆっくり走ります」と、徐行運転。
外は大雨でも、窓から水漏れがあるわけでもなく、
エアコンの冷気も気持ちよいこちらは、至って気楽でいる。
しかし目的のバス停に着いても、雷・雨・風はいっこうにおさまらない。
もう覚悟を決めて突っ込んでいくしかない。
雷の音が近いので(「ゴロゴロ」ではなく「バキバキ」)、自分に落ちないとも限らない。
バス停から自宅までの数百メートルをノンストップで走り切る。
深い水たまりが道路いっぱいに広がっているが、避けようもないし、そもそも暗くて見えない。
家に着いた頃には、靴の中(ああ、革靴だ…)に水が溜まった。
さかさまにすればバシャッと水がこぼれるくらい。
古いTシャツを半分に裂いて靴の中に押し込む。
(しかしどうせならシャワーで中まで丸洗いしてからにすればよかった)。
近くの川のサイレンがひっきりなしに鳴り始める。
この雨は、この家に越してきて以来「最大規模」という気がする。それくらい猛烈な嵐だ。
それなのに、昼間の炎天下で熱が籠り切った室内は、いっこうに涼しくならない。
窓も開けられないから、エアコンをつける。
シャワーを浴びてエアコンの効いた部屋にいると、人心地がつく。
妻を迎えに行く頃には、その雨も嘘のようにやんだ。
味がいい。副菜の種類と全体のボリュームがもう少し充実しているといいが。
「上司の顔色を窺わないと退社しづらい」という、極めて幼稚な事態になっている。
40代半ばでこういう働き方をしなくてはならないとは、情けなさが極まる。
今日はその上司が会食とかで早めにいなくなったので、さっさと引き揚げる。
地元駅前の大戸屋で食事をしていると、まるで部屋の中に落ちたかのような大音量の雷鳴が轟く。
典型的な夏の夕立で、しばらくやり過ごせば落ち着くだろうことはわかっているものの、
喫茶店で本を読みながら時間を潰す、という器用な立ち回りが僕にはできず、
なぜか早く家に帰りたいのだ。
雷鳴・大雨・突風の中を、役に立たない傘を差しながらバス停へ向かう。
それだけでずぶ濡れに。
ただのビニール傘なのに「耐風仕様」を謳うこの傘、骨が派手に煽られても元に戻ったのはあっぱれだ。
到着したバスは、嫌味なくらいのっそりとバス停に横付けされる。
前方で手間取っている人がいるのか、列がなかなか動かない。
ようやくバスに乗り込むと、窓ガラス一面に滝のように水が流れている。
洗車機の中にいるようである。
バスは大して混まなかった。2人掛けのシートに1人で座る。
発車したバスは「前が見えませんのでゆっくり走ります」と、徐行運転。
外は大雨でも、窓から水漏れがあるわけでもなく、
エアコンの冷気も気持ちよいこちらは、至って気楽でいる。
しかし目的のバス停に着いても、雷・雨・風はいっこうにおさまらない。
もう覚悟を決めて突っ込んでいくしかない。
雷の音が近いので(「ゴロゴロ」ではなく「バキバキ」)、自分に落ちないとも限らない。
バス停から自宅までの数百メートルをノンストップで走り切る。
深い水たまりが道路いっぱいに広がっているが、避けようもないし、そもそも暗くて見えない。
家に着いた頃には、靴の中(ああ、革靴だ…)に水が溜まった。
さかさまにすればバシャッと水がこぼれるくらい。
古いTシャツを半分に裂いて靴の中に押し込む。
(しかしどうせならシャワーで中まで丸洗いしてからにすればよかった)。
近くの川のサイレンがひっきりなしに鳴り始める。
この雨は、この家に越してきて以来「最大規模」という気がする。それくらい猛烈な嵐だ。
それなのに、昼間の炎天下で熱が籠り切った室内は、いっこうに涼しくならない。
窓も開けられないから、エアコンをつける。
シャワーを浴びてエアコンの効いた部屋にいると、人心地がつく。
妻を迎えに行く頃には、その雨も嘘のようにやんだ。